4114 日本触媒
- 配当利回り
- 5.24%
- 配当性向
- 101%
- DOE
- 4.34%
- 総合スコア
- 36.9pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4114 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 5.24% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 113.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 36.9 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 0年 |
| 配当性向 | 100.76% |
| PER / PBR | 20.20 / 0.84 |
| ROE | 4.30% |
| DOE(株主資本配当率) | 4.34%(業種中央値 2.48%) |
日本触媒は化学セクターの企業で、決算期は3月です。時価総額は約3,398億円、自己資本比率は68.4%と、財務の土台は厚めです。
ROEは4.30%、営業利益率は4.38%で、どちらも化学業種の中央値(ROE 6.49%、営業利益率6.83%)を下回っています。PERは20.2倍、PBRは0.84倍です。
配当利回りは5.24%。ただし配当性向が100.76%に達しており、利益のほぼ全額を配当に回している状態です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 9.30% | 5.45% | 3.50% |
| 3年 | 9.30% | 6.38% | 3.50% |
| 1年 | 6.83% | 5.97% | 4.69% |
| 現在 | 5.24% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 37.50円 | 31.36% | 120円 |
| 18/03 | 40.00円 | 28.18% | 142円 |
| 19/03 | 42.50円 | 28.43% | 149円 |
| 20/03 | 45.00円 | 64.70% | 70円 |
| 21/03 | 22.50円 | —% | —円 |
| 22/03 | 45.00円 | 30.26% | 149円 |
| 23/03 | 45.00円 | 36.86% | 122円 |
| 24/03 | 45.00円 | —% | —円 |
| 25/03 | 114.00円 | 100.09% | 114円 |
| 26/03 | 113.00円 | 100.76% | 112円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは4.34%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りの動きと、5年の最高・平均・最低の水準線を重ねたグラフです。現在は5.24%で5年平均5.45%より少し低く、5年間の最高は9.3%、最低は3.5%でした。
5年・3年・1年それぞれの利回りの最大・平均・最小を並べた棒グラフです。1年平均5.97%、3年平均6.38%、5年平均5.45%と、期間によって平均が違います。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。2025年度は114円、2026年度は113円で、2026年度に1円の減配がありました。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの利回りは5.24%です。5年平均の5.45%をわずかに下回り、5年間のレンジは最低3.5%から最高9.3%に広がっています。直近1年の平均は5.97%でした。
連続増配は0年、非減配も0年です。直近の2026年度は1株113円で、前年度の114円から1円下がりました。額は小さくても、減配は減配です。
DOE(純資産配当率、減配しにくさの指標)は4.34%で、業種中央値2.48%と全国の目安2〜4%を上回ります。株主資本に対する還元の厚さは高い水準です。一方で配当性向は100.76%と、利益が配当を賄いきれていません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 4.30% |
| ROA | 2.89% |
| DOE | 4.34% |
| 自己資本比率 | 68.36% |
| EPS / BPS | 112 / 2684 |
| 収益性スコア | 0.68 |
| 還元スコア | 0.88 |
| 割安スコア | 1.25 |
収益性は業種の中央値を下回ります。ROEは4.30%(中央値6.49%)、ROAは2.89%(同3.94%)、営業利益率は4.38%(同6.83%)です。
成長は足踏みしています。売上成長率はマイナス2.31%、EPS成長率はマイナス1.54%で、EPSは112.15円でした。1株配当113円はこのEPSとほぼ同額で、配当性向が100%を超える理由はここにあります。
財務の厚みは残っています。自己資本比率は68.4%、フリーキャッシュフローは約52億円のプラスです。ただし、利益で配当を賄えない状態が続けば、この厚みを取り崩すことになります。
4. 割安度
PERは20.2倍で、業種中央値13.9倍より高い水準です。PBRは0.84倍で、中央値0.80倍とほぼ並びます。
利回りで見ると、現在の5.24%は5年平均5.45%より低く、直近1年平均5.97%よりも低い位置です。自社の利回り比は0.96で、5年平均に対して配当の取り分がやや薄くなっています。
割安スコアは1.254と高めに出ましたが、これは利回りと純資産の面を見た値です。利益の裏付けを測る収益性スコアは0.679にとどまります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2538円(利回り5.24%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2440円(利回り5.45%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1430円(利回り9.30%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 3800円(利回り3.50%) |
いまの株価は2440円(5年平均利回り水準)と3800円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約3.8%下がる計算です。
年間配当133円を前提に、利回りごとの株価を折れ線で示したグラフです。5年平均利回りに戻る株価は2,440円、5年最低利回りの株価は3,800円で、現在の2,537.5円は5年平均の水準より3.8%上にあります。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 36.9)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
配当性向80%超
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 直近3年内に減配
総合スコアは36.9点で、判定は「除外」(割安度区分では「対象外」)です。除外の根拠は配当性向が80%を超えている点にあります。
加点材料はDOEです。2%以上かつ業種平均以上で、株主資本に対する還元姿勢は良好と評価されます。減点材料は、直近3年内の減配(2026年度)と、配当性向100.76%という利益を超える配当水準です。
配当を続ける力は、これからの利益水準にかかっています。EPSが112.15円から回復して配当に届くのか、配当が利益の水準へ寄るのか。あなたが追うべき数字は、この二つの動きです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
日本触媒の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは5.24%で、過去5年平均の5.45%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約101%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2026年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

