4113 田岡化学工業
中立- 配当利回り
- 2.55%
- 配当性向
- 34%
- DOE
- 2.64%
- 総合スコア
- 56.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
田岡化学工業(4113)は化学の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4113 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.55% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 36.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 56.2 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 2年 |
| 配当性向 | 33.64% |
| PER / PBR | 8.60 / 0.67 |
| ROE | 8.06% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.64%(業種中央値 2.48%) |
田岡化学工業は化学に属する小型株で、時価総額は約133億円です。直近本決算のROEは8.06%で、化学の中央値6.49%を上回ります。営業利益率は6.16%で、化学の中央値6.83%を下回ります。自己資本比率は63.21%、フリーキャッシュフローは約11.3億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の11円から2026年3月期の107円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.80% | 3.14% | 1.69% |
| 3年 | 4.80% | 3.13% | 2.12% |
| 1年 | 3.99% | 2.90% | 2.12% |
| 現在 | 2.55% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 10.00円 | 11.36% | 88円 |
| 18/03 | 9.00円 | 9.46% | 95円 |
| 19/03 | 20.00円 | 15.76% | 127円 |
| 20/03 | 24.00円 | 18.13% | 132円 |
| 21/03 | 28.00円 | 17.53% | 160円 |
| 22/03 | 36.00円 | 74.98% | 48円 |
| 23/03 | 27.00円 | 124.54% | 22円 |
| 24/03 | 18.00円 | 31.44% | 57円 |
| 25/03 | 31.00円 | 30.04% | 103円 |
| 26/03 | 36.00円 | 33.64% | 107円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.64%(業種中央値は2.48%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
いまの利回りは2.55%で、5年平均の3.14%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は4.80%でした。
直近1年の平均利回り(2.90%)は5年平均(3.14%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
2024年に減配があった点は要チェック。そこからの回復ぶりを棒グラフで確認してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.55%です。5年平均の3.14%/直近1年平均の2.90%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは1.69%〜4.80%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2001年3月期8円、2002年3月期8円、2003年3月期8円、2008年3月期6円、2010年3月期3円、2011年3月期6円、2012年3月期6円、2013年3月期6円、2014年3月期6円、2015年3月期8円、2016年3月期10円、2017年3月期10円、2018年3月期9円、2019年3月期20円、2020年3月期24円、2021年3月期28円、2022年3月期36円、2023年3月期27円、2024年3月期18円、2025年3月期31円、2026年3月期36円と推移しました。連続増配は2年、非減配は2年です。直近の減配は2024年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は2.64%です。化学の中央値2.48%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は33.64%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 8.06% |
| ROA | 4.96% |
| DOE | 2.64% |
| 自己資本比率 | 63.21% |
| EPS / BPS | 107 / 1364 |
| 収益性スコア | 1.13 |
| 還元スコア | 1.03 |
| 割安スコア | 0.73 |
売上高成長率は10.90%、EPS成長率は3.70%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年3月期11円、2014年3月期82円、2015年3月期113円、2016年3月期77円、2017年3月期88円、2018年3月期95円、2019年3月期127円、2020年3月期132円、2021年3月期160円、2022年3月期48円、2023年3月期22円、2024年3月期57円、2025年3月期103円、2026年3月期107円と推移しました。ROEは8.06%で、化学の中央値6.49%を上回ります。ROAは4.96%で、化学の中央値3.94%を上回ります。営業利益率は6.16%で、化学の中央値6.83%を下回ります。自己資本比率は63.21%、フリーキャッシュフローは約11.3億円のプラスです。
4. 割安度
PERは8.60倍、PBRは0.67倍です。PBRは化学の中央値0.80倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.81倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは0.73です(収益性スコア1.13・還元スコア1.03との対比)。スコアリングの判定根拠は「自社平均より低利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 823円(利回り2.55%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 669円(利回り3.14%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 438円(利回り4.80%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 1243円(利回り1.69%) |
いまの株価は669円(5年平均利回り水準)と1243円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約18.7%下がる計算です。
株価は669円(5年平均利回り水準)と1243円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 56.2)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
自社平均より低利回り
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 直近3年内に減配
総合スコアは56.2点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。注意点は「直近3年内に減配」です。
連続増配は2年、非減配は2年です。2024年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
田岡化学工業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.55%で、過去5年平均の3.14%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また2年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約34%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2024年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

