4091 日本酸素ホールディングス
中立- 配当利回り
- 1.20%
- 配当性向
- 22%
- DOE
- 2.29%
- 総合スコア
- 52.8pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4091 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.20% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 62.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 52.8 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 21年 |
| 配当性向 | 21.66% |
| PER / PBR | 19.33 / 1.97 |
| ROE | 11.27% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.29%(業種中央値 2.48%) |
日本酸素ホールディングスは化学セクターに属し、3月期決算の会社です。時価総額は約2兆3,961億円。ROEは11.27%、営業利益率は14.55%で、化学業種の中央値(ROE 6.49%、営業利益率 6.83%)を大きく上回ります。自己資本比率は43.98%あり、財務の土台も厚めです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 2.08% | 1.35% | 0.91% |
| 3年 | 1.54% | 1.16% | 0.91% |
| 1年 | 1.39% | 1.19% | 1.00% |
| 現在 | 1.20% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 20.00円 | 24.91% | 80円 |
| 18/03 | 23.00円 | 20.35% | 113円 |
| 19/03 | 25.00円 | 26.20% | 95円 |
| 20/03 | 28.00円 | 22.72% | 123円 |
| 21/03 | 28.00円 | 23.51% | 119円 |
| 22/03 | 34.00円 | 22.95% | 148円 |
| 23/03 | 38.00円 | 22.51% | 169円 |
| 24/03 | 44.00円 | 17.98% | 245円 |
| 25/03 | 51.00円 | 22.35% | 228円 |
| 26/03 | 62.00円 | 21.66% | 286円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.29%(業種中央値は2.48%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
月次の配当利回りを折れ線で追い、5年の最大・平均・最小を水準線で示したグラフです。利回りは2022年12月の2.08%から低下し、直近は1.2%前後で推移しています。5年平均の1.35%を下回る期間が長く続いています。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で並べたグラフです。平均利回りは5年で1.35%、3年で1.16%、1年で1.19%でした。現在の1.20%は直近1年の平均とほぼ同じ水準です。
年度ごとの1株配当を、株式分割調整後の値で示した棒グラフです。2017年度の20円から2026年度の62円まで、10年で3倍超に伸びました。2021年度は28円で横ばいでしたが、それ以外は増配が続いています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.20%です。5年平均の1.35%より低く、過去5年のレンジ(0.91%〜2.08%)では下寄りの位置にいます。1株配当は2025年度の51円から2026年度の62円へ伸び、5年連続で増配しました。減配は2005年が最後で、非減配は21年続いています。
配当性向は21.66%と低く、利益の約5分の1だけを配当に回している計算です。
DOE(株主資本配当率。純資産に対して何%を配当に回すかを示し、利益が振れても減配しにくいかを測る指標)は2.29%でした。化学業種の中央値2.48%をわずかに下回り、全国目安の2〜4%の下限寄りです。配当の厚みより、増配の余地を残している水準と読めます。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 11.27% |
| ROA | 4.48% |
| DOE | 2.29% |
| 自己資本比率 | 43.98% |
| EPS / BPS | 286 / 2812 |
| 収益性スコア | 1.67 |
| 還元スコア | 0.82 |
| 割安スコア | 1.93 |
稼ぐ力は業種平均を上回っています。ROEは11.27%(業種中央値6.49%)、ROAは4.48%(同3.94%)、営業利益率は14.55%(同6.83%)です。EPSは286.22円で、前期比25.43%増でした。売上高の伸びは3.94%と、利益のほうが速く伸びています。
自己資本比率は43.98%、フリーキャッシュフローは約698億円のプラスです。配当の原資になる現金は確保できています。
4. 割安度
株価指標は業種の中央値より高めです。PERは19.33倍(中央値13.9倍)、PBRは1.97倍(同0.80倍)でした。高い収益性が、この水準の株価に織り込まれています。
配当利回りで見ると、現在の1.20%は5年平均1.35%の約0.89倍です。5年平均利回りに戻る株価は約4,889円で、現在の5,512円はそれを上回っています。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 5512円(利回り1.20%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4889円(利回り1.35%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 3173円(利回り2.08%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 7253円(利回り0.91%) |
いまの株価は4889円(5年平均利回り水準)と7253円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約11.3%下がる計算です。
株価の推移と、利回りを基準にした株価水準を重ねた折れ線です。現在の5,512円に対し、5年平均利回り(1.35%)に相当する株価は約4,889円、5年最低利回り(0.91%)に相当する株価は約7,253円です。現在の株価はこの2本の線のあいだにあります。※売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 52.8)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
総合スコアは52.8点、判定は「中立」です。ROE10%以上の高収益と5年連続増配が加点に働き、注意事項はありません。一方で、株価指標が業種中央値より高く、利回りも自社の5年平均を下回るため、割安度の面では評価が伸びませんでした。
配当性向21.66%、DOE 2.29%という数字は、増配を続ける余力が残っていることを示します。利回りの水準そのものは低めなので、配当収入より増配の継続を重視する人向けの銘柄です。異常値は検出されていません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
日本酸素ホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.20%で、過去5年平均の1.35%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また21年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約22%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2005年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

