【高配当】セントラル硝子(4044)配当分析|利回り3.80%

4044 セントラル硝子

中立
配当利回り
3.80%
配当性向
50%
DOE
3.48%
総合スコア
62.2pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4044
業種化学
配当利回り(株価ベース)3.80%
1株配当(最新期・分割調整済)170.00円
総合判定中立
総合スコア62.2
連続増配0年
非減配8年
配当性向50.40%
PER / PBR11.71 / 0.79
ROE6.71%
DOE(株主資本配当率)3.48%(業種中央値 2.48%)

セントラル硝子は化学セクターに属し、決算期は3月です。時価総額は約1,027億円で、PBRは0.79倍。業種中央値の0.80倍とほぼ同じ水準にあります。

収益面では、ROEが6.71%、営業利益率が6.94%です。業種中央値はそれぞれ6.49%と6.83%なので、どちらも中央値をわずかに上回ります。1株あたり利益(EPS)は337.27円、1株あたり純資産(BPS)は4,986.36円です。

最新期の売上高成長率は0.17%とほぼ横ばいでした。一方でEPSは47.19%伸びています。売上が動かないまま利益が戻ったのが、直近の姿です。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年7.09%5.29%3.49%
3年7.09%5.47%3.70%
1年5.61%4.52%3.70%
現在3.80%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0355.00円21.07%261円
18/0330.00円40.84%73円
19/0375.00円40.06%187円
20/0375.00円47.29%159円
21/0375.00円—%—円
22/0375.00円—%—円
23/03115.00円9.41%1222円
24/03159.00円31.58%503円
25/03170.00円74.19%229円
26/03170.00円50.40%337円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.48%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 8.00 5年最大 7.09 5年平均 5.29 5年最小 3.49 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 3.80

折れ線は月ごとの配当利回りで、株価が上がると下がり、配当が増えると上がります。この銘柄は2023年末に6.93%まで上昇した後、緩やかに低下し、いまは3.80%です。5年平均の5.29%を下回る位置にあります。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 5年 最大: 7.09 7.09 5年 平均: 5.29 5.29 5年 最小: 3.49 3.49 5年 3年 最大: 7.09 7.09 3年 平均: 5.47 5.47 3年 最小: 3.70 3.70 3年 1年 最大: 5.61 5.61 1年 平均: 4.52 4.52 1年 最小: 3.70 3.70 1年 現在 3.80 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を並べた棒グラフです。平均は5年で5.29%、3年で5.47%、1年で4.52%と短い期間ほど低くなっています。現在の3.80%は1年の最小3.70%に近い水準です。

0.00 50.00 100.00 150.00 200.00 2017 2017年 55.00円 2018 2018年 30.00円 2019 2019年 75.00円 2020 2020年 75.00円 2021 2021年 75.00円 2022 2022年 75.00円 2023 2023年 115.00円 2024 2024年 159.00円 2025 2025年 170.00円 2026 2026年 170.00円

年度ごとの配当金を、株式分割を調整した値で並べた棒グラフです。2018年の30円を底に、2019年に75円、2023年に115円、2024年に159円、2025年に170円と階段状に増えました。2026年も170円で、増額は一服しています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.80%です。5年平均は5.29%で、5年間の最高は7.09%、最低は3.49%でした。現在値は5年レンジの下端に近い位置にあります。直近1年に絞ると平均は4.52%、最低は3.70%で、ここ1年も利回りは低下方向に動きました。

年間配当は2025年が170円、2026年も170円で横ばいです。2018年に55円から30円へ減配した後、2019年に75円へ戻し、2023年に115円、2024年に159円と段階的に引き上げてきました。連続増配の年数は0年、減配なしの年数は8年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

減配しにくさを測るDOE(純資産配当率)は3.48%で、業種中央値の2.48%を上回ります。全国の目安である2〜4%の範囲にも収まっています。配当性向は50.40%で、利益の半分ほどを株主に回している計算です。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE6.71%
ROA4.23%
DOE3.48%
自己資本比率64.81%
EPS / BPS337 / 4986
収益性スコア1.04
還元スコア1.20
割安スコア0.71

自己資本比率は64.81%と高く、財務の土台は厚めです。フリーキャッシュフローは約164億円のプラスで、配当の原資になる現金は確保されています。

収益性はROEが6.71%(業種中央値6.49%)、ROAが4.23%(同3.94%)、営業利益率が6.94%(同6.83%)。3指標とも中央値をわずかに上回りますが、差は小さく、突出した水準ではありません。

利益の振れ幅は大きめです。EPSは2023年に1,222.10円、2024年に503.48円、2025年に229.14円、2026年に337.30円と推移しました。配当性向も2023年の9.41%から2025年の74.19%まで動き、2026年は50.40%に落ち着いています。配当額は利益の増減ほどには動かしていないため、あなたが利益水準を見るときは単年でなく複数年で追うのが向いています。

4. 割安度

PERは11.71倍で、業種中央値27.25倍を大きく下回ります。PBRは0.79倍で、中央値0.80倍とほぼ並びます。純資産に対して1倍を割っているため、市場は帳簿上の価値より低く評価している状態です。

利回りの面では、現在の3.80%が5年平均5.29%を下回っています。スコア上の「自社利回り比」は0.72、割安スコアは0.71です。株価が上がって利回りが縮んだ結果、自社の過去水準と比べた割安度は薄れています。

同業との比較ではPERが低く、自社の過去との比較では利回りが低い。見る物差しによって位置づけが分かれます。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価4470円(利回り3.80%)
5年平均利回りに戻る株価3214円(利回り5.29%)
5年最高利回り時の株価2398円(利回り7.09%)
5年最低利回り時の株価4871円(利回り3.49%)

いまの株価は3214円(5年平均利回り水準)と4871円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約28.1%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 5年最低利回り水準 4,871 5年平均利回り水準 3,214 5年最高利回り水準 2,398 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 4,470

株価と、過去の利回り水準から逆算した株価ラインを重ねた折れ線です。5年平均利回りに戻る株価は3,214円、5年最低利回りに戻る株価は4,871円で、現在の株価4,470円はこの2本のあいだにあります。売買を推奨するものではなく、過去の利回りレンジとの位置関係を示す参考値です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 62.2)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは62.2点、判定は「中立」です。還元スコア1.198が全体を押し上げ、割安スコア0.71と自社利回り比0.72が点数を削っています。

配当の持続性を支えているのは、利益よりも財務の厚みです。2025年はEPSが229.14円まで落ちて配当性向が74.19%に達しましたが、会社は170円を据え置き、2026年も同額を維持しました。自己資本比率64.81%、DOE3.48%(業種中央値2.48%)という数字は、純資産を基準に配当を守る姿勢として読めます。減配なしは8年ですが、2018年には55円から30円への減配も経験しています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

シグナルが割れるのは、物差しが違うからです。PERは11.71倍で業種中央値27.25倍を大きく下回り、PBRも0.79倍と1倍を割っています。それでも利回り3.80%は5年平均5.29%より低く、株価が4,470円まで上がったぶん、自社の過去基準で見た割安度は薄れました。バリュートラップの観点で私が見るのは低いPERそのものではなく、売上高成長率0.17%と横ばいのなかで配当が75円から170円へ増えた点で、配当性向が2025年74.19%、2026年50.40%と利益次第で大きく動く以上、配当の余力はEPSの水準に直結します。異常値は検出されていません。

6. よくある質問

セントラル硝子の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.80%で、過去5年平均の5.29%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約50%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2018年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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