【15年連続増配】アドソル日進(3837)配当分析|利回り3.87%・15年連続増配

3837 アドソル日進

中立
配当利回り
3.87%
配当性向
53%
DOE
11.31%
総合スコア
82.8pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード3837
業種情報・通信業
配当利回り(株価ベース)3.87%
1株配当(最新期・分割調整済)46.00円
総合判定中立
総合スコア82.8
連続増配15年
非減配15年
配当性向52.96%
PER / PBR16.30 / 3.54
ROE21.55%
DOE(株主資本配当率)11.31%(業種中央値 4.34%)

アドソル日進は情報・通信業に属し、決算月は3月です。直近の最新会計年度は2026年度で、売上高成長率は10.9%、EPS成長率は32.0%でした。営業利益率は12.5%で、業種中央値の8.5%を上回ります。

ROEは21.6%、ROAは14.7%です。業種中央値はそれぞれ11.1%と6.7%なので、資本を効率よく利益に変える力は業種の水準を大きく超えています。自己資本比率は67.6%あり、財務の土台も厚いです。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年5.67%3.11%1.79%
3年5.67%3.40%2.51%
1年3.77%3.17%2.51%
現在3.87%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0310.00円49.00%20円
18/0310.50円34.25%31円
19/0313.50円35.57%38円
20/0316.00円35.56%45円
21/0316.50円35.97%46円
22/0318.00円42.55%42円
23/0319.00円42.03%45円
24/0321.50円40.92%53円
25/0330.00円91.19%33円
26/0346.00円52.96%87円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは11.31%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は4.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 5年最大 5.67 5年平均 3.11 5年最小 1.79 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 3.43

月次の利回りを線で結び、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねています。線が高い月は、株価に対して配当が大きく見える月です。この銘柄は2021年9月の1.79%から2025年4月の4.80%まで振れ、いまの3.87%は5年平均3.11%より上にあります。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 5年 最大: 5.67 5.67 5年 平均: 3.11 3.11 5年 最小: 1.79 1.79 5年 3年 最大: 5.67 5.67 3年 平均: 3.40 3.40 3年 最小: 2.51 2.51 3年 1年 最大: 3.77 3.77 1年 平均: 3.17 3.17 1年 最小: 2.51 2.51 1年 現在 3.87 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大、平均、最小を並べた棒グラフです。期間ごとの利回りの幅を見比べられます。この銘柄の平均は5年が3.11%、3年が3.40%、1年が3.17%で、5年の最大5.67%に対して現在は3.87%です。

0.00 20.00 40.00 60.00 2017 2017年 10.00円 2018 2018年 10.50円 2019 2019年 13.50円 2020 2020年 16.00円 2021 2021年 16.50円 2022 2022年 18.00円 2023 2023年 19.00円 2024 2024年 21.50円 2025 2025年 30.00円 2026 2026年 46.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で並べています。棒が右へ伸びるほど、配当が増えてきた歴史です。この銘柄は2017年の10.0円から2026年の46.0円まで伸び、15年連続で増配しています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.87%です。5年平均は3.11%、5年最大は5.67%、最小は1.79%でした。現在の水準は直近1年の最大3.77%を上回り、5年の幅では中ほどよりやや上に位置します。

増配の実績は15年連続で、減配は2011年が最後です。分割調整後の1株配当は2017年の10.0円から2026年の46.0円へ積み上がりました。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当性向は2025年の91.19%から2026年の52.96%へ、38.2pt下がりました。分子の配当が増えても、分母のEPSが32.9円から86.86円へ跳ねたためです。この急変は配当の減少ではなく利益の変動に由来しますが、利益が振れる年には配当性向も大きく動くと読めます。

DOE(純資産配当率。純資産に対して配当をどれだけ払うかの指標)は11.31%です。業種中央値は4.34%、全国の目安は2〜4%なので、この銘柄の株主資本に対する還元は目安を大きく上回っています。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE21.55%
ROA14.71%
DOE11.31%
自己資本比率67.63%
EPS / BPS87 / 400
収益性スコア1.87
還元スコア1.77
割安スコア1.41

利益の質は数字に出ています。ROEは21.6%で業種中央値11.1%の約2倍、営業利益率は12.5%で中央値8.5%を上回りました。EPSは2025年の32.9円から2026年の86.86円へ動いています。

財務の安定度は自己資本比率67.6%が示します。フリーキャッシュフローは約18.8億円で、配当を支える現金が手元で生まれています。

2025年のEPSは32.9円と低く、配当性向は91.19%まで上がりました。単年の利益は上下するので、あなたが見るなら複数年のEPSの並びも合わせて確認したいところです。

4. 割安度

PERは16.3倍で、業種中央値17.5倍をわずかに下回ります。一方PBRは3.54倍で、業種中央値1.87倍の約1.9倍です。利益に対しては業種並み、純資産に対しては高い評価を受けています。

配当利回りは3.87%で、5年平均の3.11%を上回ります。3年平均は3.40%、1年平均は3.17%でした。スコアの判定根拠には「割安感が乏しい」とあり、PBRの水準が割安度の評価を押し下げています。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1343円(利回り3.87%)
5年平均利回りに戻る株価1672円(利回り3.11%)
5年最高利回り時の株価917円(利回り5.67%)
5年最低利回り時の株価2905円(利回り1.79%)

いまの株価は1672円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5年最低利回り水準 2,905 5年平均利回り水準 1,672 5年最高利回り水準 917 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 1,343

株価の折れ線に、利回りの過去水準から逆算した価格の線を重ねています。線との距離で、いまの株価が過去の利回りに対してどこにあるかがわかります。現在の株価は1343円で、5年平均利回りに戻る株価は1672円、利回りが低い側の上限線は2905円です。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 82.8)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは82.8点、判定は「中立」です。収益性スコア1.87と還元スコア1.775が高く、割安スコアは1.412にとどまります。加点は、ROE10%以上、10年連続増配、利回り3%以上、DOE2%以上かつ業種平均以上の4項目でした。

強みは、高い収益力、15年続く増配、DOE11.31%という還元姿勢の3点です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

見ておく点は2つあります。配当性向が前年比で38.2pt急変しており、利益の振れが配当性向に直結します。またPBR3.54倍は業種中央値を上回り、割安感は乏しい水準です。配当の積み上げと株価の評価は別の軸なので、両方を並べて判断してください。

6. よくある質問

アドソル日進の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.87%で、過去5年平均の3.11%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

15年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約53%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2011年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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