【15年連続増配】アバントグループ(3836)配当分析|利回り2.70%・15年連続増配

3836 アバントグループ

中立
配当利回り
2.70%
配当性向
38%
DOE
7.71%
総合スコア
81.2pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード3836
業種情報・通信業
配当利回り(株価ベース)2.70%
1株配当(最新期・分割調整済)32.00円
総合判定中立
総合スコア81.2
連続増配15年
非減配15年
配当性向38.36%
PER / PBR13.00 / 2.56
ROE19.79%
DOE(株主資本配当率)7.71%(業種中央値 4.34%)

アバントグループは情報・通信業に属し、決算期は6月です。時価総額は約385億円で、直近の売上高成長率は7.98%でした。

ROEは19.79%と、業種中央値の11.13%を大きく上回ります。営業利益率も15.41%あり、業種中央値8.50%のほぼ2倍です。稼ぐ力は数字に出ています。

一方でEPS(1株あたり利益)は前期比11.41%減でした。売上は伸びているのに利益は縮んだ形なので、次の決算で戻るかどうかを、あなたも確認しておきたいところです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年3.08%1.57%0.83%
3年3.08%1.85%1.11%
1年3.08%2.39%1.74%
現在2.70%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/064.00円22.63%18円
18/066.00円21.21%28円
19/067.50円21.39%35円
20/069.00円21.99%41円
21/0610.00円21.89%46円
22/0613.00円23.91%54円
23/0615.00円26.95%56円
24/0619.00円24.80%77円
25/0625.00円26.55%94円
26/0632.00円38.36%83円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは7.71%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は4.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年最大 3.08 5年平均 1.57 5年最小 0.83 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2.70

月ごとの配当利回りを線で示し、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が上にあるほど、その月の株価が配当に対して低かったことを表します。現在の2.70%は5年平均1.57%を上回り、5年最大3.08%に近づいています。2021年9月の0.91%からは、長い上昇が続いてきました。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年 最大: 3.08 3.08 5年 平均: 1.57 1.57 5年 最小: 0.83 0.83 5年 3年 最大: 3.08 3.08 3年 平均: 1.85 1.85 3年 最小: 1.11 1.11 3年 1年 最大: 3.08 3.08 1年 平均: 2.39 2.39 1年 最小: 1.74 1.74 1年 現在 2.70 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を並べた棒グラフです。期間が短くなるほど平均が高くなるのが読みどころです。平均は5年で1.57%、3年で1.85%、直近1年で2.39%と切り上がっています。1年の最小1.74%が5年平均を上回っている点にも、水準の変化が出ています。

0.00 10.00 20.00 30.00 40.00 2017 2017年 4.00円 2018 2018年 6.00円 2019 2019年 7.50円 2020 2020年 9.00円 2021 2021年 10.00円 2022 2022年 13.00円 2023 2023年 15.00円 2024 2024年 19.00円 2025 2025年 25.00円 2026 2026年 32.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で示した棒グラフです。高さが揃って右へ伸びていれば、増配が続いた証拠になります。2017年の4.0円から2026年の32.0円まで、棒は毎年高くなりました。増配は15年連続で、最後の減配は2011年です。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは2.70%です。5年平均は1.57%、5年間の最大は3.08%、最小は0.83%でした。直近1年の平均は2.39%で、5年平均を0.82ポイント上回ります。

増配の記録は15年連続です。最後に減配したのは2011年で、集計できた17年分のなかで、それ以降は一度も下げていません。分割調整後の1株配当は2017年の4.0円から2026年の32.0円へ伸びました。

DOE(株主資本配当率)は7.71%です。DOEは配当を株主資本に対する割合で見る指標で、利益が振れても配当が動きにくい目安になります。全国的な目安は2〜4%、業種中央値は4.34%ですから、どちらも上回っています。

配当性向は38.36%です。2025年の26.55%から上がりましたが、利益の4割弱にとどまり、余力は残っています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE19.79%
ROA12.36%
DOE7.71%
自己資本比率60.34%
EPS / BPS83 / 423
収益性スコア1.81
還元スコア1.39
割安スコア1.06

自己資本比率は60.34%で、財務の土台は厚めです。ROAは12.36%と業種中央値6.68%の約1.9倍あり、資産の使い方も効率的です。フリーキャッシュフローは約24.5億円のプラスでした。

1株あたりの数字を追います。EPSは2012年の5.09円から2025年の94.16円まで伸び、2026年は83.42円に下がりました。減益でも配当は25円から32円へ増えています。そのぶん配当性向が26.55%から38.36%に上がった点は、あなたの目で見ておく価値があります。

PERは13.0倍で業種中央値17.55倍より低く、PBRは2.56倍で業種中央値1.87倍より高い水準です。利益に対しては控えめ、純資産に対しては高めという評価です。

4. 割安度

利回りを軸に見ると、現在の2.70%は5年平均1.57%を上回り、5年最大3.08%に近い位置です。1年平均2.39%と比べても高めです。株価が下がったぶん、利回りが押し上げられた形になります。

株価倍率は別の顔を見せます。PERは13.0倍で業種中央値17.55倍を下回る一方、PBRは2.56倍で業種中央値1.87倍を上回ります。高いROE(19.79%)が、純資産に対する高い評価を支えています。

スコアリングでは割安スコアが1.057で、判定根拠は「割安感が乏しい」でした。利回りの水準と倍率の水準で読み取れる内容が食い違うため、どちらか片方だけで結論を出さないほうが安全です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1185円(利回り2.70%)
5年平均利回りに戻る株価2038円(利回り1.57%)
5年最高利回り時の株価1039円(利回り3.08%)
5年最低利回り時の株価3855円(利回り0.83%)

いまの株価は2038円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 5年最低利回り水準 3,855 5年平均利回り水準 2,038 5年最高利回り水準 1,039 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 1,185

現在の株価と、利回りが5年平均に戻る水準の株価を線で比べるグラフです。売買の推奨ではなく、過去の利回りを株価に置き換えた目安として使います。年間配当32.0円に対し、現在株価は1,185円です。利回りが5年平均1.57%になる株価は2,038円で、現在株価から72.0%離れた位置にあります。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 81.2)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは81.2点、判定は「中立」です。収益性スコア1.814、還元スコア1.389に対して、割安スコアは1.057にとどまりました。稼ぐ力と還元姿勢が点数を押し上げ、倍率面が上値を抑えています。

加点の材料は3つです。ROE10%以上の高収益、10年連続以上の増配(実績は15年連続)、そしてDOE2%以上かつ業種平均以上という還元姿勢です。減配は2011年が最後で、異常値の検出はありません。

気になる点は2026年の利益です。EPSが前期から減る一方で配当は増えたため、配当性向は38.36%に上がりました。この水準は利益の4割弱で、直ちに無理のある数字ではありません。ただし利益が戻らないまま増配が続くと、性向は上がり続けます。次の決算で利益の方向を確認してください。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

アバントグループの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.70%で、過去5年平均の1.57%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

15年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約38%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2011年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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