1835 東鉄工業
中立- 配当利回り
- 3.76%
- 配当性向
- 40%
- DOE
- 3.90%
- 総合スコア
- 63.1pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1835 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.76% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 150.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 63.1 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 5年 |
| 配当性向 | 40.22% |
| PER / PBR | 14.40 / 1.39 |
| ROE | 10.08% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.90%(業種中央値 3.74%) |
東鉄工業は鉄道関連の土木・軌道工事を中心とする建設会社で、東証の建設業に分類されます。時価総額は約1,939億円、直近2026年3月期のEPSは372.99円、BPSは3,851.87円です。自己資本比率は65.72%と高く、営業利益率10.80%は建設業の中央値7.08%を上回ります。フリーキャッシュフローは約3.4億円のプラスを確保しました。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.57% | 4.03% | 2.61% |
| 3年 | 5.57% | 3.91% | 2.61% |
| 1年 | 3.84% | 3.33% | 2.61% |
| 現在 | 3.76% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 48.00円 | 17.64% | 272円 |
| 18/03 | 58.00円 | 20.21% | 287円 |
| 19/03 | 78.00円 | 30.34% | 257円 |
| 20/03 | 93.00円 | 30.04% | 310円 |
| 21/03 | 77.00円 | 30.20% | 255円 |
| 22/03 | 85.00円 | 54.94% | 155円 |
| 23/03 | 92.00円 | 40.06% | 230円 |
| 24/03 | 97.00円 | 40.25% | 241円 |
| 25/03 | 135.00円 | 40.19% | 336円 |
| 26/03 | 150.00円 | 40.22% | 373円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.90%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
折れ線が月次の配当利回り、水平線が5年間の最大・平均・最小の水準です。いまの利回りは3.76%で、5年平均4.03%を下回り、最高5.57%からは距離があります。水準線と折れ線の位置関係を見ると、株価が上がって利回りが薄まった局面だと読めます。
棒は5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小をならべています。直近1年の平均は3.33%で、5年平均4.03%より低い位置です。期間が短くなるほど平均が下がっており、利回りの縮小が続いてきたことが分かります。
棒は分割調整後の1株あたり配当です。2021年に93円から77円へ下げたあと、2022年以降は85円、92円、97円、135円、150円と5年連続で増配しています。右側の伸びが配当の積み上がりを示します。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
直近の配当利回りは3.76%です。5年平均の4.03%を下回り、過去5年は最低2.61%から最高5.57%の範囲で動いてきました。配当性向は40.22%で、利益の約4割を配当に回す方針が2023年3月期以降定着しています。1株配当は分割調整ベースで2021年に減配したあと、2022年から2026年まで5年連続で増配し、150円まで積み上がりました。DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を出すかを示し、利益が振れても減配しにくいかの目安になります)は3.90%で、建設業の中央値3.74%と全国的な目安である2〜4%のどちらも上回ります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 10.08% |
| ROA | 6.30% |
| DOE | 3.90% |
| 自己資本比率 | 65.72% |
| EPS / BPS | 373 / 3852 |
| 収益性スコア | 1.25 |
| 還元スコア | 1.02 |
| 割安スコア | 1.16 |
収益性は業種平均を上回ります。ROEは10.08%で建設業の中央値と同水準、ROA6.30%は中央値5.08%を、営業利益率10.80%は中央値7.08%を超えます。EPSは2022年3月期に154.71円まで落ち込んだあと、2026年3月期は372.95円まで戻し、直近のEPS成長率は11.05%です。増収率は1.86%と伸びは緩やかですが、自己資本比率65.72%と手元のフリーキャッシュフロー黒字が財務の下支えになっています。
4. 割安度
PERは14.4倍で建設業の中央値13.15倍をやや上回り、PBRは1.39倍で中央値1.15倍より高い位置です。配当利回り3.76%は自社の5年平均4.03%を下回り、自社平均に対する比率は0.93倍にとどまります。株価3,985円は5年平均利回りに対応する目安3,722円を6.6%上回っており、利回りから見た割安感は乏しい状態です。指標面では収益性が評価される一方、株価水準は過去平均より高めに位置しています。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 3985円(利回り3.76%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3722円(利回り4.03%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2693円(利回り5.57%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 5747円(利回り2.61%) |
いまの株価は3722円(5年平均利回り水準)と5747円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約6.6%下がる計算です。
折れ線が株価、水平線が利回り基準の目安価格です。現在値3,985円は5年平均利回りに対応する3,722円をやや上回り、5年最低利回りに対応する5,747円より下にあります。過去5年の利回りレンジの内側で、平均寄りの位置です。なお、この価格は売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 63.1)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは63.1点、判定は中立です。収益性スコア1.255、割安スコア1.155に対し、還元スコア1.022とバランスは取れています。加点はROE10%以上の高収益、5年連続増配、利回り3%以上、DOEが業種平均以上の4点で、株主還元の姿勢は評価されています。一方で株価は自社の平均利回り水準より高く、割安感の乏しさが中立判定の主因です。異常値は検出されていません。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
東鉄工業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.76%で、過去5年平均の4.03%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約40%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2021年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

