1833 奥村組
- 配当利回り
- 5.13%
- 配当性向
- 58%
- DOE
- 5.45%
- 総合スコア
- 55.7pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1833 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 5.13% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 297.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 55.7 |
| 連続増配 | 1年 |
| 非減配 | 1年 |
| 配当性向 | 58.03% |
| PER / PBR | 12.30 / 1.15 |
| ROE | 10.02% |
| DOE(株主資本配当率) | 5.45%(業種中央値 3.74%) |
奥村組(1833)は建設業に属するゼネコンです。時価総額は約2,434億円、自己資本比率は43.99%で、財務の土台は建設業のなかで中位の水準にあります。ROEは10.02%と業種中央値の10.08%にほぼ並び、EPSは2024年3月期の339.3円から2026年3月期は511.8円へ伸びました。直近のフリーキャッシュフローは約-23億円とマイナスで、投資や運転資金の負担が現金収支に出ています。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 9.85% | 6.66% | 4.13% |
| 3年 | 7.93% | 5.63% | 4.13% |
| 1年 | 6.65% | 5.26% | 4.13% |
| 現在 | 5.13% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 165.00円 | 48.30% | 342円 |
| 18/03 | 184.00円 | 48.34% | 381円 |
| 19/03 | 153.00円 | 48.89% | 313円 |
| 20/03 | 143.00円 | 55.42% | 258円 |
| 21/03 | 96.00円 | 51.49% | 186円 |
| 22/03 | 172.00円 | 51.48% | 334円 |
| 23/03 | 223.00円 | 72.86% | 306円 |
| 24/03 | 237.00円 | 69.85% | 339円 |
| 25/03 | 216.00円 | —% | —円 |
| 26/03 | 297.00円 | 58.03% | 512円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは5.45%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
いまの利回りは5.13%で、5年平均の6.66%を下回っています。折れ線が水準線より下にあるほど株価が買われて利回りが薄い状態で、2022年には5年最高の9.85%まで振れた時期がありました。上下の水準線と現在地の位置関係を見てください。
棒は5年・3年・1年それぞれの最大/平均/最小の利回りを並べたものです。5年平均6.66%に対し1年平均は5.26%で、期間が短くなるほど平均が下がっています。株価上昇で利回りが縮んできた流れが読み取れます。
棒の高さが各年度の1株配当(分割調整後)です。2021年3月期の96円まで下げたあと2026年3月期は297円まで戻していますが、2025年3月期には237円から216円への減配がありました。右肩上がり一辺倒ではない点を確認してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2026年3月期の1株配当は分割調整後で297円、配当利回りは5.13%です。5年平均利回りは6.66%、直近1年平均は5.26%で、いまの利回りは過去平均より低い位置にあります。連続増配年数・非減配年数はいずれも1年で、2025年3月期に237円から216円への減配がありました。DOE(株主資本配当率、減配しにくさの目安)は5.45%で、業種中央値の3.74%も全国的な目安の2〜4%も上回り、資本に対する還元の厚みがあります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 10.02% |
| ROA | 4.16% |
| DOE | 5.45% |
| 自己資本比率 | 43.99% |
| EPS / BPS | 512 / 5489 |
| 収益性スコア | 0.85 |
| 還元スコア | 1.15 |
| 割安スコア | 0.97 |
ROEは10.02%で業種中央値(10.08%)並み、ROAは4.16%で中央値(5.08%)を下回ります。営業利益率は5.18%と建設業の中央値7.08%より低く、採算面は平均に届いていません。売上成長率は3.01%、EPSは2024年3月期339.3円から2026年3月期511.8円へ増えました。自己資本比率は43.99%と手元の安全余裕はありますが、フリーキャッシュフローが約-23億円のマイナスで、利益がそのまま現金として残っていない点は見ておく必要があります。
4. 割安度
PERは12.3倍で業種中央値の13.15倍をやや下回り、PBRは1.15倍で中央値(1.15倍)とほぼ同じです。配当利回り5.13%は5年平均6.66%・3年平均5.63%を下回り、株価が上がって利回りが薄まった状態です。自社の利回りレンジで見ると、過去5年の平均利回りに戻る株価は約4,460円、過去5年の最低利回りに対応する株価は約7,191円で、現在値5,790円はこのレンジの内側にあります。スコアリング上の割安スコアは0.968、自社利回り比は0.77で、過去の自分自身と比べた利回りは平均以下の水準です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 5790円(利回り5.13%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4460円(利回り6.66%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 3015円(利回り9.85%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 7191円(利回り4.13%) |
いまの株価は4460円(5年平均利回り水準)と7191円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約23.0%下がる計算です。
折れ線は株価と、過去5年の利回りレンジから逆算した株価水準を示します。5年平均利回りに戻る株価は約4,460円、5年最低利回りに対応する株価は約7,191円で、現在値5,790円はその間にあります。これは売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 55.7)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 直近3年内に減配
スコアリングの総合点は55.7点で、区分は「対象外」です。理由はフリーキャッシュフローがマイナスであること。加点要素はROE10%以上の収益性、4%を超える配当利回り、業種平均を上回るDOEで、注意点は直近3年内(2025年3月期)の減配です。還元の姿勢は数字に出ていますが、現金の裏付けと配当の連続性はこれから確認していく段階にあります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
奥村組の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは5.13%で、過去5年平均の6.66%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また1年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約58%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2025年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

