1814 大末建設
割安寄り- 配当利回り
- 5.01%
- 配当性向
- 50%
- DOE
- 7.65%
- 総合スコア
- 72.6pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
大末建設(1814)は建設業の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1814 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 5.01% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 183.00円 |
| 総合判定 | 割安寄り |
| 総合スコア | 72.6 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 11年 |
| 配当性向 | 50.05% |
| PER / PBR | 9.63 / 1.44 |
| ROE | 15.77% |
| DOE(株主資本配当率) | 7.65%(業種中央値 3.74%) |
大末建設は建設業の中型株です。時価総額は約374億円。直近本決算のROEは15.77%で、建設業の中央値10.08%を上回ります。営業利益率は6.23%で、建設業の中央値7.08%を下回ります。自己資本比率は42.27%、フリーキャッシュフローは約89.9億円のプラスです。EPSは2015年3月期の156円から2026年3月期の366円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 11.98% | 6.32% | 4.18% |
| 3年 | 11.98% | 6.37% | 4.18% |
| 1年 | 7.90% | 5.55% | 4.18% |
| 現在 | 5.01% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 20.00円 | 5.89% | 340円 |
| 18/03 | 20.00円 | 11.30% | 177円 |
| 19/03 | 20.00円 | 7.42% | 270円 |
| 20/03 | 40.00円 | 22.08% | 181円 |
| 21/03 | 40.00円 | 26.17% | 153円 |
| 22/03 | 60.00円 | 34.64% | 173円 |
| 23/03 | 64.00円 | 50.70% | 126円 |
| 24/03 | 70.00円 | 58.72% | 119円 |
| 25/03 | 99.00円 | 50.13% | 197円 |
| 26/03 | 183.00円 | 50.05% | 366円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは7.65%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
いまの利回りは5.01%で、5年平均の6.32%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は11.98%でした。
直近1年の平均利回り(5.55%)は5年平均(6.32%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
5年連続で増配中。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。この積み上げは配当株として素直に評価できるポイントです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは5.01%です。5年平均の6.32%/直近1年平均の5.55%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは4.18%〜11.98%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2015年3月期5円、2016年3月期10円、2017年3月期20円、2018年3月期20円、2019年3月期20円、2020年3月期40円、2021年3月期40円、2022年3月期60円、2023年3月期64円、2024年3月期70円、2025年3月期99円、2026年3月期183円と推移しました。連続増配は5年、非減配は11年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は7.65%です。建設業の中央値3.74%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)も上回ります。配当性向は50.05%で、利益に見合った水準です。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 15.77% |
| ROA | 6.37% |
| DOE | 7.65% |
| 自己資本比率 | 42.27% |
| EPS / BPS | 366 / 2449 |
| 収益性スコア | 1.23 |
| 還元スコア | 1.52 |
| 割安スコア | 0.99 |
売上高成長率は18.56%、EPS成長率は85.13%です。直近の業績は伸びています。EPSは2015年3月期156円、2016年3月期217円、2017年3月期340円、2018年3月期177円、2019年3月期270円、2020年3月期181円、2021年3月期153円、2022年3月期173円、2023年3月期126円、2024年3月期119円、2025年3月期197円、2026年3月期366円と推移しました。ROEは15.77%で、建設業の中央値10.08%を上回ります。ROAは6.37%で、建設業の中央値5.08%を上回ります。営業利益率は6.23%で、建設業の中央値7.08%を下回ります。自己資本比率は42.27%、フリーキャッシュフローは約89.9億円のプラスです。
4. 割安度
PERは9.63倍、PBRは1.44倍です。PBRは建設業の中央値1.15倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.79倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは0.99です(収益性スコア1.23・還元スコア1.52との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性◎×業種内割安×高利回り連続増配」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 3655円(利回り5.01%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2896円(利回り6.32%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1528円(利回り11.98%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4378円(利回り4.18%) |
いまの株価は2896円(5年平均利回り水準)と4378円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約20.8%下がる計算です。
株価は2896円(5年平均利回り水準)と4378円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 割安寄り(スコア 72.6)
収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性◎×業種内割安×高利回り連続増配
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは72.6点、判定は「買い妙味あり」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、5年連続増配、利回り4%以上、DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。
連続増配は5年、非減配は11年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
大末建設の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは5.01%で、過去5年平均の6.32%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また11年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約50%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

