1812 鹿島建設
中立- 配当利回り
- 3.02%
- 配当性向
- 38%
- DOE
- 4.83%
- 総合スコア
- 58.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1812 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.02% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 146.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 58.0 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 14年 |
| 配当性向 | 38.44% |
| PER / PBR | 15.60 / 1.95 |
| ROE | 13.07% |
| DOE(株主資本配当率) | 4.83%(業種中央値 3.74%) |
鹿島建設は建設業の大手で、時価総額は約3.1兆円です。2026年3月期のROE(自己資本利益率)は13.1%で、業種中央値の10.1%を上回ります。株主が預けた資本に対して稼ぐ力が、建設業の平均より高い水準にあります。EPS(1株利益)は379.81円、前期比のEPS成長率は42.5%、売上成長率は5.3%でした。配当性向は38.4%で、利益の4割弱を配当に回しています。自己資本比率は39.6%です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 6.25% | 4.17% | 1.93% |
| 3年 | 5.46% | 3.53% | 1.93% |
| 1年 | 3.53% | 2.65% | 1.93% |
| 現在 | 3.02% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 40.00円 | 19.80% | 202円 |
| 18/03 | 48.00円 | 19.65% | 244円 |
| 19/03 | 50.00円 | 17.95% | 279円 |
| 20/03 | 50.00円 | 24.88% | 201円 |
| 21/03 | 50.00円 | 27.96% | 179円 |
| 22/03 | 58.00円 | 27.88% | 208円 |
| 23/03 | 70.00円 | 30.70% | 228円 |
| 24/03 | 90.00円 | 37.69% | 239円 |
| 25/03 | 104.00円 | 39.03% | 266円 |
| 26/03 | 146.00円 | 38.44% | 380円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは4.83%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
折れ線が配当利回りの月ごとの動きで、横に引いた3本の線が5年間の最大6.25%・平均4.17%・最小1.93%です。線が下がるほど株価は上がっています。鹿島建設の利回りは2022年に5%台後半まで乗った後、2026年にかけて2%前後まで縮み、直近の8月は3.02%に戻っています。平均の4.17%はまだ上にあります。
5年・3年・1年の各期間について、利回りの最大・平均・最小を棒で並べています。期間を短く区切るほど棒の位置が下がっていれば、最近ほど利回りが低いという意味です。この銘柄は5年平均4.17%、3年平均3.53%、1年平均2.65%と、期間を絞るほど下がっています。株高で利回りが薄まってきた流れが読めます。
1年ごとの配当金額を棒で並べたグラフで、株式分割の影響をならした金額です。右へ進むほど棒が高ければ、増配が続いています。鹿島建設は2016年の24円から2026年の146円まで伸び、直近5年は連続で増配しています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
現在の配当利回りは3.02%です。5年平均は4.17%、5年最高は6.25%、5年最低は1.93%で、今の利回りは平均をやや下回る位置にあります。直近1年の平均は2.65%まで下がっていて、株価の上昇が利回りを押し下げてきました。連続増配は5年、非減配は14年で、直近の減配は2012年です。
DOE(純資産配当率。株主資本に対してどれだけ配当を出すかを示し、減配の起きにくさを測る目安)は4.83%です。建設業の中央値3.74%と、全国的な目安である2〜4%(中央値3%前後)のどちらも上回ります。株主資本を基準に配当を決める姿勢が強く、利益が一時的に振れても配当が下がりにくい構造です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 13.07% |
| ROA | 4.89% |
| DOE | 4.83% |
| 自己資本比率 | 39.63% |
| EPS / BPS | 380 / 3037 |
| 収益性スコア | 1.12 |
| 還元スコア | 1.15 |
| 割安スコア | 1.44 |
2026年3月期のEPSは379.81円で、2012年の7.38円から水準を大きく切り上げてきました。EPS成長率は42.5%、売上成長率は5.3%です。ROEは13.1%(業種中央値10.1%)、営業利益率は7.8%(同7.1%)と中央値を上回り、ROAは4.9%(同5.1%)でほぼ横並びです。
フリーキャッシュフローは約681億円のプラス、自己資本比率は39.6%です。配当性向38.4%と合わせて、配当の支払い余力は確保されています。配当性向は2012年に135.5%へ跳ねた後、2016年以降はおおむね20〜40%台で推移しています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
4. 割安度
PERは15.6倍で業種中央値の13.2倍より高く、PBRは1.95倍で中央値1.15倍を大きく上回ります。株価の指標面では、建設業の平均より高い位置にあります。配当利回りで見ても、現在の3.02%は自社の5年平均4.17%を下回り、自社利回り比は0.72です。
割安スコアは1.444で評価上はプラスに働いていますが、判定根拠には「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」と記録されています。ROE13.1%の収益性がPERとPBRの高さをどこまで説明できるかが、この株価水準を見るときの分かれ目です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 4835円(利回り3.02%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3501円(利回り4.17%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2336円(利回り6.25%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 7565円(利回り1.93%) |
いまの株価は3501円(5年平均利回り水準)と7565円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約27.6%下がる計算です。
折れ線が株価で、水平線は配当利回りから逆算した株価の目安です。3501円は5年平均利回りに戻る株価、2336円は5年最高利回りの株価、7565円は5年最低利回りの株価に当たります。現在の4835円は3501円を27.6%上回る位置にあり、過去5年の利回りレンジの内側です。これは売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 58.0)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは58点、判定は「中立」です。加点はROE10%以上の高収益、5年連続増配、利回り3%以上、DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)の4点が付いています。一方で株価は自社の過去平均より低い利回り水準にあり、割安感は乏しいという評価です。
収益性スコア1.12、還元スコア1.15、割安スコア1.44と各項目は基準を上回りますが、自社利回り比0.72が全体を押し下げています。異常値の検出はありません。連続増配5年、非減配14年という配当の実績と、指標面での高い株価水準を、両にらみで見る銘柄です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
鹿島建設の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.02%で、過去5年平均の4.17%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また14年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約38%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2012年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

