【高配当】東急建設(1720)配当分析|利回り3.44%・5年連続増配

1720 東急建設

中立
配当利回り
3.44%
配当性向
32%
DOE
3.82%
総合スコア
58.5pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード1720
業種建設業
配当利回り(株価ベース)3.44%
1株配当(最新期・分割調整済)40.00円
総合判定中立
総合スコア58.5
連続増配5年
非減配5年
配当性向31.70%
PER / PBR11.10 / 1.34
ROE12.44%
DOE(株主資本配当率)3.82%(業種中央値 3.74%)

東急建設は建設業の中型株です。時価総額はおよそ1,495億円。2026年3月期のROEは12.44%で、建設業の中央値10.08%を上回ります。ただ営業利益率は4.78%と業種中央値7.08%に届かず、稼ぐ効率では業種平均に一歩譲ります。EPSは2012年3月期の17円から2026年3月期の126円まで伸び、自己資本比率は36.25%、フリーキャッシュフローは約44.6億円のプラスを確保しています。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年7.42%5.00%2.45%
3年6.20%4.52%2.45%
1年3.91%3.25%2.45%
現在3.44%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0326.00円20.27%128円
18/0331.00円20.52%151円
19/0330.00円20.64%145円
20/0330.00円21.46%140円
21/0310.00円40.08%25円
22/0325.00円—%—円
23/0336.00円72.01%50円
24/0337.00円53.63%69円
25/0338.00円60.59%63円
26/0340.00円31.70%126円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.82%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 5年最大 7.42 5年平均 5.00 5年最小 2.45 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 3.44

折れ線は月ごとの配当利回り、横線は5年間の最大・平均・最小の水準です。東急建設は2022年に7%台まで上がったあと利回りが下がり続け、いまは3.44%と5年平均5.00%を下回る位置にいます。株価が買われたぶん、受け取れる利回りが縮んだ形です。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 5年 最大: 7.42 7.42 5年 平均: 5.00 5.00 5年 最小: 2.45 2.45 5年 3年 最大: 6.20 6.20 3年 平均: 4.52 4.52 3年 最小: 2.45 2.45 3年 1年 最大: 3.91 3.91 1年 平均: 3.25 3.25 1年 最小: 2.45 2.45 1年 現在 3.44 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で並べています。期間が短くなるほど平均が5.00%、4.52%、3.25%と下がっており、利回りは時間とともに低下してきたことが読み取れます。

0.00 10.00 20.00 30.00 40.00 50.00 2017 2017年 26.00円 2018 2018年 31.00円 2019 2019年 30.00円 2020 2020年 30.00円 2021 2021年 10.00円 2022 2022年 25.00円 2023 2023年 36.00円 2024 2024年 37.00円 2025 2025年 38.00円 2026 2026年 40.00円

年度ごとの1株配当(分割調整済み)です。2021年3月期に10円まで落ちた谷が見えますが、そのあとは36円、37円、38円、40円と5年連続で増配しています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.44%です。過去5年のレンジは2.45%から7.42%、その平均は5.00%ですから、あなたがいま買うと平均より低い利回りを受け取ることになります。直近1年の平均3.25%には近く、株価が上がったぶん利回りが薄まった状態が続いています。調整後の1株配当は2016年3月期の25円から2026年3月期の40円まで積み上がり、連続増配は5年、非減配も5年です。2021年3月期に30円から10円へ減らした履歴があり、そこから増配基調に戻しました。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

減配のしにくさを映すDOE(純資産配当率)は3.82%です。建設業の中央値3.74%とほぼ同じで、全国的な目安とされる2〜4%(中央値3%前後)の範囲に収まります。配当性向は31.70%で、利益に対して配当を出す余地はまだ残っています。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE12.44%
ROA4.31%
DOE3.82%
自己資本比率36.25%
EPS / BPS126 / 1049
収益性スコア0.92
還元スコア1.01
割安スコア1.00

売上高成長率は16.39%、EPS成長率は101.18%で、直近の業績は大きく伸びました。EPSは2021年3月期に25円まで落ち込んだあと、2026年3月期は126円まで回復しています。ROEは12.44%と建設業の中央値10.08%を超えますが、ROA4.31%と営業利益率4.78%は業種中央値(5.08%、7.08%)に届きません。自己資本比率36.25%、フリーキャッシュフロー約44.6億円のプラスで、配当を支える土台は確保できています。

4. 割安度

PERは11.10倍で建設業の中央値13.15倍より低く、PBRは1.34倍で中央値1.15倍より高い水準です。利益で見れば控えめ、純資産で見れば高めと、指標によって評価が割れます。配当利回りは自社の5年平均に対して0.69倍で、過去の自分と比べると株価は高い側にいます。スコアリングの判定根拠も「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」と記録しています。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1162円(利回り3.44%)
5年平均利回りに戻る株価800円(利回り5.00%)
5年最高利回り時の株価539円(利回り7.42%)
5年最低利回り時の株価1633円(利回り2.45%)

いまの株価は800円(5年平均利回り水準)と1633円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約31.2%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 500 1,000 1,500 2,000 5年最低利回り水準 1,633 5年平均利回り水準 800 5年最高利回り水準 539 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 1,162

折れ線は株価、水平線は過去の利回り水準に対応する株価です。年40円の配当で利回りが5年平均5.00%に戻る株価は約800円、5年最小の2.45%に対応する株価は約1,633円で、現在の1,162円はこのレンジの内側にあります。これは売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 58.5)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは58.5点、判定は「中立」です。ROE10%超の収益性、5年連続増配、利回り3%以上、業種平均以上のDOEが加点材料になりました。一方で収益効率は業種平均未満、株価の割安感は乏しく、利回りも自社の過去平均を下回ります。連続増配は5年、非減配は5年で、2021年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。

6. よくある質問

東急建設の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.44%で、過去5年平均の5.00%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約32%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2021年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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