1377 サカタのタネ
中立- 配当利回り
- 1.90%
- 配当性向
- 30%
- DOE
- 2.04%
- 総合スコア
- 65.8pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
サカタのタネ(1377)は水産・農林業の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1377 |
| 業種 | 水産・農林業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.90% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 85.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 65.8 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 12年 |
| 配当性向 | 29.88% |
| PER / PBR | 14.52 / 0.98 |
| ROE | 7.14% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.04%(業種中央値 2.69%) |
サカタのタネは水産・農林業の中型株です。時価総額は約1,876億円。直近本決算のROEは7.14%で、水産・農林業の中央値9.24%を下回ります。営業利益率は12.58%で、水産・農林業の中央値4.34%を上回ります。自己資本比率は82.57%、フリーキャッシュフローは約36.8億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年5月期の42円から2026年5月期の284円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 2.61% | 1.82% | 1.09% |
| 3年 | 2.61% | 2.10% | 1.55% |
| 1年 | 2.45% | 2.09% | 1.86% |
| 現在 | 1.90% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/05 | 28.00円 | 20.61% | 136円 |
| 18/05 | 30.00円 | 23.41% | 128円 |
| 19/05 | 33.00円 | 21.61% | 153円 |
| 20/05 | 33.00円 | 24.15% | 137円 |
| 21/05 | 33.00円 | 22.19% | 149円 |
| 22/05 | 45.00円 | 16.30% | 276円 |
| 23/05 | 55.00円 | 25.70% | 214円 |
| 24/05 | 65.00円 | 17.80% | 365円 |
| 25/05 | 75.00円 | 33.70% | 223円 |
| 26/05 | 85.00円 | 29.88% | 284円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.04%(業種中央値は2.69%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
いまの利回りは1.90%。5年平均の1.82%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は2.61%でした。
直近1年の平均利回り(2.09%)が5年平均(1.82%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。
5年連続で増配中。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。この積み上げは配当株として素直に評価できるポイントです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.90%です。5年平均の1.82%/直近1年平均の2.09%と近い水準です。過去5年のレンジは1.09%〜2.61%で、高い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2001年5月期8円、2002年5月期16円、2003年5月期16円、2004年5月期16円、2005年5月期20円、2006年5月期20円、2007年5月期20円、2008年5月期20円、2009年5月期10円、2010年5月期20円、2011年5月期20円、2012年5月期20円、2013年5月期25円、2014年5月期20円、2015年5月期23円、2016年5月期25円、2017年5月期28円、2018年5月期30円、2019年5月期33円、2020年5月期33円、2021年5月期33円、2022年5月期45円、2023年5月期55円、2024年5月期65円、2025年5月期75円、2026年5月期85円と推移しました。連続増配は5年、非減配は12年です。直近の減配は2014年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は2.04%です。水産・農林業の中央値2.69%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は29.88%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 7.14% |
| ROA | 5.61% |
| DOE | 2.04% |
| 自己資本比率 | 82.57% |
| EPS / BPS | 284 / 4223 |
| 収益性スコア | 1.73 |
| 還元スコア | 0.88 |
| 割安スコア | 1.00 |
売上高成長率は12.23%、EPS成長率は27.80%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年5月期42円、2013年5月期69円、2014年5月期60円、2015年5月期85円、2016年5月期116円、2017年5月期136円、2018年5月期128円、2019年5月期153円、2020年5月期137円、2021年5月期149円、2022年5月期276円、2023年5月期214円、2024年5月期365円、2025年5月期223円、2026年5月期284円と推移しました。ROEは7.14%で、水産・農林業の中央値9.24%を下回ります。ROAは5.61%で、水産・農林業の中央値3.67%を上回ります。営業利益率は12.58%で、水産・農林業の中央値4.34%を上回ります。自己資本比率は82.57%、フリーキャッシュフローは約36.8億円のプラスです。
4. 割安度
PERは14.52倍、PBRは0.98倍です。PBRは水産・農林業の中央値0.98倍とほぼ同じです。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.04倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは1.00です(収益性スコア1.73・還元スコア0.88との対比)。スコアリングの判定根拠は「割安感が乏しい」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 4485円(利回り1.90%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4670円(利回り1.82%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 3257円(利回り2.61%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 7798円(利回り1.09%) |
いまの株価は4670円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価は4670円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 65.8)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい
+ 5年連続増配
総合スコアは65.8点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。5年連続増配。
連続増配は5年、非減配は12年です。2014年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
サカタのタネの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.90%で、過去5年平均の1.82%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また12年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約30%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2014年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

