5410 合同製鐵
中立- 配当利回り
- 4.18%
- 配当性向
- 33%
- DOE
- 1.83%
- 総合スコア
- 57.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5410 |
| 業種 | 鉄鋼 |
| 配当利回り(株価ベース) | 4.18% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 180.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 57.2 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 0年 |
| 配当性向 | 32.69% |
| PER / PBR | 6.60 / 0.37 |
| ROE | 5.77% |
| DOE(株主資本配当率) | 1.83%(業種中央値 2.31%) |
合同製鐵は鉄鋼セクターの企業で、決算は3月です。直近の自己資本比率は56.46%、時価総額は約623億円。規模は大きくありませんが、財務の土台は厚めです。
収益面では、ROEが5.77%、営業利益率が5.12%です。株価指標はPER6.6倍、PBR0.37倍と低い水準にあります。PBRが1倍を割っているため、株価が純資産(1株あたり9,832.6円)を下回って取引されている状態です。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 21.25% | 7.76% | 3.26% |
| 3年 | 7.89% | 5.41% | 3.26% |
| 1年 | 5.24% | 4.48% | 3.26% |
| 現在 | 4.18% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/03 | 40.00円 | 23.39% | 171円 |
| 17/03 | 40.00円 | 16.63% | 241円 |
| 18/03 | 80.00円 | 23.72% | 337円 |
| 19/03 | 70.00円 | 27.11% | 258円 |
| 20/03 | 75.00円 | 28.50% | 263円 |
| 21/03 | 80.00円 | 27.86% | 287円 |
| 23/03 | 200.00円 | 23.39% | 855円 |
| 24/03 | 280.00円 | 26.95% | 1039円 |
| 25/03 | 240.00円 | 31.00% | 774円 |
| 26/03 | 180.00円 | 32.69% | 551円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは1.83%と控えめです(業種中央値は2.31%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。
折れ線は月末ごとの配当利回りです。利回りは株価が下がると上がり、配当が減ると下がります。この銘柄は2022年4月の19.58%から、2026年10月の4.18%まで低下しました。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を並べた棒です。平均は5年が7.76%、3年が5.41%、1年が4.48%と期間が短いほど低く、現在の4.18%は1年の最小3.26%と最大5.24%のあいだにあります。
年度ごとの配当金を、株式分割を調整した金額で並べています。2024年の280円が直近のピークで、2025年は240円、2026年は180円に下がりました。2018年以降は70円から280円のあいだを動いています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは4.18%です。5年平均は7.76%、直近1年の平均は4.48%で、利回りは年を追うごとに低下してきました。2022年4月に19.58%まで跳ね上がった月がありますが、5年間の最高21.25%はこの時期の水準です。
配当そのものは、分割調整後で2023年の200円から2024年に280円へ増え、2025年は240円、2026年は180円と2期続けて減っています。連続増配は0年、非減配も0年で、直直近度の減配は異常値として検出されています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率)は1.83%。業種中央値の2.31%や、全国目安の2〜4%を下回っています。減配しにくさの指標としては、余力が大きいとは言えない水準です。一方で配当性向は32.69%で、利益の3分の1弱を配当に回している計算になります。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 5.77% |
| ROA | 3.15% |
| DOE | 1.83% |
| 自己資本比率 | 56.46% |
| EPS / BPS | 551 / 9833 |
| 収益性スコア | 1.13 |
| 還元スコア | 0.90 |
| 割安スコア | 0.66 |
収益性は業種中央値を上回っています。ROEは5.77%(中央値4.80%)、ROAは3.15%(同2.86%)、営業利益率は5.12%(同4.66%)です。
勢いは落ちています。売上高成長率はマイナス6.54%、EPS成長率はマイナス28.89%。1株利益は2024年の1,038.96円から2026年の550.63円まで、2期で半分近くに下がりました。
財務の安定性は保たれています。自己資本比率は56.46%、フリーキャッシュフローは約118億円のプラスです。利益が縮んでも、足元の資金繰りに窮屈さは見えません。
4. 割安度
PERは6.6倍、PBRは0.37倍です。業種中央値のPBR0.56倍と比べても低く、資産面から見た株価水準は低めに置かれています。
利回りで見ると位置づけは逆になります。現在の4.18%は、5年平均7.76%の約0.54倍(自社利回り比0.54)にとどまります。過去5年の最低は3.26%で、現在値はそれに近い側です。
株価は2,868円。5年平均の利回り(7.76%)に戻る株価は1,546.4円、5年最低の利回り(3.26%)に対応する株価は3,681円です。PBRの低さと利回りの薄さが同居しているのは、減配後の予想配当120円が株価に織り込まれているためです。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2868円(利回り4.18%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1546円(利回り7.76%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 565円(利回り21.25%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 3681円(利回り3.26%) |
いまの株価は1546円(5年平均利回り水準)と3681円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約46.1%下がる計算です。
株価と、過去の利回り水準に対応する株価の線を重ねたグラフです。5年平均の利回りに戻る株価は1,546.4円、5年最低の利回りに対応する株価は3,681円で、現在の2,868円はそのあいだに入っています。計算には予想配当120円を使っています。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 57.2)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
自社平均より低利回り
+ 利回り4%以上
△ 直近3年内に減配
総合スコアは57.2点、判定は「中立」です。収益性スコアは1.133と高めで、還元スコアが0.896、割安スコアが0.66にとどまりました。
加点は「利回り4%以上」。注意は「直近3年内に減配」です。2026年に減配しており、連続増配・非減配の年数は0年と数えられています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
自己資本比率56.46%とフリーキャッシュフローの黒字が支えになる一方、EPSは2期連続で減っています。あなたが見るべきは、配当の水準よりも、利益が下げ止まるかどうかです。
6. よくある質問
合同製鐵の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは4.18%で、過去5年平均の7.76%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約33%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2026年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

