5408 中山製鋼所
中立- 配当利回り
- 3.18%
- 配当性向
- 31%
- DOE
- 0.69%
- 総合スコア
- 40.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5408 |
| 業種 | 鉄鋼 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.18% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 14.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 40.2 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 0年 |
| 配当性向 | 30.81% |
| PER / PBR | 13.50 / 0.30 |
| ROE | 2.28% |
| DOE(株主資本配当率) | 0.69%(業種中央値 2.31%) |
中山製鋼所は鉄鋼セクターに属し、決算は3月期です。時価総額は約387億円で、自己資本比率は71.6%と厚めの財務体質をもっています。
PBRは0.30倍で、鉄鋼業種の中央値0.56倍を下回ります。一方でROEは2.28%、営業利益率は3.31%にとどまり、業種中央値(それぞれ4.80%と4.66%)には届いていません。直近の売上高成長率はマイナス12.4%、EPS成長率はマイナス56.8%で、業績は縮小方向にあります。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 16.82% | 5.88% | 1.96% |
| 3年 | 7.28% | 4.08% | 1.96% |
| 1年 | 3.28% | 2.75% | 2.16% |
| 現在 | 3.18% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 5.00円 | 4.66% | 107円 |
| 18/03 | 8.00円 | 7.96% | 100円 |
| 19/03 | 8.00円 | 12.50% | 64円 |
| 20/03 | 10.00円 | 18.58% | 54円 |
| 21/03 | 6.00円 | 13.79% | 44円 |
| 22/03 | 16.00円 | 17.99% | 89円 |
| 23/03 | 55.00円 | 29.11% | 189円 |
| 24/03 | 50.00円 | 30.41% | 164円 |
| 25/03 | 40.00円 | 38.04% | 105円 |
| 26/03 | 14.00円 | 30.81% | 45円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは0.69%と低めです(業種中央値は2.31%)。自己資本に対する還元は薄く、配当を最優先にはしていません。利回りが高く見えても、ここは覚えておいてください。
月次の配当利回りを折れ線で追い、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。2022年4月に16%台まで跳ね上がったあと、2025年4月には2%台へ戻っています。現在は3.18%で、5年平均5.88%より下の位置にあります。
5年・3年・1年の期間ごとに、最大・平均・最小の利回りを並べた棒グラフです。平均は5年が5.88%、3年が4.08%、1年が2.75%と、期間が短いほど低くなっています。現在の3.18%は、直近1年の最大3.28%に近い水準です。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。2023年の55円を頂点に、2024年50円、2025年40円、2026年14円と3期連続で下がっています。2026年が減配年で、連続増配は0年です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.18%です。5年平均の5.88%を下回り、直近1年の平均2.75%は上回っています。5年間の最高は16.82%、最低は1.96%で、振れ幅はかなり大きい銘柄です。
1株あたり配当(分割調整後)は、2023年の55円をピークに、2024年50円、2025年40円、2026年14円と3期続けて下がりました。連続増配は0年、非減配も0年です。直直近度の減配は、異常値として検知されています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を出しているかを示し、減配しにくさの目安になる指標)は0.69%です。業種中央値2.31%、全国目安の2〜4%のどちらも下回っています。配当性向は30.81%で、利益に対する配当の比率は低めに抑えられています。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 2.28% |
| ROA | 1.62% |
| DOE | 0.69% |
| 自己資本比率 | 71.63% |
| EPS / BPS | 45 / 2013 |
| 収益性スコア | 0.58 |
| 還元スコア | 0.65 |
| 割安スコア | 0.54 |
ROEは2.28%、ROAは1.62%、営業利益率は3.31%です。業種中央値はROEが4.80%、ROAが2.86%、営業利益率が4.66%で、3指標とも下回りました。
EPSは2023年の188.94円から、2024年164.42円、2025年105.15円、2026年45.44円へ下がっています。売上高は前期比でマイナス12.4%、EPSはマイナス56.8%です。利益の落ち込みが配当の減額につながった流れが、数字から読み取れます。
財務面では、自己資本比率71.6%が支えになります。フリーキャッシュフローは約104億円のプラスです。利益水準は低下していますが、財務の土台そのものは厚い状態です。
4. 割安度
PBRは0.30倍で、業種中央値0.56倍の約半分です。1株あたり純資産(BPS)は2,013円で、株価597円はそれを大きく下回っています。PERは13.5倍です。
利回りの面では、いまの3.18%が5年平均5.88%を下回り、3年平均4.08%も下回ります。スコア上の自社利回り比は0.54で、過去の自社水準と比べると利回りは低い位置です。
指標が低く出る背景には、ROEの低さと減益があります。資産に対して株価が低いことは、利益水準の低さも織り込んだ結果として見る必要があります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 597円(利回り3.18%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 323円(利回り5.88%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 113円(利回り16.82%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 969円(利回り1.96%) |
いまの株価は323円(5年平均利回り水準)と969円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約45.9%下がる計算です。
年間配当19円を前提に、利回り水準ごとの株価を折れ線で示したグラフです。5年平均利回り5.88%に対応する株価は323円、5年最低利回り1.96%に対応する株価は969円です。現在の株価597円は、この2本の線のあいだにあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 40.2)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り
+ 利回り3%以上
△ DOE1%未満(還元の厚み薄い)
△ 直近3年内に減配
総合スコアは40.2点、判定は「中立」です。基礎スコア0.865、還元スコア0.65、収益性スコア0.583、割安スコア0.544という内訳でした。
プラス材料は、利回りが3%以上あること、自己資本比率が71.6%と高いこと、PBRが0.30倍と業種中央値を下回ることです。マイナス材料は、収益性が業種平均に届かないこと、DOEが1%未満で還元の厚みが薄いこと、直直近度に減配があったことです。
配当は2023年の55円から2026年の14円まで下がっており、この流れが続くかどうかは、EPSの回復にかかっています。次の決算で、EPSと配当がどちらに動くかを確認してください。
6. よくある質問
中山製鋼所の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.18%で、過去5年平均の5.88%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約31%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2026年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

