【14年連続増配】ファルコホールディングス(4671)配当分析|利回り4.69%・14年連続増配

4671 ファルコホールディングス

中立
配当利回り
4.69%
配当性向
62%
DOE
4.98%
総合スコア
64.8pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4671
業種サービス業
配当利回り(株価ベース)4.69%
1株配当(最新期・分割調整済)125.00円
総合判定中立
総合スコア64.8
連続増配14年
非減配18年
配当性向62.16%
PER / PBR12.98 / 1.01
ROE7.89%
DOE(株主資本配当率)4.98%(業種中央値 3.88%)

ファルコホールディングスはサービス業に属し、3月期決算の企業です。時価総額は約279億円で、PERは12.98倍、PBRは1.01倍。業種中央値(PER15.9倍、PBR1.57倍)と並べると、どちらも低い水準にあります。

自己資本比率は70.18%と厚く、財務の土台は堅い会社です。ROEは7.89%、営業利益率は5.73%。利益を稼ぐ力は業種中央値と同じ水準にとどまります。

EPSは201.1円で、前年からの伸びは10.61%でした。売上高の伸びは0.61%とゆるやかで、利益が先に伸びている形です。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年7.72%5.82%3.89%
3年7.10%5.60%4.38%
1年5.28%4.93%4.38%
現在4.69%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0340.00円29.87%134円
18/0344.00円28.18%156円
19/0346.00円76.92%60円
20/0348.00円41.07%117円
21/0354.00円30.23%179円
22/0364.00円18.88%339円
23/03100.00円46.45%215円
24/03115.00円75.80%152円
25/03123.00円67.65%182円
26/03125.00円62.16%201円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.98%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 8.00 9.00 5年最大 7.72 5年平均 5.82 5年最小 3.89 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 4.69

折れ線は月ごとの配当利回りで、株価が上がると下がり、下がると上がります。この銘柄は2023年5月に7.68%の高さをつけ、その後は低下が続き、いまは4.69%です。5年平均5.82%の線を下回る位置にあります。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 5年 最大: 7.72 7.72 5年 平均: 5.82 5.82 5年 最小: 3.89 3.89 5年 3年 最大: 7.10 7.10 3年 平均: 5.60 5.60 3年 最小: 4.38 4.38 3年 1年 最大: 5.28 5.28 1年 平均: 4.93 4.93 1年 最小: 4.38 4.38 1年 現在 4.69 最大 平均 最小

5年・3年・1年の3つの期間で、利回りの最大・平均・最小を並べた棒です。期間が短いほど平均が低く、5年が5.82%、3年が5.60%、1年が4.93%と階段状に下がっています。いまの4.69%は1年の最小4.38%と最大5.28%のあいだに収まります。

0.00 50.00 100.00 150.00 2017 2017年 40.00円 2018 2018年 44.00円 2019 2019年 46.00円 2020 2020年 48.00円 2021 2021年 54.00円 2022 2022年 64.00円 2023 2023年 100.00円 2024 2024年 115.00円 2025 2025年 123.00円 2026 2026年 125.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した値で並べた棒です。2017年度の40円から2026年度の125円まで、右へ進むほど高くなっています。2023年度には64円から100円へ大きく伸び、その後も115円、123円、125円と増配が続きました。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは4.69%です。5年平均の5.82%は下回りますが、直近1年の平均4.93%とは近い位置にあります。5年間の最高は7.72%、最低は3.89%でした。

1株配当は2022年度の64円から2026年度の125円まで伸びました。14年連続で増配を続け、減配のない年数は18年に及びます。直近の期も123円から125円へ引き上げています。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

減配しにくさを測るDOE(株主資本配当率)は4.98%です。業種中央値は3.88%で、全国の目安である2〜4%を上回っています。純資産に対して厚めに配当を出している会社だと読み取れます。

配当性向は62.16%。2024年度の75.8%、2025年度の67.65%から、じわりと下がってきました。利益の増加が配当の伸びを上回り、余力が戻りつつあります。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE7.89%
ROA5.47%
DOE4.98%
自己資本比率70.18%
EPS / BPS201 / 2578
収益性スコア1.02
還元スコア1.02
割安スコア0.73

収益性は項目ごとに差があります。ROEは7.89%で業種中央値8.57%をやや下回り、営業利益率の5.73%も中央値6.46%に届きません。一方、ROAは5.47%で中央値4.31%を上回っています。

自己資本比率は70.18%です。借入に頼らず、自前の資本で事業を回しています。フリーキャッシュフローは8億4600万円のプラスでした。

EPSは2024年度の151.72円から、2025年度に181.82円、2026年度に201.09円へと2期続けて増えています。2022年度の338.98円には届かないものの、回復の途上にあります。

配当性向が2019年度に76.92%まで上がった局面でも、減配には至りませんでした。利益の波があっても配当を守ってきた実績です。

4. 割安度

PERは12.98倍で、業種中央値15.9倍を下回ります。PBRは1.01倍で、中央値1.57倍との差が目立ちます。株価は純資産とほぼ同じ水準で評価されています。

利回りの面では、いまの4.69%が5年平均5.82%より低く、自社の過去水準との比は0.81です。株価が上がった分だけ、利回りは薄まりました。スコアの割安項目が0.73にとどまるのも、この点を反映しています。

業種との比較では低めの倍率、自社の歴史との比較では利回りが下がった位置。2つの物差しで見え方が分かれます。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2700円(利回り4.69%)
5年平均利回りに戻る株価2174円(利回り5.82%)
5年最高利回り時の株価1639円(利回り7.72%)
5年最低利回り時の株価3252円(利回り3.89%)

いまの株価は2174円(5年平均利回り水準)と3252円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約19.5%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 5年最低利回り水準 3,252 5年平均利回り水準 2,174 5年最高利回り水準 1,639 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2,700

株価と、過去の利回り水準から逆算した株価の線を重ねたグラフです。5年平均利回りに戻る株価は2,174円、5年最低利回りの株価は3,252円で、現在の2,700円はこの2本のあいだにあります。この線は売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 64.8)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ 10年連続増配
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは64.8点、判定は「中立」です。加点の根拠は3つあります。10年連続増配、利回り4%以上、そしてDOEが2%以上かつ業種平均以上という還元姿勢です。

基礎スコアの内訳は、収益性が1.025、還元が1.02、割安が0.73。還元と収益性が1を超える一方、割安の項目が全体を押し下げています。5年平均より低い利回りが、その理由です。

注意事項として挙がった項目はなく、異常値の検出もありません。減配のない期間は18年に達しています。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当の積み上げと財務の厚みは数字に表れています。判断の分かれ目は、いまの利回り水準をどう評価するかにあります。ご自身の投資方針と照らして確認してください。

6. よくある質問

ファルコホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.69%で、過去5年平均の5.82%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

14年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また18年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約62%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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