4464 ソフト99コーポレーション
中立- 配当利回り
- 1.42%
- 配当性向
- 34%
- DOE
- 1.72%
- 総合スコア
- 46.3pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4464 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.42% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 47.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 46.3 |
| 連続増配 | 11年 |
| 非減配 | 16年 |
| 配当性向 | 34.14% |
| PER / PBR | 26.37 / 1.33 |
| ROE | 5.13% |
| DOE(株主資本配当率) | 1.72%(業種中央値 2.48%) |
ソフト99コーポレーションは化学業種に属し、決算は3月です。時価総額は約808億円で、2026年3月期の1株利益(EPS)は137.65円、1株純資産(BPS)は2,724.92円でした。
自己資本比率は87.8%に達します。借入に頼らず、手元の資本で事業を回している財務です。営業利益率は13.58%で、化学業種の中央値6.83%の約2倍にあたります。
売上高は前期比5.0%増、EPSは1.8%増でした。伸びは緩やかですが、配当の原資になる利益は積み上がっています。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.82% | 2.85% | 1.16% |
| 3年 | 3.53% | 2.45% | 1.16% |
| 1年 | 1.71% | 1.42% | 1.16% |
| 現在 | 1.42% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 21.00円 | 25.43% | 83円 |
| 18/03 | 22.00円 | 24.84% | 89円 |
| 19/03 | 23.00円 | 26.80% | 86円 |
| 20/03 | 24.00円 | 28.66% | 84円 |
| 21/03 | 28.50円 | 45.43% | 63円 |
| 22/03 | 36.00円 | 28.49% | 126円 |
| 23/03 | 37.50円 | 39.43% | 95円 |
| 24/03 | 41.00円 | 33.77% | 121円 |
| 25/03 | 43.00円 | 31.81% | 135円 |
| 26/03 | 47.00円 | 34.14% | 138円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは1.72%と控えめです(業種中央値は2.48%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。
月次の利回りを折れ線で描き、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が平均より下にあれば、過去より利回りが低い状態を示します。この銘柄は2025年7月の2.99%から8月に1.96%、9月に1.37%へ急に下がり、現在は1.42%です。5年平均2.85%を大きく下回っています。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で並べ、期間による水準の違いを見るグラフです。5年平均は2.85%、3年平均は2.45%、1年平均は1.42%と、期間が短いほど低くなっています。直近1年の最大1.71%でも、5年平均には届いていません。
年度ごとの1株配当を棒で示したグラフで、株式分割を調整済みの値です。棒が右へ向かって高くなっていれば増配が続いています。2017年の21円から2026年の47円まで伸び、増配は11年連続です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.42%です。5年平均の2.85%、3年平均の2.45%を下回っています。5年間の最高は3.82%、最低は1.16%で、現在は最低側に近い位置です。
増配は11年連続、減配なしの期間は16年です。最後に減配したのは2010年で、その年の配当は7円でした。2026年3月期は47円で、前期の43円から4円増えています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配しにくさの目安になるDOE(株主資本配当率)は1.72%です。化学業種の中央値2.48%を下回り、全国目安の2〜4%でも下限より低い水準です。配当性向は34.14%で、利益の3分の1ほどを配当に回しています。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 5.13% |
| ROA | 4.42% |
| DOE | 1.72% |
| 自己資本比率 | 87.82% |
| EPS / BPS | 138 / 2725 |
| 収益性スコア | 1.30 |
| 還元スコア | 0.85 |
| 割安スコア | 1.83 |
ROEは5.13%で、業種中央値の6.49%を下回ります。一方、ROAは4.42%で中央値3.94%を上回り、営業利益率も13.58%と高めです。資産に対する稼ぐ力は強く、自己資本が厚いぶんROEが伸びにくい構図です。
自己資本比率87.8%は、財務の厚みを示す数字です。フリーキャッシュフロー(営業で稼いだ現金から投資を引いた額)は約23.7億円のプラスでした。
1株利益は2012年の52.86円から2026年の137.67円まで増え、配当性向は22%台から45%台のあいだで推移しています。2021年に45.43%まで上がった年もありますが、直近3年は32〜39%に収まっています。
4. 割安度
PERは26.37倍で、業種中央値13.25倍の約2倍です。PBRは1.33倍で、中央値0.80倍を上回ります。指標の上では、業種内で割高寄りの位置にいます。
配当利回りも同じ方向を示します。現在の1.42%は5年平均2.85%の約半分で、自社の過去水準と比べて利回りは薄くなっています。
月次の株価は2025年7月の1,571.3円から2025年9月の3,418.8円へ上がり、2026年9月は4,050.0円です。株価の上昇に配当の増え方が追いつかず、利回りが下がった形です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 4050円(利回り1.42%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2018円(利回り2.85%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1505円(利回り3.82%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4957円(利回り1.16%) |
いまの株価は2018円(5年平均利回り水準)と4957円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約50.2%下がる計算です。
年間配当57.5円を過去の利回り水準で割り戻した株価を、現在の株価と比べるグラフです。5年平均利回り2.85%に対応する株価は約2,018円、5年最低利回り1.16%に対応する株価は約4,957円です。現在の株価4,050円は、この2本のあいだにあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 46.3)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 10年連続増配
総合判定は「中立」(総合スコア46.3)で、11年連続増配・16年非減配という配当実績と、「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」という判定根拠が正面からぶつかっています。
配当の持続性を支える数字は厚く、配当性向34.14%・DOE1.72%と利益にも資本にも余力を残したまま、自己資本比率87.8%、フリーキャッシュフロー約23.7億円のプラスを確保しています。一方で株価は2025年7月の1,571.3円から2026年9月の4,050.0円へ上がったのに対し、EPS成長率は1.8%にとどまり、PERは業種中央値13.25倍に対して26.37倍、利回りは5年平均2.85%に対して1.42%(自社利回り比0.5)まで薄まりました。
指標が割安に見えて業績が崩れていく典型的なバリュートラップとは逆の形で、この銘柄で見ておきたいのは配当が減るリスクより、株価が利益の伸びを先回りしている点です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
ソフト99コーポレーションの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.42%で、過去5年平均の2.85%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
11年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また16年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約34%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

