3148 クリエイトSDホールディングス
割安寄り- 配当利回り
- 2.72%
- 配当性向
- 35%
- DOE
- 3.89%
- 総合スコア
- 79.5pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 3148 |
| 業種 | 小売業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.72% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 89.00円 |
| 総合判定 | 割安寄り |
| 総合スコア | 79.5 |
| 連続増配 | 11年 |
| 非減配 | 11年 |
| 配当性向 | 35.36% |
| PER / PBR | 12.19 / 1.34 |
| ROE | 11.44% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.89%(業種中央値 2.34%) |
クリエイトSDホールディングスは小売業に属し、決算期は3月です。直近の2026年度は、売上高成長率が8.76%、EPS成長率が8.31%でした。EPSは263.0円、BPSは2,388.79円で、時価総額はおよそ2,142億円です。
収益性は業種中央値を上回ります。ROEは11.44%で業種中央値7.46%を上回り、ROAも6.65%と中央値3.39%の約2倍です。営業利益率は4.82%で、中央値は3.69%でした。
財務面では自己資本比率が60.44%、フリーキャッシュフローは約50.3億円です。借入に頼らず配当を出せる土台は、数字の上で確認できます。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.39% | 2.12% | 1.22% |
| 3年 | 3.39% | 2.46% | 1.53% |
| 1年 | 2.89% | 2.74% | 2.52% |
| 現在 | 2.72% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 30.00円 | 19.37% | 155円 |
| 18/03 | 33.00円 | 22.53% | 146円 |
| 19/03 | 35.00円 | 23.41% | 150円 |
| 20/03 | 37.00円 | 20.63% | 179円 |
| 21/03 | 42.00円 | 22.47% | 187円 |
| 22/03 | 44.00円 | 23.09% | 191円 |
| 23/03 | 48.00円 | 25.43% | 189円 |
| 24/03 | 54.00円 | 29.68% | 182円 |
| 25/03 | 71.00円 | 32.12% | 221円 |
| 26/03 | 89.00円 | 35.36% | 252円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.89%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.34%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の配当利回りを線で結び、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が平均より上にあれば、過去の自社より株価が低い局面にあたります。この銘柄は2021年8月の1.26%から2026年8月の2.61%まで切り上がり、現在値は2.72%で5年平均2.12%を上回っています。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど棒の幅が狭ければ、利回りが落ち着いていることを示します。この銘柄の1年は最小2.52%から最大2.89%と幅が狭く、平均2.74%は5年平均2.12%より高い水準です。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。右へ向かって棒が高くなるほど、増配が続いています。この銘柄は2017年の30.0円から2026年の89.0円まで伸び、11年連続増配が棒の形に出ています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.72%です。5年平均の2.12%を上回り、1年平均の2.74%とほぼ同じ水準にあります。5年の最大は3.39%、最小は1.22%でした。
配当は11年連続で増えています。非減配も11年で、最後に減配があったのは2015年です。分割調整後の1株配当は2017年の30.0円から2026年の89.0円へ、9年間で約3倍になりました。
DOE(株主資本配当率。純資産に対して配当をどれだけ出しているかを示し、減配しにくさの目安になります)は3.89%です。業種中央値2.34%を上回り、全国目安の2〜4%の範囲でも上寄りに入ります。配当性向は35.36%で、利益の3分の2近くを手元に残したまま増配を続けています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 11.44% |
| ROA | 6.65% |
| DOE | 3.89% |
| 自己資本比率 | 60.44% |
| EPS / BPS | 263 / 2389 |
| 収益性スコア | 1.60 |
| 還元スコア | 1.33 |
| 割安スコア | 0.83 |
利益の伸びが配当を支えています。EPSは2017年の154.88円から2026年の251.7円まで増えました。配当性向は2017年の19.37%から2026年は35.36%へ、毎年少しずつ上がっています。
業種中央値との比較では、ROEが11.44%対7.46%、ROAが6.65%対3.39%、営業利益率が4.82%対3.69%です。3指標とも上回っています。
自己資本比率は60.44%で、財務の余裕は十分にあります。フリーキャッシュフローは約50.3億円のプラスです。
気になる点も1つあります。配当性向の上昇ペースが続くと、増配の余地は利益成長の速さに左右されます。あなたが追うなら、EPSの伸びと配当性向を毎年セットで確認してください。
4. 割安度
PERは12.19倍で、業種中央値の17.1倍を下回ります。PBRは1.34倍で、中央値1.40倍とほぼ同じです。利益に対する株価は低めで、純資産に対しては業種並みという位置づけです。
利回りの面では、現在の2.72%が5年平均2.12%を上回っています。自社の過去と比べると、株価は低い側にあります。ただし直近1年の平均2.74%とは同水準なので、この1年は同じような水準が続いてきたことになります。
1株配当93.0円を前提にすると、利回りが5年平均2.12%に戻る株価は4,386.8円です。現在の株価3,415.0円からは28.5%の差があります。売買を推奨するものではなく、水準を測る物差しとしてご覧ください。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 3415円(利回り2.72%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4387円(利回り2.12%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2743円(利回り3.39%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 7623円(利回り1.22%) |
いまの株価は4387円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価の推移に、利回りが基準に戻る株価の線を重ねたグラフです。基準は5年の最大・平均・最小利回りで、1株配当93.0円から逆算しています。現在の株価3,415.0円に対し、利回りが5年平均に戻る株価は4,386.8円、5年最大に戻る株価は2,743.4円、5年最小に戻る株価は7,623.0円です。売買を推奨する線ではありません。
5. 総合判断
総合判定: 割安寄り(スコア 79.5)
収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは79.5点、判定区分は「割安寄り」です。収益性スコア1.602、還元スコア1.331、割安スコア0.835のうち、収益性が最も高く出ています。加点はROE10%以上、10年連続増配、DOE2%以上かつ業種平均以上の3点でした。
配当の面では、11年連続増配と2015年以降の減配なしが土台になります。DOEが3.89%と高く、配当性向は35.36%に収まっているため、配当の原資には余裕があります。
見ておきたいのは2点です。1つは配当性向が2017年の19.37%から上がり続けていること。もう1つは、現在の利回り2.72%が5年平均を上回る分、株価が下がった局面の数字でもあることです。利益が伸びる間は両方とも説明がつきますが、EPS成長が鈍れば増配ペースも落ちます。
私なら、次の決算でEPSと1株配当が同時に伸びているかを確認します。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
クリエイトSDホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.72%で、過去5年平均の2.12%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
11年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また11年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約35%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2015年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

