2933 紀文食品
中立- 配当利回り
- 1.75%
- 配当性向
- 42%
- DOE
- 1.78%
- 総合スコア
- 40.1pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
紀文食品(2933)は食料品の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 2933 |
| 業種 | 食料品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.75% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 20.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 40.1 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 4年 |
| 配当性向 | 41.53% |
| PER / PBR | 21.59 / 0.92 |
| ROE | 4.61% |
| DOE(株主資本配当率) | 1.78%(業種中央値 2.35%) |
紀文食品は食料品に属する小型株で、時価総額は約237億円です。直近本決算のROEは4.61%で、食料品の中央値6.67%を下回ります。営業利益率は2.94%で、食料品の中央値3.89%を下回ります。自己資本比率は32.92%、フリーキャッシュフローは約4.1億円のプラスです。EPSは2022年3月期の82円から2026年3月期の48円へ減りました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 2.06% | 1.74% | 1.19% |
| 3年 | 2.06% | 1.78% | 1.38% |
| 1年 | 1.98% | 1.87% | 1.68% |
| 現在 | 1.75% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 22/03 | 15.00円 | 18.21% | 82円 |
| 23/03 | 16.00円 | 84.84% | 19円 |
| 24/03 | 17.00円 | 13.72% | 124円 |
| 25/03 | 20.00円 | 17.64% | 113円 |
| 26/03 | 20.00円 | 41.53% | 48円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは1.78%と控えめです(業種中央値は2.35%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。
いまの利回りは1.75%。5年平均の1.74%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は2.06%でした。
直近1年の平均利回り(1.87%)が5年平均(1.74%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。
年ごとの1株配当(分割調整済み)の推移です。デコボコがないか、右肩上がりかを見てください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.75%です。5年平均の1.74%/直近1年平均の1.87%と近い水準です。過去5年のレンジは1.19%〜2.06%で、高い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2022年3月期15円、2023年3月期16円、2024年3月期17円、2025年3月期20円、2026年3月期20円と推移しました。連続増配は0年、非減配は4年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は1.78%です。食料品の中央値2.35%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)は下回ります。配当性向は41.53%で、利益に見合った水準です。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 4.61% |
| ROA | 1.37% |
| DOE | 1.78% |
| 自己資本比率 | 32.92% |
| EPS / BPS | 48 / 1127 |
| 収益性スコア | 0.60 |
| 還元スコア | 0.88 |
| 割安スコア | 1.01 |
売上高成長率は1.95%、EPS成長率は-57.52%です。EPSは2022年3月期82円、2023年3月期19円、2024年3月期124円、2025年3月期113円、2026年3月期48円と推移しました。ROEは4.61%で、食料品の中央値6.67%を下回ります。ROAは1.37%で、食料品の中央値3.86%を下回ります。営業利益率は2.94%で、食料品の中央値3.89%を下回ります。自己資本比率は32.92%、フリーキャッシュフローは約4.1億円のプラスです。
4. 割安度
PERは21.59倍、PBRは0.92倍です。PBRは食料品の中央値1.13倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.01倍です。過去の自分とほぼ同じ利回り水準です。割安スコアは1.01です(収益性スコア0.60・還元スコア0.88との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性が業種平均未満/割安感が乏しい」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1142円(利回り1.75%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1149円(利回り1.74%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 971円(利回り2.06%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 1681円(利回り1.19%) |
いまの株価は1149円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価は1149円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 40.1)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性が業種平均未満/割安感が乏しい
総合スコアは40.1点、判定は「中立」です。
連続増配は0年、非減配は4年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
紀文食品の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.75%で、過去5年平均の1.74%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約42%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

