1951 エクシオグループ
割高寄り- 配当利回り
- 2.61%
- 配当性向
- 45%
- DOE
- 4.07%
- 総合スコア
- 49.1pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1951 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.61% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 68.00円 |
| 総合判定 | 割高寄り |
| 総合スコア | 49.1 |
| 連続増配 | 14年 |
| 非減配 | 21年 |
| 配当性向 | 44.99% |
| PER / PBR | 17.70 / 1.60 |
| ROE | 9.21% |
| DOE(株主資本配当率) | 4.07%(業種中央値 3.74%) |
企業概要
エクシオグループは建設業に属する企業です。時価総額はおよそ5500億円で、業種の中でも規模の大きな一角を占めます。
売上の伸びは17.4%、EPS(1株利益)の伸びも17.2%です。二桁の増収と増益が同時に進んでいます。今期のEPSは151.13円、BPS(1株純資産)は1676.23円まで積み上がりました。
収益性を見ると、ROEは9.21%、ROAは4.49%、営業利益率は6.60%です。私が業種内の他社と比べる時にまず確認するのはこの3つですが、極端に高いわけでも低いわけでもありません。堅実、という言葉が近い数字です。
自己資本比率は50.17%です。財務の土台は厚く、借入への依存度は低めに保たれています。あなたが配当の持続性を気にするなら、この比率の高さは判断材料のひとつになります。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.78% | 4.16% | 2.27% |
| 3年 | 4.87% | 3.59% | 2.27% |
| 1年 | 3.28% | 2.68% | 2.27% |
| 現在 | 2.61% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 23.00円 | 31.67% | 73円 |
| 18/03 | 25.00円 | 26.40% | 95円 |
| 19/03 | 35.00円 | 17.94% | 195円 |
| 20/03 | 40.00円 | 57.25% | 70円 |
| 21/03 | 41.00円 | 37.73% | 109円 |
| 22/03 | 48.00円 | 38.30% | 125円 |
| 23/03 | 51.00円 | 49.76% | 102円 |
| 24/03 | 60.00円 | 126.64% | 47円 |
| 25/03 | 63.00円 | 48.85% | 129円 |
| 26/03 | 68.00円 | 44.99% | 151円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは4.07%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りを折れ線で示したグラフです。5年間の最高・平均・最低の水準線と重ねることで、今の利回りが過去のどのあたりに位置するか分かります。エクシオグループの場合、2022年前後の5%台から右肩下がりに動き、直近の2.61%は5年最低の2.27%に近いところまで来ています。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で比べたグラフです。期間が短くなるほど棒全体が下に移動していれば、利回りが縮む方向に動いている証拠になります。この銘柄も5年平均4.16%から1年平均2.68%へと、期間を絞るごとに数字が下がっています。
分割調整後の1株配当を年度ごとに積み上げた棒グラフです。棒が途切れず右肩上がりに伸びているかどうかで、増配の継続性を目で確認できます。エクシオグループは2017年の23円から2026年の68円まで、10年足らずでほぼ3倍に伸びており、14年連続増配の実績がそのまま棒の形に表れています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当の魅力(利回り推移・連続増配/非減配)
配当利回りは今2.61%です。5年平均の4.16%と比べると、かなり低い水準にあります。
株価が上がったことで利回りが薄まった、という構図です。5年間のレンジで見ると最高5.78%、最低2.27%。今の2.61%はその下限に近い側です。3年平均は3.59%、1年平均は2.68%で、期間を短く取るほど利回りが縮んでいることが分かります。
増配の記録は14年連続です。非減配で数えると21年に伸びます。過去26年のデータの中で、減配があったのは2005年の1回だけです。私がこの銘柄を配当株として見る時、まず目に入るのはこの継続性です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(純資産配当率)は4.07%です。業種中央値の3.74%を上回り、全国的な目安とされる2〜4%のレンジも超えています。配当を出す姿勢が業種平均より前向き、と読める数字です。配当性向は44.99%で、無理のない範囲に収まっています。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 9.21% |
| ROA | 4.49% |
| DOE | 4.07% |
| 自己資本比率 | 50.17% |
| EPS / BPS | 151 / 1676 |
| 収益性スコア | 0.91 |
| 還元スコア | 1.04 |
| 割安スコア | 1.45 |
業績と財務の安定性
ROEは9.21%。業種中央値の10.08%にわずかに届きません。ROAも4.49%で、中央値5.08%をやや下回ります。営業利益率は6.60%、こちらも中央値7.08%より低めです。
3つとも僅差で中央値を割り込む並びです。突出した弱さではありません。ただ、業種平均と同等かそれ以上、とは言い切れない位置にいます。
一方でEPSの伸びは17.2%、売上の伸びは17.4%です。今期の利益成長ははっきり出ています。ただしEPSの推移を年ごとに追うと、2024年の47.38円から2025年の128.97円、2026年の151.14円へと大きく振れています。単年の伸び率だけを見ると、この振れ幅を見落とします。
配当性向の推移も同じことを教えてくれます。2024年は126.64%まで跳ね上がり、その年の利益を配当額が上回りました。2025年は48.85%、今期は44.99%まで落ち着いています。フリーキャッシュフローは182億円あり、配当を支える原資自体は確保されています。自己資本比率50.17%という土台の厚さも、この振れを吸収する余地として働きます。
4. 割安度
割安度
PERは17.7倍です。業種中央値の11.77倍を大きく上回ります。PBRも1.596倍で、中央値1.147倍より高い水準です。
利益や純資産に対して、株価はすでに割安とは言えない位置まで買われています。私がこの2つの指標を並べて見る時、どちらも同じ方向を指しているのが分かります。
利回りの面からも同じ景色が見えます。今の利回り2.61%は、5年平均4.16%はもちろん、3年平均3.59%、1年平均2.68%さえも下回ります。5年間の最低は2.27%ですから、今の水準はその最低ラインのすぐ上にあります。
過去の自分自身の利回りと比べても、今の株価水準は高い側に寄っています。業種内の相対比較と、自社の過去との比較。両方が同じ結論を示している点が、この銘柄の割高感の根拠です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2604円(利回り2.61%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1635円(利回り4.16%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1176円(利回り5.78%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2996円(利回り2.27%) |
いまの株価は1635円(5年平均利回り水準)と2996円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約37.2%下がる計算です。
株価の推移に、配当利回りから逆算した価格の目安ラインを重ねたグラフです。ラインを上回るほど利回りは薄く、下回るほど利回りは厚くなります。今の株価2603.5円は目安として示された1634.6円のラインより上にあり、5年平均利回り水準からは離れた位置にいます。このラインは売買を推奨するものではなく、あくまで利回りの目安として参照してください。
5. 総合判断
総合判定: 割高寄り(スコア 49.1)
株価が自社の過去水準より高く、バリュエーション面のスコアが低い水準です。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
業種内で割高(割安スコア>1.2)かつ収益性が業種平均未満
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合判断
総合スコアは49.1点、加重後の指数(comp_score)は0.983です。判定は割高寄りに分類されます。
割安スコアは1.448。1.2を超えると業種内で割高と見なすラインで、この銘柄は明確にそれを超えています。収益性スコアは0.91と業種平均をやや下回り、還元スコアは1.044です。自社の過去利回りに対する現在の水準を示す指標は0.63で、この数字が今の株価が自社の平均的な利回り水準からどれだけ離れているかを物語ります。
加点材料もあります。10年以上の連続増配、そしてDOEが2%以上かつ業種平均以上という還元姿勢の良さです。注意すべき材料として挙げられている項目は、特にありません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
割高寄りという判定は、業種内での相対的な位置づけを示すものです。配当の継続性という点で、この銘柄が積み上げてきた実績は数字として残っています。株価水準と配当実績は、別の軸として見る必要があります。本記事の価格ガイドを含め、売買を推奨するものではありません。ご自身の判断基準と照らし合わせてください。
6. よくある質問
エクシオグループの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.61%で、過去5年平均の4.16%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割高寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
14年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また21年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約45%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2005年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

