【連続増配】南海辰村建設(1850)配当分析|利回り1.92%・3年連続増配

1850 南海辰村建設

割安寄り
配当利回り
1.92%
配当性向
11%
DOE
1.17%
総合スコア
52.5pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

南海辰村建設(1850)は建設業の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。

項目値
銘柄コード1850
業種建設業
配当利回り(株価ベース)1.92%
1株配当(最新期・分割調整済)8.00円
総合判定割安寄り
総合スコア52.5
連続増配3年
非減配4年
配当性向11.02%
PER / PBR6.50 / 0.69
ROE11.32%
DOE(株主資本配当率)1.17%(業種中央値 3.74%)

南海辰村建設は建設業の小型株です。時価総額は約133億円。直近本決算のROEは11.32%で、建設業の中央値10.08%を上回ります。営業利益率は6.21%で、建設業の中央値7.08%を下回ります。自己資本比率は56.17%、フリーキャッシュフローは約81.4億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2022年3月期の45円から2026年3月期の73円へ伸びました。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。

期間最大平均最小
5年3.14%1.50%0.86%
3年3.14%1.80%1.18%
1年2.06%1.65%1.27%
現在1.92%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
22/033.00円6.60%45円
23/033.00円4.56%66円
24/034.00円10.48%38円
25/036.00円10.09%59円
26/038.00円11.02%73円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは1.17%と控えめです(業種中央値は3.74%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。

配当利回りの推移(月次・%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年最大 3.14 5年平均 1.50 5年最小 0.86 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 1.92

いまの利回りは1.92%。5年平均の1.50%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は3.14%でした。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年 最大: 3.14 3.14 5年 平均: 1.50 1.50 5年 最小: 0.86 0.86 5年 3年 最大: 3.14 3.14 3年 平均: 1.80 1.80 3年 最小: 1.18 1.18 3年 1年 最大: 2.06 2.06 1年 平均: 1.65 1.65 1年 最小: 1.27 1.27 1年 現在 1.92 最大 平均 最小

直近1年の平均利回り(1.65%)が5年平均(1.50%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。

0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 2022 2022年 3.00円 2023 2023年 3.00円 2024 2024年 4.00円 2025 2025年 6.00円 2026 2026年 8.00円

3年連続で増配中。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。この積み上げは配当株として素直に評価できるポイントです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは1.92%です。5年平均の1.50%/直近1年平均の1.65%をいずれも上回ります。過去5年のレンジは0.86%〜3.14%で、低い側にいます。

調整後の1株あたり配当は2022年3月期3円、2023年3月期3円、2024年3月期4円、2025年3月期6円、2026年3月期8円と推移しました。連続増配は3年、非減配は4年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は1.17%です。建設業の中央値3.74%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)は下回ります。配当性向は11.02%で、利益に対して余裕があります。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標値
ROE11.32%
ROA5.97%
DOE1.17%
自己資本比率56.17%
EPS / BPS73 / 683
収益性スコア1.06
還元スコア0.34
割安スコア0.55

売上高成長率は-13.50%、EPS成長率は22.07%です。EPSは2022年3月期45円、2023年3月期66円、2024年3月期38円、2025年3月期59円、2026年3月期73円と推移しました。ROEは11.32%で、建設業の中央値10.08%を上回ります。ROAは5.97%で、建設業の中央値5.08%を上回ります。営業利益率は6.21%で、建設業の中央値7.08%を下回ります。自己資本比率は56.17%、フリーキャッシュフローは約81.4億円のプラスです。

4. 割安度

PERは6.50倍、PBRは0.69倍です。PBRは建設業の中央値1.15倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.28倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは0.55です(収益性スコア1.06・還元スコア0.34との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り」です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価417円(利回り1.92%)
5年平均利回りに戻る株価533円(利回り1.50%)
5年最高利回り時の株価255円(利回り3.14%)
5年最低利回り時の株価930円(利回り0.86%)

いまの株価は533円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 200 400 600 800 1,000 5年最低利回り水準 930 5年平均利回り水準 533 5年最高利回り水準 255 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 417

株価は533円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。

5. 総合判断

総合判定: 割安寄り(スコア 52.5)

収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配

総合スコアは52.5点、判定は「買い妙味あり」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、3年連続増配。

連続増配は3年、非減配は4年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。

6. よくある質問

南海辰村建設の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.92%で、過去5年平均の1.50%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約11%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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