4272 日本化薬
中立- 配当利回り
- 3.27%
- 配当性向
- 41%
- DOE
- 3.56%
- 総合スコア
- 67.7pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
日本化薬(4272)は化学の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4272 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.27% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 66.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 67.7 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 15年 |
| 配当性向 | 40.95% |
| PER / PBR | 10.90 / 0.94 |
| ROE | 8.98% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.56%(業種中央値 2.48%) |
日本化薬は化学に属する中型株で、時価総額は約2,612億円です。直近本決算のROEは8.98%で、化学の中央値6.49%を上回ります。営業利益率は9.28%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は70.25%、フリーキャッシュフローは約116億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年5月期の63円から2026年5月期の161円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.57% | 4.37% | 3.08% |
| 3年 | 5.57% | 4.40% | 3.08% |
| 1年 | 5.03% | 3.82% | 3.08% |
| 現在 | 3.27% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/05 | 30.00円 | 33.25% | 90円 |
| 18/05 | 30.00円 | 33.54% | 89円 |
| 19/05 | 30.00円 | 34.98% | 86円 |
| 20/05 | 30.00円 | 40.40% | 74円 |
| 21/05 | 30.00円 | 40.75% | 74円 |
| 22/05 | 40.00円 | 39.33% | 102円 |
| 23/05 | 45.00円 | 50.36% | 89円 |
| 24/05 | 45.00円 | 181.45% | 25円 |
| 25/05 | 60.00円 | 55.99% | 107円 |
| 26/05 | 66.00円 | 40.95% | 161円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.56%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
いまの利回りは3.27%で、5年平均の4.37%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は5.57%でした。
直近1年の平均利回り(3.82%)は5年平均(4.37%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
派手な増配はないものの、15年間減配なし。維持力があるタイプで、これはこれで安心材料です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.27%です。5年平均の4.37%/直近1年平均の3.82%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは3.08%〜5.57%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2000年5月期6円、2001年5月期11円、2002年5月期11円、2003年5月期11円、2004年5月期11円、2005年5月期12円、2006年5月期20円、2007年5月期20円、2008年5月期20円、2009年5月期20円、2010年5月期30円、2011年5月期20円、2012年5月期20円、2013年5月期20円、2014年5月期25円、2015年5月期25円、2016年5月期30円、2017年5月期30円、2018年5月期30円、2019年5月期30円、2020年5月期30円、2021年5月期30円、2022年5月期40円、2023年5月期45円、2024年5月期45円、2025年5月期60円、2026年5月期66円と推移しました。連続増配は2年、非減配は15年です。直近の減配は2011年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は3.56%です。化学の中央値2.48%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は40.95%で、利益に見合った水準です。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 8.98% |
| ROA | 6.18% |
| DOE | 3.56% |
| 自己資本比率 | 70.25% |
| EPS / BPS | 161 / 1879 |
| 収益性スコア | 1.44 |
| 還元スコア | 1.22 |
| 割安スコア | 0.99 |
売上高成長率は8.66%、EPS成長率は50.40%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年5月期63円、2013年5月期68円、2014年5月期92円、2015年5月期86円、2016年5月期96円、2017年5月期90円、2018年5月期89円、2019年5月期86円、2020年5月期74円、2021年5月期74円、2022年5月期102円、2023年5月期89円、2024年5月期25円、2025年5月期107円、2026年5月期161円と推移しました。ROEは8.98%で、化学の中央値6.49%を上回ります。ROAは6.18%で、化学の中央値3.94%を上回ります。営業利益率は9.28%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は70.25%、フリーキャッシュフローは約116億円のプラスです。
4. 割安度
PERは10.90倍、PBRは0.94倍です。PBRは化学の中央値0.80倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.75倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは0.99です(収益性スコア1.44・還元スコア1.22との対比)。スコアリングの判定根拠は「自社平均より低利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2107円(利回り3.27%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1579円(利回り4.37%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1239円(利回り5.57%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2240円(利回り3.08%) |
いまの株価は1579円(5年平均利回り水準)と2240円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約25.1%下がる計算です。
株価は1579円(5年平均利回り水準)と2240円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 67.7)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
自社平均より低利回り
+ 10年以上非減配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは67.7点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。10年以上非減配、利回り3%以上、DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。
連続増配は2年、非減配は15年です。2011年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
日本化薬の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.27%で、過去5年平均の4.37%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約41%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2011年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

