【高配当】セブン銀行(8410)配当分析|利回り3.28%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

セブン銀行(8410)は銀行業の企業だ。まずは配当の全体像を数字で押さえていく。

項目値
銘柄コード8410
業種銀行業
配当利回り(株価ベース)3.28%
1株配当(最新期・分割調整済)11.00円
総合判定対象外
総合スコア66.9
連続増配0年
非減配4年
配当性向90.61%
PER / PBR22.06 / 1.12
ROE4.74%
DOE(株主資本配当率)4.22%(業種中央値 1.76%)

セブン銀行(8410)はセブン‐イレブンなどに置くATM網を軸にした銀行業の企業だ。ATM手数料が収益の柱で、決済や海外送金にも広げている。本レポートは配当利回りの位置、還元の記録、収益と財務の状態を整理する。

2. 配当の魅力

配当利回りの位置と、増配・非減配の記録を確認する。下の表とグラフが手がかりになる。

期間最大平均最小
5年5.76%4.39%3.27%
3年4.88%4.02%3.27%
1年4.20%3.87%3.27%
現在3.28%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期11.00円62.11%18円
2023年3月期11.00円68.62%16円
2024年3月期11.00円40.37%27円
2025年3月期11.00円70.65%16円
2026年3月期11.00円90.61%12円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.22%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は1.76%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

利回りの折れ線はいま3.28%で、5年平均4.39%を下回る。線が下にあるほど、過去と比べて株価が高い局面だ。過去5年の最高は5.76%だった。

直近1年の平均利回りは3.87%で、5年平均4.39%より低い。足元は過去平均より利回りの低い時間帯が続いた。

棒グラフは1株配当が11円で5年横ばいに並ぶことを示す。増減のない安定した配当の推移だ。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは3.28%で、5年平均の4.39%を下回る。過去5年は3.27%から5.76%のレンジで動いた。1株あたり配当(分割調整済み)は5年連続で11円の横ばい。連続増配はないが、直近4年は減配もしていない。安定配当だが、いまの利回りは過去平均より低い水準にある。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を見ていく。

指標値
ROE4.74%
ROA0.87%
DOE4.22%
自己資本比率18.52%
EPS / BPS12 / 240
収益性スコア1.91
還元スコア1.29
割安スコア1.52

ROEは4.7%で業種中央値5.9%をやや下回る。配当性向は90.6%と高く、利益のほとんどを配当に充てている。DOEは4.22%で業種中央値1.76%を大きく上回る。EPSは前年から-22.0%と減益で、配当性向の高さと合わせると、利益の目減りが続けば配当の余力は細りやすい。ここは注意して見ておきたい。

4. 割安度

自社利回り比は0.75で、いまの利回りは自社平均を下回る。PERは22.1倍、PBRは1.12倍。割安度の区分は「対象外」で、配当性向の高さが評価を抑えている。利回りが5年平均の4.39%に戻るには、株価が約25.3%下がる計算だ。過去5年の利回りで見れば、株価は高い側にある。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価336円(利回り3.28%)
5年平均利回りに戻る株価251円(利回り4.39%)
5年最高利回り時の株価191円(利回り5.76%)
5年最低利回り時の株価336円(利回り3.27%)

いまの株価は251円(5年平均利回り水準)と336円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約25.3%下がる計算です。

現在株価335.6円は、利回りが5年平均に戻る目安の株価250.6円より上にある。過去5年の利回りで見れば株価は高い側だ。ここに示す価格は売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 66.9)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアの区分は「対象外」。安定したATM事業とDOEの高さはあるものの、配当性向90%超は利益変動に対する配当の耐久性という点で慎重に見る材料になる。区分の根拠は総合判断欄の解説を参照してほしい。

6. よくある質問

セブン銀行の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.28%で、過去5年平均の4.39%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約91%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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