【高配当】日本光電工業(6849)配当分析|利回り2.16%・2年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

日本光電工業(6849)は生体情報モニタなど医療機器の大手です。配当の姿から確かめます。

項目値
銘柄コード6849
業種電気機器
配当利回り(株価ベース)2.16%
1株配当(最新期・分割調整済)32.00円
総合判定中立
総合スコア52.7
連続増配2年
非減配3年
配当性向35.85%
PER / PBR16.30 / 1.29
ROE8.04%
DOE(株主資本配当率)2.89%(業種中央値 2.74%)

日本光電工業は心電計や患者モニタを手がける医療機器メーカーで、時価総額は約2400億円。自己資本比率は70%と安定した財務です。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ていきます。

期間最大平均最小
5年2.50%1.86%1.32%
3年2.39%1.75%1.32%
1年2.39%2.03%1.74%
現在2.16%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期33.50円24.23%138円
2023年3月期30.50円60.02%51円
2024年3月期30.50円60.26%51円
2025年3月期31.00円36.52%85円
2026年3月期32.00円35.85%89円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.89%(業種中央値は2.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

現在の利回りは2.16%で、5年平均1.86%を上回ります。5年間の最高は2.5%、最低は1.32%でした。線は平均より上の位置にあります。

直近1年の平均利回り2.03%は、5年平均1.86%をやや上回ります。この1年は利回りが平均より少し高い時間帯でした。

配当は2023年に一度下がった後、31円・32円と持ち直しています。分割調整後で見ると、減配を挟みつつ水準を戻す動きです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは2.16%。分割調整後の配当は2022年に33.5円だったものが2023年に30.5円へ下がり、以降は31円、32円と持ち直しています。2023年に減配を挟んだ点は押さえておきたいところです。配当性向は35.9%です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を確かめます。

指標値
ROE8.04%
ROA5.66%
DOE2.89%
自己資本比率70.10%
EPS / BPS89 / 1123
収益性スコア1.20
還元スコア1.03
割安スコア1.24

ROEは8.0%、営業利益率は8.0%で、業種中央値を上回ります。EPSは89円、配当性向は35.9%と余裕を残す水準です。フリーキャッシュフローは128億円のプラス。DOEは2.89%で業種中央値2.7%と同程度です。PERは16.3倍、PBRは1.29倍です。

4. 割安度

自社利回り比(sy)は1.16で、現在の利回りは過去5年平均1.86%を上回ります。株価は自社の過去レンジのなかでは低めの位置です。割安度の区分は中立です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1484円(利回り2.16%)
5年平均利回りに戻る株価1720円(利回り1.86%)
5年最高利回り時の株価1280円(利回り2.50%)
5年最低利回り時の株価2424円(利回り1.32%)

いまの株価は1720円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

現在株価1484円は、利回りが5年平均に戻る水準1720円を下回ります。5年平均の利回りに戻るには、株価が約16%上がる計算です。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 52.7)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは52.7。業種平均を上回る収益性と、余裕のある配当性向が評価点です。2023年に減配を挟んだ後は増配に転じており、利回りは自社の過去平均を上回る位置にあります。配当方針の継続性が見どころです。

6. よくある質問

日本光電工業の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.16%で、過去5年平均の1.86%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また3年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約36%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2023年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

タイトルとURLをコピーしました