【高配当】リンナイ(5947)配当分析|利回り2.74%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

リンナイ(5947)は給湯器・厨房機器で国内首位級のメーカーです。配当の姿から確かめます。

項目値
銘柄コード5947
業種金属製品
配当利回り(株価ベース)2.74%
1株配当(最新期・分割調整済)100.00円
総合判定中立
総合スコア57.9
連続増配4年
非減配4年
配当性向38.47%
PER / PBR14.08 / 1.16
ROE7.57%
DOE(株主資本配当率)3.16%(業種中央値 1.78%)

リンナイは給湯機器や厨房機器を手がける金属製品メーカーで、海外展開も進めています。時価総額は約5200億円。自己資本比率は76%と厚く、無借金に近い財務です。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ていきます。

期間最大平均最小
5年3.35%2.20%1.14%
3年3.35%2.52%1.79%
1年3.01%2.72%2.35%
現在2.74%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期46.67円29.76%157円
2023年3月期53.33円90.44%59円
2024年3月期60.00円32.48%185円
2025年3月期80.00円38.16%210円
2026年3月期100.00円38.47%260円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.16%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は1.78%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

現在の利回りは2.74%で、5年平均2.2%を上回ります。線が上のほうにある局面は、過去の自分と比べて株価が安めということです。5年間の最高は3.35%でした。

直近1年の平均利回り2.72%は、5年平均2.2%より高めです。この1年、利回りは平均を上回る時間帯が続きました。

配当は4年連続で増えています。分割調整後で46.7円から100円へ、力強く伸びています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは2.74%。分割調整後の配当は2022年の46.7円から2026年の100円へ、4年連続で増えました。配当性向は38.5%で、増配の余地を残す水準です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を確かめます。

指標値
ROE7.57%
ROA5.57%
DOE3.16%
自己資本比率76.07%
EPS / BPS260 / 3167
収益性スコア1.69
還元スコア1.39
割安スコア2.02

ROEは7.6%、自己資本比率は76%と安全性は高い一方、資本効率は業種中央値5.4%をやや上回る程度です。EPSは260円、フリーキャッシュフローは184億円のプラス。DOEは3.16%で業種中央値1.8%を上回ります。PERは14.1倍、PBRは1.16倍です。

4. 割安度

自社利回り比(sy)は1.25で、現在の利回りは過去5年平均2.2%を2割以上上回ります。株価は自社の過去レンジのなかでは低めの位置です。割安度の区分は中立です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3650円(利回り2.74%)
5年平均利回りに戻る株価4546円(利回り2.20%)
5年最高利回り時の株価2985円(利回り3.35%)
5年最低利回り時の株価8772円(利回り1.14%)

いまの株価は4546円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

現在株価3650円は、利回りが5年平均に戻る水準4545円を下回ります。5年平均の利回りに戻るには、株価が約25%上がる計算です。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 57.9)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは57.9。4年連続の増配と業種平均を上回るDOE、厚い自己資本が評価点です。利回りは自社の過去平均より高い位置にあり、配当性向にも余裕があります。資本効率の伸びが今後の見どころです。

6. よくある質問

リンナイの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.74%で、過去5年平均の2.20%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約38%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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