【高配当】髙島屋(8233)配当分析|利回り2.04%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

髙島屋(8233)は老舗百貨店で、商業施設や金融も手がけます。配当を数字で押さえます。

項目値
銘柄コード8233
業種小売業
配当利回り(株価ベース)2.04%
1株配当(最新期・分割調整済)34.00円
総合判定中立
総合スコア54.8
連続増配4年
非減配4年
配当性向38.79%
PER / PBR-72.10 / 0.79
ROE-1.68%
DOE(株主資本配当率)2.24%(業種中央値 2.32%)

髙島屋(8233・小売業)は、都心・郊外の百貨店に加え、商業施設開発(東神開発)や金融・海外店舗を持ちます。訪日客の消費や都心店の動向が売上を左右します。時価総額は約3900億円。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録、支払いの余力を見ていきます。

期間最大平均最小
5年3.39%2.05%1.31%
3年3.39%2.08%1.31%
1年2.84%1.89%1.31%
現在2.04%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期12.00円74.67%16円
2023年3月期13.00円15.31%85円
2024年3月期18.50円18.46%100円
2025年3月期24.50円38.79%63円
2026年3月期34.00円—%—円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.24%(業種中央値は2.32%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

利回りは2.04%で、5年平均2.05%とほぼ同じです。過去の自分と比べて、株価は平均的な評価です。5年間の最高は3.39%でした。

直近1年の平均1.89%は5年平均2.05%よりやや低く、株価が持ち直した1年でした。

4年連続の増配です。棒は伸びていますが、最新期が最終赤字だった点は財務の表とあわせて確認してください。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは 2.04% です。分割調整済みの1株配当は12円(2022年度)から34円(2026年度)へ4年連続で増えました。DOEは2.24%で小売業中央値2.32%とほぼ同水準です。増配は続いていますが、直近本決算は最終赤字(EPSはマイナス27.44円)で、利益の回復が配当の前提になります。

3. 業績と財務の安定性

百貨店本業と、直近の損益の状況を確認します。

指標値
ROE-1.68%
ROA-0.61%
DOE2.24%
自己資本比率35.49%
EPS / BPS-27 / 1535
収益性スコア0.85
還元スコア0.98
割安スコア0.56

直近のROEはマイナス1.7%、EPSはマイナス27.44円で、最新期は最終赤字でした。一方、営業利益率は10.9%、フリーキャッシュフローはプラス189億円と、本業のキャッシュ創出は続いています。自己資本比率は35.5%、PBRは0.79倍です。

4. 割安度

PBRは0.79倍で小売業中央値1.4倍を下回ります。最新期が赤字のためPERは参考になりません。自社利回り比は1.00で過去平均並み。いまの利回り2.04%は5年平均2.05%とほぼ同じで、株価は過去の利回りで見て平均的な位置です。割安度は中立です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2300円(利回り2.04%)
5年平均利回りに戻る株価2293円(利回り2.05%)
5年最高利回り時の株価1386円(利回り3.39%)
5年最低利回り時の株価3588円(利回り1.31%)

いまの株価は2293円(5年平均利回り水準)と3588円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約0.3%下がる計算です。

株価は2293円(利回りが5年平均に戻る水準)のほぼ真上にあります。過去5年の利回りで見れば、平均どおりの位置です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 54.8)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り
+ 3年連続増配

総合的な区分は 中立 です。増配実績と黒字のキャッシュフローは還元を支える材料ですが、最新期は最終赤字で収益性が業種平均を下回りました。配当の持続性は、今後の利益回復を確認しながら判断したい局面です。

6. よくある質問

髙島屋の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.04%で、過去5年平均の2.05%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約39%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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