【高配当】丸井グループ(8252)配当分析|利回り4.42%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

丸井グループ(8252)は小売とカード金融(エポス)を組み合わせた会社です。配当を数字で押さえます。

項目
銘柄コード 8252
業種 小売業
配当利回り(株価ベース) 4.42%
1株配当(最新期・分割調整済) 131.00円
総合判定 対象外
総合スコア 94.5
連続増配 4年
非減配 4年
配当性向 82.73%
PER / PBR 19.30 / 2.25
ROE 11.59%
DOE(株主資本配当率) 9.70%(業種中央値 2.32%)

丸井グループ(8252・小売業)は、都市型店舗の運営に加え、クレジットカード「エポス」を軸としたフィンテック事業を持ちます。利益の多くは金融が生み、店舗は体験の場としての性格を強めています。時価総額は約5600億円。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録、支払いの余力を見ていきます。

期間 最大 平均 最小
5年 5.63% 4.04% 2.57%
3年 5.63% 4.56% 4.04%
1年 4.89% 4.37% 4.08%
現在 4.42%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 52.00円 60.60% 86円
2023年3月期 59.00円 53.95% 109円
2024年3月期 101.00円 77.28% 131円
2025年3月期 106.00円 74.00% 143円
2026年3月期 131.00円 82.73% 158円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは9.70%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.32%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

利回りは4.42%で、5年平均4.04%の上にあります。線が上にあるほど、過去の自分と比べて株価は控えめな評価です。5年間の最高は5.63%でした。

直近1年の平均4.37%は5年平均4.04%より高めで、過去平均並み以上の利回りが続いた1年でした。

4年連続の増配で、棒の伸びは急です。配当性向82%とあわせ、利益の大半を還元に回している姿が見えます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは 4.42% です。分割調整済みの1株配当は52円(2022年度)から131円(2026年度)へ4年連続で増えました。DOE9.70% と小売業中央値2.32%を大きく上回り、還元姿勢は明確です。配当性向は82.7%と高く、利益の大半を配当に回しています。

3. 業績と財務の安定性

金融を含む収益構造と、還元の厚みを見ます。

指標
ROE 11.59%
ROA 2.50%
DOE 9.70%
自己資本比率 21.45%
EPS / BPS 158 / 1359
収益性スコア 2.41
還元スコア 2.26
割安スコア 1.60

ROE11.6%(小売業中央値7.4%)、営業利益率は18.1%と高収益です。自己資本比率は21.5%と低めですが、これはカード債権を抱える金融事業の性格によるものです。EPSは158円。直近のフリーキャッシュフローはマイナスで、カード債権の積み増しが効いています。

4. 割安度

PBRは2.25倍で小売業中央値1.4倍より高く、PERは19.3倍。自社利回り比は1.09で、過去平均よりやや利回りの取りやすい位置です。いまの利回り4.42%が5年平均4.04%まで下がるには、株価が約9%上がる必要があります。割安度は中立です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 2964円(利回り4.42%)
5年平均利回りに戻る株価 3243円(利回り4.04%)
5年最高利回り時の株価 2327円(利回り5.63%)
5年最低利回り時の株価 5097円(利回り2.57%)

いまの株価は3243円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価は3243円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価はやや低い側です。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 94.5)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超;FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合的な区分は 対象外 です。ROE・営業利益率・DOEに表れる稼ぐ力と還元姿勢は高い一方、配当性向が80%を超え、フリーキャッシュフローもマイナスでした。金融事業のキャッシュの動きとあわせて配当余力を見たい銘柄です。

6. よくある質問

丸井グループの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.42%で、過去5年平均の4.04%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約83%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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