【高配当】大東建託(1878)配当分析|利回り4.52%・5年連続増配

1878 大東建託

対象外
配当利回り
4.52%
配当性向
142%
DOE
9.98%
総合スコア
64.4pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード1878
業種建設業
配当利回り(株価ベース)4.52%
1株配当(最新期・分割調整済)150.40円
総合判定対象外
総合スコア64.4
連続増配5年
非減配5年
配当性向141.80%
PER / PBR12.30 / 2.40
ROE20.55%
DOE(株主資本配当率)9.98%(業種中央値 3.74%)

大東建託は建設業に属し、賃貸住宅の建築請負と一括借り上げによる管理運営を収益の柱にしています。時価総額は約1.27兆円です。ROEは20.55%、ROAは7.24%で、いずれも建設業の中央値(ROE10.08%、ROA5.08%)を上回り、資本効率は高い水準にあります。営業利益率6.81%は業種中央値7.08%とほぼ同じです。FY2026(3月期)は売上高が前期比7.73%増える計画ですが、年度別のEPSは前期の285.66円から106.06円へ縮小する見込みで、この利益減が配当性向を141.80%まで押し上げています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年5.57%4.56%3.41%
3年5.36%4.53%3.41%
1年5.36%4.75%3.96%
現在4.52%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/03107.20円49.97%215円
18/03116.60円50.03%233円
19/03121.20円49.99%242円
20/03130.60円49.97%261円
21/0381.60円50.04%163円
22/03102.20円50.03%204円
23/03103.20円50.05%206円
24/03111.00円49.97%222円
25/03142.80円49.99%286円
26/03150.40円141.80%106円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは9.98%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 3.00 4.00 5.00 6.00 5年最大 5.57 5年平均 4.56 5年最小 3.41 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 4.52

配当利回りの月次推移に、過去5年の最大5.57%・平均4.56%・最小3.41%の水準線を重ねたグラフです。線より上は利回りが高い(株価が安い)局面、下は利回りが低い局面を示します。今の利回り4.52%は平均線のすぐ下にあります。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 5年 最大: 5.57 5.57 5年 平均: 4.56 4.56 5年 最小: 3.41 3.41 5年 3年 最大: 5.36 5.36 3年 平均: 4.53 4.53 3年 最小: 3.41 3.41 3年 1年 最大: 5.36 5.36 1年 平均: 4.75 4.75 1年 最小: 3.96 3.96 1年 現在 4.52 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で並べ、利回りが期間によってどう変わったかを比べる図です。1年平均は4.75%で5年平均4.56%より高く、直近1年は利回りがやや厚い時間帯でした。1年の最小でも3.96%と、5年の最小3.41%より高い位置にあります。

0.00 50.00 100.00 150.00 200.00 2017 2017年 107.20円 2018 2018年 116.60円 2019 2019年 121.20円 2020 2020年 130.60円 2021 2021年 81.60円 2022 2022年 102.20円 2023 2023年 103.20円 2024 2024年 111.00円 2025 2025年 142.80円 2026 2026年 150.40円

分割調整後の1株当たり配当を年度別に並べた棒グラフです。2021年に130.6円から81.6円へ下げた後、2022年以降は102.2円、103.2円、111.0円、142.8円、150.4円と5年連続で増やしています。棒が右肩上がりに伸びているかで増配の勢いを確認できます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは4.52%です。過去5年の平均4.56%とほぼ同じ位置にあり、この5年間は3.41%から5.57%の幅で動いてきました。連続増配は5年、非減配も5年で、直近の減配は2021年でした(集計期間は26年分)。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を出しているかを示し、利益のブレに左右されにくい指標)は9.98%です。建設業の中央値3.74%、全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)を大きく超えます。純資産に対する還元の厚さははっきりしています。

注意点もあります。FY2026の配当性向は141.80%で、100%を超えました。前年比では約91.8ポイントの急変です。いまは利益を上回る配当を出している状態で、この水準が続くかどうかは利益が計画どおり戻るかにかかっています。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE20.55%
ROA7.24%
DOE9.98%
自己資本比率36.31%
EPS / BPS299 / 1534
収益性スコア1.48
還元スコア1.33
割安スコア1.54

ROE20.55%、ROA7.24%は建設業の中央値(10.08%、5.08%)をどちらも上回り、資本効率は高い水準です。営業利益率は6.81%で、中央値7.08%と同程度に収まっています。売上高は前期比7.73%増を見込みます。

ただしFY2026のEPS計画は106.06円で、前期の285.66円から大きく下がります。年度別に見ると2020年261.36円、2025年285.66円と伸ばしてきた利益が、2026年計画で落ち込む形です。この利益減が配当性向141.80%の直接の原因です。

財務面では自己資本比率が36.31%です。フリーキャッシュフローは-12.12億円のマイナスで、稼いだ現金より投資と配当の支出が上回っています。増配を続けながらFCFがマイナスという状態は、配当の一部を借入や手元資金で賄っている可能性を示します。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

4. 割安度

PERは12.3倍で、建設業の中央値12.37倍とほぼ同じです。利益基準では平均的な評価に落ち着いています。PBRは2.40倍で、中央値1.15倍のおよそ2倍あります。純資産に対しては高めに買われていて、これは高いROEを市場が織り込んでいる裏返しでもあります。

配当利回りで見ると、現在の4.52%は過去5年平均4.56%とほぼ同値です(自社の過去平均に対する比率は0.99)。利回りの面では過去のレンジの中ほどに位置します。ただしFY2026の配当性向が141.80%と異常な水準にあり、利回りの前提になる配当額が今の利益では重いことは割り引いて見る必要があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3331円(利回り4.52%)
5年平均利回りに戻る株価3298円(利回り4.56%)
5年最高利回り時の株価2700円(利回り5.57%)
5年最低利回り時の株価4411円(利回り3.41%)

いまの株価は3298円(5年平均利回り水準)と4411円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約1.0%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 5年最低利回り水準 4,411 5年平均利回り水準 3,298 5年最高利回り水準 2,700 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 3,331

株価の推移に、配当額150.4円を基準にした水準線を重ねた図です。5年平均利回りに戻る株価は約3,298円、5年最低利回り水準の株価は約4,411円で、現在値3,331円はこの2本の内側にあります。これらは売買を推奨する線ではなく、過去の利回りレンジを株価に置き換えた目安です。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 64.4)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超;FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

スコアリングの総合点は64.4点、判定は「除外」です。収益性(1.475)、還元姿勢(1.335)、割安度(1.542)の各項目は水準を満たし、ROE10%以上の高収益、5年連続増配、DOE2%以上かつ業種平均以上という3つの加点がついています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

それでも判定が「除外」になったのは、配当性向80%超とフリーキャッシュフローのマイナスという2点が効いているためです。FY2026の配当性向は141.80%で、前年から約91.8ポイント急変しました。利益が計画どおり戻れば性向は下がりますが、戻らなければ配当の原資を利益以外に頼ることになります。

高い収益性と長い増配実績を評価する一方で、足元の配当が利益で賄えていない事実をどう見るか。この銘柄はその判断が分かれる位置にあります。

6. よくある質問

大東建託の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.52%で、過去5年平均の4.56%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約142%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2021年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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