5406 神戸製鋼所
中立- 配当利回り
- 3.97%
- 配当性向
- 34%
- DOE
- 2.51%
- 総合スコア
- 56.1pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5406 |
| 業種 | 鉄鋼 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.97% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 80.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 56.1 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 0年 |
| 配当性向 | 33.64% |
| PER / PBR | 7.95 / 0.59 |
| ROE | 7.30% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.51%(業種中央値 2.31%) |
神戸製鋼所は鉄鋼セクターに属し、決算期は3月です。時価総額は約7,493億円。最新年度の1株利益(EPS)は237.8円、1株純資産(BPS)は3,189.56円でした。売上高は前年度から4.64%減り、EPSも21.94%下がっています。この記事では、そんな足元の数字を配当の側から読み解きます。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 10.90% | 6.27% | 3.54% |
| 3年 | 7.62% | 5.24% | 3.54% |
| 1年 | 4.79% | 4.12% | 3.54% |
| 現在 | 3.97% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 15/03 | 40.00円 | —% | —円 |
| 16/03 | 20.00円 | —% | —円 |
| 18/03 | 30.00円 | 17.20% | 174円 |
| 19/03 | 20.00円 | 20.16% | 99円 |
| 21/03 | 10.00円 | 15.61% | 64円 |
| 22/03 | 40.00円 | 24.96% | 160円 |
| 23/03 | 40.00円 | 21.76% | 184円 |
| 24/03 | 90.00円 | 32.45% | 277円 |
| 25/03 | 100.00円 | 32.83% | 305円 |
| 26/03 | 80.00円 | 33.64% | 238円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.51%(業種中央値は2.31%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
月次の利回りを折れ線で示し、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねたグラフです。線が平均より下にあれば、過去より利回りが低い状態を表します。神戸製鋼所の利回りは3.97%で、5年平均の6.27%を下回っています。5年の最高は10.9%、最低は3.54%です。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で並べたグラフです。期間が短いほど、足元の水準に近い値になります。1年平均は4.12%、3年平均は5.24%、5年平均は6.27%で、期間が短いほど平均が低くなっています。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で並べた棒グラフです。棒が右肩上がりなら増配、下がれば減配を意味します。2024年度は90円、2025年度は100円と増え、2026年度は80円でした。最新年度は減配になっています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.97%です。5年平均は6.27%、5年間の最高は10.9%、最低は3.54%で、現在値は5年レンジの下側に寄っています。
配当は2025年度の100円から2026年度は80円へ下がりました。連続増配年数と非減配年数はどちらも0年で、直直近度の減配がシステム上の注意点として検出されています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配しにくさを見るDOE(株主資本配当率)は2.51%でした。業種中央値の2.31%を上回り、全国目安の2〜4%にも収まっています。配当性向は33.64%で、利益の3分の1ほどを配当に回している計算です。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 7.30% |
| ROA | 3.27% |
| DOE | 2.51% |
| 自己資本比率 | 46.44% |
| EPS / BPS | 238 / 3190 |
| 収益性スコア | 1.27 |
| 還元スコア | 1.04 |
| 割安スコア | 1.06 |
ROEは7.30%で、業種中央値4.80%を上回りました。ROAも3.27%と中央値2.86%より高く、営業利益率は5.33%で中央値4.66%を超えています。収益性は業種の中でやや良い位置です。
自己資本比率は46.44%。フリーキャッシュフローは約1,280億円のプラスでした。一方でEPSは2025年度の304.6円から2026年度は237.81円へ下がっており、利益の勢いは弱まっています。
4. 割安度
PERは7.95倍、PBRは0.59倍です。業種中央値のPBR 0.56倍と比べると、わずかに高い水準にあります。
利回りの面では、現在の3.97%が5年平均6.27%を下回ります。株価は2013.5円で、5年平均利回りに相当する株価1,275.9円を上回っています。自社の過去水準と比べると、利回りの面での割安感は乏しい状況です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2014円(利回り3.97%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1276円(利回り6.27%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 734円(利回り10.90%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2260円(利回り3.54%) |
いまの株価は1276円(5年平均利回り水準)と2260円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約36.6%下がる計算です。
5年の利回り水準から逆算した株価を、現在の株価と並べた折れ線です。見方は、現在の株価が線の上か下かを確かめることです。現在の2013.5円は、5年平均利回りの水準に相当する1,275.9円より上、5年最低利回りの水準に相当する2,259.9円より下にあります。なお売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 56.1)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 直近3年内に減配
総合スコアは56.1点で、判定は中立です。利回り3%以上とDOEの水準が加点に働き、直近3年内の減配が注意点として残りました。
スコアの内訳は収益性1.268、還元1.043、割安1.058で、収益性が最も高く出ています。一方で自社の過去利回りに対する比率は0.63にとどまり、利回りの面では過去より薄い水準です。
配当は2025年度の100円から80円に下がりました。配当性向は33.64%に収まっており、利益に対する負担は重くありません。今後の配当方針は、企業のIR資料で確認してください。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
神戸製鋼所の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.97%で、過去5年平均の6.27%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約34%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2026年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

