【高配当】阪急阪神(9042)配当分析|利回り2.16%・3年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

阪急阪神ホールディングス(9042)は陸運業の企業です。配当の実績から見ていきます。

項目
銘柄コード 9042
業種 陸運業
配当利回り(株価ベース) 2.16%
1株配当(最新期・分割調整済) 100.00円
総合判定 対象外
総合スコア 57.1
連続増配 3年
非減配 4年
配当性向 30.26%
PER / PBR 13.78 / 0.98
ROE 6.73%
DOE(株主資本配当率) 2.16%(業種中央値 1.74%)

阪急阪神ホールディングス(9042)は関西地盤の鉄道・不動産・エンタメ複合企業だ。時価総額はおよそ1.2兆円。鉄道に加え、都市開発と旅行、阪神タイガースを含むエンタメが利益を支える。本レポートは配当と財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの水準と増配の記録を確認します。

期間 最大 平均 最小
5年 2.72% 1.67% 1.02%
3年 2.72% 1.84% 1.02%
1年 2.63% 2.32% 1.96%
現在 2.16%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 50.00円 56.25% 89円
2023年3月期 50.00円 25.66% 195円
2024年3月期 55.00円 19.51% 282円
2025年3月期 60.00円 21.29% 282円
2026年3月期 100.00円 30.26% 330円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.16%(業種中央値は1.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

利回りは2.16%で、5年平均1.67%を上回る。線が平均より上にある局面は、過去の自分と比べて株価が低い時間帯だ。5年間の最高は2.72%だった。

直近1年の平均利回りは2.32%で、5年平均1.67%より高い。この1年は利回りが過去平均を上回って推移した。

1株配当は50円から100円へ、3年連続の増配。2026年の引き上げが棒グラフの伸びに表れている。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは2.16%。1株配当(分割調整済み)は50円から2026年に100円へ引き上げられ、3年連続で増配している。配当性向は30.3%と低く、EPSが88円から330円へ伸びた利益成長が増配を後押しした。還元余力にはまだ幅がある。

3. 業績と財務の安定性

収益力と財務、還元とのバランスを見ます。

指標
ROE 6.73%
ROA 2.22%
DOE 2.16%
自己資本比率 33.90%
EPS / BPS 330 / 4654
収益性スコア 1.10
還元スコア 1.12
割安スコア 1.01

ROEは6.7%で業種中央値7.7%をやや下回る。営業利益率10.6%、自己資本比率33.9%。EPSは3.7倍に伸び、コロナ後の鉄道・不動産の回復が数字に出ている。フリーキャッシュフローはマイナスで、都市開発への投資が先行している。

4. 割安度

PERは13.8倍、PBRは0.98倍で業種中央値0.96倍並み。利回り2.16%は自社5年平均1.67%を上回り、自社利回り比は1.29。過去の自分と比べると利回りは高めで、株価は相対的に低い側にある。区分は中立から割安寄りだ。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 4630円(利回り2.16%)
5年平均利回りに戻る株価 5988円(利回り1.67%)
5年最高利回り時の株価 3676円(利回り2.72%)
5年最低利回り時の株価 9804円(利回り1.02%)

いまの株価は5988円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

利回りが5年平均1.67%に戻る株価はおよそ5988円で、現在値より上にある。株価は過去5年の利回りで見れば低い側だ。売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 57.1)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合判定は対象外(スコア57.1)。3年連続増配と業種平均を上回るDOEが加点材料だが、フリーキャッシュフローのマイナスが判定を対象外に置いている。投資が実を結べば還元余地は残っている。

6. よくある質問

阪急阪神ホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.16%で、過去5年平均の1.67%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約30%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



タイトルとURLをコピーしました