【高配当】ヤマト(9064)配当分析|利回り2.25%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

ヤマトホールディングス(9064)は陸運業の企業です。配当と足元の利益から見ていきます。

項目
銘柄コード 9064
業種 陸運業
配当利回り(株価ベース) 2.25%
1株配当(最新期・分割調整済) 46.00円
総合判定 対象外
総合スコア 34.0
連続増配 0年
非減配 4年
配当性向 106.80%
PER / PBR 40.50 / 0.97
ROE 2.31%
DOE(株主資本配当率) 2.55%(業種中央値 1.74%)

ヤマトホールディングス(9064)は宅配便「宅急便」を中核とする物流大手だ。時価総額はおよそ6300億円。EC向け小口配送を土台に、法人向け物流やプラットフォーム事業へ軸足を広げている。本レポートは配当と財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの水準と1株配当の推移を確認します。

期間 最大 平均 最小
5年 3.12% 2.25% 1.58%
3年 3.12% 2.36% 1.77%
1年 2.74% 2.28% 1.84%
現在 2.25%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 46.00円 30.46% 151円
2023年3月期 46.00円 36.32% 127円
2024年3月期 46.00円 42.90% 107円
2025年3月期 46.00円 41.12% 112円
2026年3月期 46.00円 106.80% 43円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.55%(業種中央値は1.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

利回りは2.25%で、5年平均2.25%と同じ水準にある。株価も利回りも過去平均どおりの位置だ。5年間の最高は3.12%だった。

直近1年の平均利回りは2.28%で、5年平均2.25%とほぼ同じ。利回りの居所は落ち着いている。

1株配当は5年間46円で横ばい。棒グラフは平らで、増配も減配もない据え置きが続く。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは2.25%。1株配当は5年間46円で横ばいが続く。減配はないものの増配もなく、還元は据え置きだ。問題は配当性向で、直近はEPSの急減により106.8%まで上昇した。利益を配当が上回る状態で、現在の46円を利益だけで賄えていない。

3. 業績と財務の安定性

収益力と財務、還元とのバランスを見ます。

指標
ROE 2.31%
ROA 1.07%
DOE 2.55%
自己資本比率 45.47%
EPS / BPS 43 / 1803
収益性スコア 0.30
還元スコア 0.73
割安スコア 1.00

ROEは2.3%と低く、業種中央値7.7%を大きく下回る。営業利益率1.5%まで落ち込み、EPSは151円から43円へ縮んだ。自己資本比率45.5%と財務そのものは健全だが、稼ぐ力の回復が課題だ。

4. 割安度

PERは40.5倍と利益低下で高く出ており、PBRは0.97倍で業種中央値0.96倍並み。利回り2.25%は自社5年平均2.25%とちょうど同じで、自社利回り比は1.00。株価水準としては過去平均どおりで、区分は中立だ。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 2041円(利回り2.25%)
5年平均利回りに戻る株価 2044円(利回り2.25%)
5年最高利回り時の株価 1474円(利回り3.12%)
5年最低利回り時の株価 2911円(利回り1.58%)

いまの株価は2044円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

利回りが5年平均2.25%に戻る株価はおよそ2044円。現在値はこれとほぼ同じで、過去5年の利回りで見ても平均的な位置だ。売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 34.0)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合判定は対象外(スコア34.0)。DOEは業種平均を上回るものの、配当性向が100%を超えた点が判定を対象外に置いている。据え置きの配当を今後も利益で支えられるかは、利益の回復にかかっている。

6. よくある質問

ヤマトホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.25%で、過去5年平均の2.25%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約107%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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