5108 ブリヂストン
- 配当利回り
- 3.04%
- 配当性向
- 93%
- DOE
- 4.17%
- 総合スコア
- 53.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5108 |
| 業種 | ゴム製品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.04% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 115.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 53.2 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 5年 |
| 配当性向 | 93.50% |
| PER / PBR | 14.30 / 1.23 |
| ROE | 8.85% |
| DOE(株主資本配当率) | 4.17%(業種中央値 2.68%) |
ブリヂストン(5108)はゴム製品業種に属し、決算は12月期です。時価総額は約4兆6,929億円と大きく、PERは14.3倍、PBRは1.23倍で推移しています。
ROEは8.85%、営業利益率は8.61%、自己資本比率は63.7%です。稼ぐ力と財務の厚みは、どちらも業種の中で見劣りしません。
一方で、直近の1株利益は大きく落ちました。配当を受け取る立場なら、この動きが配当にどう響くかを見ておきたいところです。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.05% | 3.85% | 2.72% |
| 3年 | 4.64% | 3.69% | 2.72% |
| 1年 | 3.70% | 3.34% | 2.72% |
| 現在 | 3.04% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/12 | 70.00円 | 41.29% | 170円 |
| 17/12 | 75.00円 | 39.93% | 188円 |
| 18/12 | 80.00円 | 41.24% | 194円 |
| 19/12 | 80.00円 | 48.15% | 166円 |
| 20/12 | 55.00円 | —% | —円 |
| 21/12 | 85.00円 | 30.38% | 280円 |
| 22/12 | 87.50円 | 40.48% | 216円 |
| 23/12 | 100.00円 | 41.32% | 242円 |
| 24/12 | 105.00円 | 50.46% | 208円 |
| 25/12 | 115.00円 | 93.50% | 123円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは4.17%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.68%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の配当利回りを折れ線で示し、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねています。線が平均より上なら利回りが高め、下なら低めです。ブリヂストンは2023年1月の4.68%から下がり、2026年8月は2.83%、9月は3.04%で、5年平均の3.85%を下回っています。
5年・3年・1年それぞれの最大、平均、最小を棒で並べた図です。期間が短いほど、足元の水準に近い数字になります。平均は5年が3.85%、3年が3.69%、1年が3.34%と短い期間ほど低く、最小はどの期間も2.72%でした。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。棒が右へ伸びるほど、配当が増えてきたことを示します。2019年の80円から2020年は55円へ下がり、2021年の85円から2025年の115円まで5年連続で増えています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.04%です。5年平均の3.85%を下回り、5年間の最高5.05%、最低2.72%のレンジでは下寄りに位置します。
分割調整済みの1株配当は2021年の85円から2025年の115円まで5年連続で増えました。直近で減配したのは2020年で、80円から55円へ下がっています。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
気になるのは配当性向です。2024年の50.46%から2025年は93.5%へ、43.0ポイント跳ね上がりました。配当は増えたのに利益が減ったためで、異常値として検知されています。
DOE(株主資本配当率、純資産に対して配当をどれだけ出しているかの指標)は4.17%です。業種中央値の2.68%を上回り、全国目安の2〜4%も超えています。還元に前向きな水準ですが、利益が戻らなければ配当の余力は小さくなります。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 8.85% |
| ROA | 5.69% |
| DOE | 4.17% |
| 自己資本比率 | 63.71% |
| EPS / BPS | 246 / 2868 |
| 収益性スコア | 1.49 |
| 還元スコア | 0.84 |
| 割安スコア | 1.62 |
ROEは8.85%で業種中央値の6.72%を上回ります。ROAは5.69%(中央値3.40%)、営業利益率は8.61%(中央値5.83%)と、収益性は3指標とも中央値より高い水準です。
自己資本比率は63.7%で、財務は厚いままです。フリーキャッシュフローは約4,355億円のプラスを確保しています。
売上高の伸びはほぼ横ばいでした。1株利益は2024年の208.09円から2025年は122.99円へ下がり、前年比で約40.9%の減少です。
この減益で、配当性向は93.5%まで上がりました。財務の体力はありますが、配当の安定は利益の回復にかかっています。
4. 割安度
PERは14.3倍、PBRは1.23倍です。PBRは業種中央値の0.76倍を上回っています。
配当利回りで見ると、いまの3.04%は5年平均3.85%の約0.79倍にあたります。過去5年の利回りレンジの下寄りで、株価が上がったぶん利回りが薄くなっています。
スコア上の割安スコアは1.617と高めに出ていますが、配当性向が80%を超えたため、総合判定は対象外です。割安度と配当の持続性は別々に確認してください。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 3871円(利回り3.04%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3052円(利回り3.85%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2327円(利回り5.05%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4320円(利回り2.72%) |
いまの株価は3052円(5年平均利回り水準)と4320円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約21.2%下がる計算です。
株価と、過去の利回り水準に戻ったときの株価を線で比べた図です。年間配当117.5円を、5年平均利回りと5年最低利回りで割って算出しています。現在の株価は3,871円で、5年平均利回り水準の3,052円と5年最低利回り水準の4,320円のあいだにあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 53.2)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
配当性向80%超
+ 5年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは53.2点で、判定は対象外です。理由は配当性向が93.5%と80%を超えたことで、加点要素があっても判定は覆りません。
加点の側には、5年連続増配と、DOE2%以上かつ業種平均以上という還元姿勢があります。収益性スコアは1.49、割安スコアは1.617と、個別の項目は基準を超えています。
足を引っ張るのは還元スコアの0.842と基礎スコアの0.964です。2025年は1株利益が減る中で配当を増やしたため、配当性向が前年から43.0ポイント急変しました。
この先は、1株利益が回復して配当性向が下がるかが焦点です。2020年に80円から55円へ減配した実績もあり、利益と配当の動きを決算ごとに確認する価値があります。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
ブリヂストンの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.04%で、過去5年平均の3.85%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約93%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2020年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

