【連続増配】ディスコ(6146)利回り0.71%・連続増配株は今買い?配当分析

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。50%前後が一般的。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。自己資本に対する還元の厚さ。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1未満は株価上昇で利回りが相対的に低下。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。

1. 企業概要

半導体の「切って削る」工程で世界を独占するディスコ。桁外れの収益性を持つこの会社の配当を、全体像から見ていきます。

項目値
銘柄コード6146
業種機械
配当利回り(株価ベース)0.71%
1株配当(最新期・分割調整済)505.00円
総合判定除外
総合スコア106.5
連続増配7年
非減配7年
配当性向40.41%
PER / PBR49.00 / 11.32
ROE25.08%

ディスコは、半導体を切断(ダイシング)・研削する装置で世界シェアの大半を握る、圧倒的なニッチトップ企業です。半導体チップを個々に切り分ける「最後の工程」に不可欠な装置と、それに使う消耗品(ブレード)を一手に供給。装置と消耗品の両輪で稼ぐビジネスモデルは利益率が高く、ROA18%という数字が、その事業の質の高さを物語っています。

2. 配当の魅力

利回りと配当の推移を、表とグラフで確認します。急伸する増配と、株価の高さゆえの低利回りに注目してください。

期間最大平均最小
5年3.23%1.63%0.55%
3年2.16%1.00%0.55%
1年1.35%0.92%0.57%
現在0.71%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2017年3月期124.67円55.34%225円
2018年3月期129.67円37.56%345円
2019年3月期107.33円40.13%267円
2020年3月期146.00円56.92%256円
2021年3月期225.67円62.37%362円
2022年3月期269.33円44.03%612円
2023年3月期305.33円119.67%255円
2024年3月期307.00円39.50%777円
2025年3月期413.00円36.12%1143円
2026年3月期505.00円40.41%1250円

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

7年連続増配、1株配当は226円→505円へと力強く伸びてきました。業績連動の色彩が濃く、半導体需要の拡大とともに配当も大きく増えています。配当性向は40.4%と健全な水準で、増配の余力も残ります。ただし利回りは0.71%と低い——これは増配以上に株価が上昇してきたためで、還元姿勢そのものは極めて積極的である点は評価できます。

3. 業績と財務の安定性

その増配を支える、桁外れの収益性を数字で確かめます。

指標値
ROE25.08%
ROA18.23%
自己資本比率79.11%
EPS / BPS1250 / 5408
収益性スコア4.16
還元スコア2.14
割安スコア2.59

ROE25.1%、ROA18.2%と本レポート対象でも最上位級の収益性。自己資本比率は79.1%と財務も盤石で、EPSは1,250円に達します。ニッチ市場を独占するがゆえの圧倒的な価格決定力が、この分厚い利益を生み出しています。稼ぐ力・財務の健全性ともに、非の打ちどころのない一級品です。

4. 割安度(買い時か)

PERは49.0倍、PBRは11.3倍と、極めて高い成長期待を織り込んだプレミアム評価です。自社利回り比は0.28と低く、利回り面での割安感はまったくありません。市場は同社の独占的地位と成長性を、株価に存分に織り込んでいます。

過去5年の配当利回りのレンジから、株価の買い時・売り時の目安を機械的に示したものです(配当が今の水準を保つ前提の簡易ガイドで、業績変化は織り込みません)。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価71510円(利回り0.71%)
買い目安(5年平均利回り)30982円(利回り1.63%)
強い買い目安(5年最高利回り)15635円(利回り3.23%)
売り目安(5年最低利回り)91818円(利回り0.55%)

現在株価は買い目安(30982円)と売り目安(91818円)の間にある中立圏です。買い目安まではあと約56.7%の下落余地。利回りの妙味を重視するなら、買い目安への接近を待つ判断も理にかないます。

5. 総合判断

総合判定: 除外(スコア 106.5)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。分析対象から外れているため、参考情報としてのみご覧ください。

判定根拠: FCFマイナス

総合スコア106.5と企業の質は最上位級ですが、判定は「除外」です。高い収益性の一方で、本システムの足切り条件に該当したことによるもので、参考情報としてご覧ください。企業としての価値と独占的地位は本物ですが、利回り0.71%・PBR11倍という評価では、配当投資の妙味は乏しいのが実情。半導体の長期成長を信じる成長株として見るべき銘柄で、インカム目的とは性格が異なります。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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