1721 コムシスホールディングス
中立- 配当利回り
- 2.43%
- 配当性向
- 42%
- DOE
- 3.77%
- 総合スコア
- 55.6pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1721 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.43% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 130.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 55.6 |
| 連続増配 | 13年 |
| 非減配 | 22年 |
| 配当性向 | 41.72% |
| PER / PBR | 15.99 / 1.44 |
| ROE | 9.21% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.77%(業種中央値 3.74%) |
コムシスホールディングスは建設業に区分される持株会社です。時価総額は約5,879億円、自己資本比率は72.0%と財務の余裕が大きく、直近のROEは9.2%です。配当は2004年度の7円から2026年度の130円まで増え、算出上は13年連続増配・22年連続非減配となっています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.90% | 3.79% | 2.20% |
| 3年 | 4.62% | 3.44% | 2.20% |
| 1年 | 3.69% | 2.78% | 2.20% |
| 現在 | 2.43% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 40.00円 | 30.78% | 130円 |
| 18/03 | 50.00円 | 27.99% | 179円 |
| 19/03 | 60.00円 | 26.08% | 230円 |
| 20/03 | 75.00円 | 36.95% | 203円 |
| 21/03 | 85.00円 | 36.52% | 233円 |
| 22/03 | 95.00円 | 40.34% | 236円 |
| 23/03 | 100.00円 | 62.96% | 159円 |
| 24/03 | 105.00円 | 45.96% | 228円 |
| 25/03 | 115.00円 | 45.36% | 254円 |
| 26/03 | 130.00円 | 41.72% | 312円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.77%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
折れ線は月次の配当利回り、水平線は過去5年の最大4.9%・平均3.79%・最小2.2%を示します。直近は2.43%で、平均線より下、最小線に近い位置です。2022年末に4.85%まで上がった後、株価の上昇とともに利回りが下がってきた流れが読み取れます。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で並べています。期間が短くなるほど平均が下がり、5年3.79%、3年3.44%、1年2.78%と推移しています。最小値はどの期間も2.2%で横並び、最大値は5年4.9%から1年3.69%へ切り下がっています。
分割調整後の1株あたり配当を年度ごとに棒で示しています。2017年度の40円から2026年度の130円まで、棒は毎年伸びています。13年連続増配という記録がグラフの右肩上がりに表れています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
現在の配当利回りは2.43%で、過去5年の平均3.79%を下回ります。5年間の利回りレンジは2.2%から4.9%、直近1年の平均は2.78%で、株価が上がるにつれて利回りは縮んできました。配当性向は41.7%、利益の4割強を配当に回す水準です。DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を出すかを示し、減配しにくさの目安になります)は3.77%で、建設業の中央値3.74%とほぼ同じ、全国的な目安の2〜4%では上限寄りに位置します。配当は13年連続で増配、22年連続で非減配です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 9.21% |
| ROA | 6.42% |
| DOE | 3.77% |
| 自己資本比率 | 72.02% |
| EPS / BPS | 312 / 3456 |
| 収益性スコア | 1.11 |
| 還元スコア | 1.00 |
| 割安スコア | 1.24 |
直近のEPSは311.6円、前期比の増益率は22.9%で、売上の伸び2.6%を利益の伸びが上回っています。ROAは6.4%(建設業の中央値5.1%)、営業利益率は8.1%(中央値7.1%)と収益性は業種平均より上、ROEは9.2%と中央値10.1%をわずかに下回りますが、これは自己資本比率72.0%という低レバレッジの裏返しです。フリーキャッシュフローは約268億円のプラスを確保しています。2023年度はEPSが158.83円まで落ちて配当性向が63.0%まで上がった過去がありますが、その後EPSは回復し、2026年度の配当性向は41.7%に戻っています。
4. 割安度
PERは16.0倍で建設業の中央値13.2倍より高く、PBRも1.44倍と中央値1.15倍を上回ります。配当利回り2.43%は自社の5年平均3.79%の0.64倍で、過去のレンジのなかでは低い側です。株価を過去5年の利回りレンジに当てはめると、5年平均利回りに戻る水準が約3,430円、5年最低利回りに対応する水準が約5,909円で、現在値5,355円はこの範囲の上寄りにあります。指標でみた割安感は乏しく、利回りも自社平均を下回る位置づけです。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 5355円(利回り2.43%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3430円(利回り3.79%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2653円(利回り4.90%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 5909円(利回り2.20%) |
いまの株価は3430円(5年平均利回り水準)と5909円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約35.9%下がる計算です。
折れ線が株価、水平の参考ラインは過去の利回り水準を株価に換算したものです。年間配当130円を基準に、5年平均利回りに戻る株価が約3,430円、5年最低利回りに対応する株価が約5,909円です。現在値5,355円はこの範囲の上側に位置します。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 55.6)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは55.6点で、判定は中立です。プラス材料は13年連続増配・22年連続非減配の配当実績と、建設業の中央値を上回るDOE3.77%という株主還元の姿勢です。マイナス材料はPER16.0倍・PBR1.44倍という割安感の乏しさと、配当利回り2.43%が自社5年平均3.79%を下回る点で、異常値の検出はありません。配当の積み上げと自己資本比率72.0%の財務の堅さを評価する一方、今の株価では利回りの水準が過去より低いという整理です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
コムシスホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.43%で、過去5年平均の3.79%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
13年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また22年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約42%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

