【13年連続増配】コムシスHD(1721)配当分析|利回り2.43%・13年連続増配

1721 コムシスホールディングス

中立
配当利回り
2.43%
配当性向
42%
DOE
3.77%
総合スコア
55.6pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード1721
業種建設業
配当利回り(株価ベース)2.43%
1株配当(最新期・分割調整済)130.00円
総合判定中立
総合スコア55.6
連続増配13年
非減配22年
配当性向41.72%
PER / PBR15.99 / 1.44
ROE9.21%
DOE(株主資本配当率)3.77%(業種中央値 3.74%)

コムシスホールディングスは建設業に区分される持株会社です。時価総額は約5,879億円、自己資本比率は72.0%と財務の余裕が大きく、直近のROEは9.2%です。配当は2004年度の7円から2026年度の130円まで増え、算出上は13年連続増配・22年連続非減配となっています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年4.90%3.79%2.20%
3年4.62%3.44%2.20%
1年3.69%2.78%2.20%
現在2.43%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0340.00円30.78%130円
18/0350.00円27.99%179円
19/0360.00円26.08%230円
20/0375.00円36.95%203円
21/0385.00円36.52%233円
22/0395.00円40.34%236円
23/03100.00円62.96%159円
24/03105.00円45.96%228円
25/03115.00円45.36%254円
26/03130.00円41.72%312円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.77%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 5年最大 4.90 5年平均 3.79 5年最小 2.20 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 2.43

折れ線は月次の配当利回り、水平線は過去5年の最大4.9%・平均3.79%・最小2.2%を示します。直近は2.43%で、平均線より下、最小線に近い位置です。2022年末に4.85%まで上がった後、株価の上昇とともに利回りが下がってきた流れが読み取れます。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 5年 最大: 4.90 4.90 5年 平均: 3.79 3.79 5年 最小: 2.20 2.20 5年 3年 最大: 4.62 4.62 3年 平均: 3.44 3.44 3年 最小: 2.20 2.20 3年 1年 最大: 3.69 3.69 1年 平均: 2.78 2.78 1年 最小: 2.20 2.20 1年 現在 2.43 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で並べています。期間が短くなるほど平均が下がり、5年3.79%、3年3.44%、1年2.78%と推移しています。最小値はどの期間も2.2%で横並び、最大値は5年4.9%から1年3.69%へ切り下がっています。

0.00 50.00 100.00 150.00 2017 2017年 40.00円 2018 2018年 50.00円 2019 2019年 60.00円 2020 2020年 75.00円 2021 2021年 85.00円 2022 2022年 95.00円 2023 2023年 100.00円 2024 2024年 105.00円 2025 2025年 115.00円 2026 2026年 130.00円

分割調整後の1株あたり配当を年度ごとに棒で示しています。2017年度の40円から2026年度の130円まで、棒は毎年伸びています。13年連続増配という記録がグラフの右肩上がりに表れています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは2.43%で、過去5年の平均3.79%を下回ります。5年間の利回りレンジは2.2%から4.9%、直近1年の平均は2.78%で、株価が上がるにつれて利回りは縮んできました。配当性向は41.7%、利益の4割強を配当に回す水準です。DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を出すかを示し、減配しにくさの目安になります)は3.77%で、建設業の中央値3.74%とほぼ同じ、全国的な目安の2〜4%では上限寄りに位置します。配当は13年連続で増配、22年連続で非減配です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE9.21%
ROA6.42%
DOE3.77%
自己資本比率72.02%
EPS / BPS312 / 3456
収益性スコア1.11
還元スコア1.00
割安スコア1.24

直近のEPSは311.6円、前期比の増益率は22.9%で、売上の伸び2.6%を利益の伸びが上回っています。ROAは6.4%(建設業の中央値5.1%)、営業利益率は8.1%(中央値7.1%)と収益性は業種平均より上、ROEは9.2%と中央値10.1%をわずかに下回りますが、これは自己資本比率72.0%という低レバレッジの裏返しです。フリーキャッシュフローは約268億円のプラスを確保しています。2023年度はEPSが158.83円まで落ちて配当性向が63.0%まで上がった過去がありますが、その後EPSは回復し、2026年度の配当性向は41.7%に戻っています。

4. 割安度

PERは16.0倍で建設業の中央値13.2倍より高く、PBRも1.44倍と中央値1.15倍を上回ります。配当利回り2.43%は自社の5年平均3.79%の0.64倍で、過去のレンジのなかでは低い側です。株価を過去5年の利回りレンジに当てはめると、5年平均利回りに戻る水準が約3,430円、5年最低利回りに対応する水準が約5,909円で、現在値5,355円はこの範囲の上寄りにあります。指標でみた割安感は乏しく、利回りも自社平均を下回る位置づけです。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価5355円(利回り2.43%)
5年平均利回りに戻る株価3430円(利回り3.79%)
5年最高利回り時の株価2653円(利回り4.90%)
5年最低利回り時の株価5909円(利回り2.20%)

いまの株価は3430円(5年平均利回り水準)と5909円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約35.9%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 5年最低利回り水準 5,909 5年平均利回り水準 3,430 5年最高利回り水準 2,653 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 5,355

折れ線が株価、水平の参考ラインは過去の利回り水準を株価に換算したものです。年間配当130円を基準に、5年平均利回りに戻る株価が約3,430円、5年最低利回りに対応する株価が約5,909円です。現在値5,355円はこの範囲の上側に位置します。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 55.6)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは55.6点で、判定は中立です。プラス材料は13年連続増配・22年連続非減配の配当実績と、建設業の中央値を上回るDOE3.77%という株主還元の姿勢です。マイナス材料はPER16.0倍・PBR1.44倍という割安感の乏しさと、配当利回り2.43%が自社5年平均3.79%を下回る点で、異常値の検出はありません。配当の積み上げと自己資本比率72.0%の財務の堅さを評価する一方、今の株価では利回りの水準が過去より低いという整理です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

コムシスホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.43%で、過去5年平均の3.79%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

13年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また22年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約42%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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