1491 中外鉱業
中立- 配当利回り
- 4.61%
- 配当性向
- 32%
- DOE
- 5.22%
- 総合スコア
- 68.7pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1491 |
| 業種 | 非鉄金属 |
| 配当利回り(株価ベース) | 4.61% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 34.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 68.7 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 3年 |
| 配当性向 | 32.34% |
| PER / PBR | 9.32 / 1.50 |
| ROE | 17.25% |
| DOE(株主資本配当率) | 5.22%(業種中央値 3.22%) |
中外鉱業は非鉄金属セクターの小型株で、時価総額は約142億円です。直近本決算のROEは17.25%と業種中央値の9.01%を大きく超える一方、営業利益率は0.87%と業種中央値6.50%を下回ります。自己資本比率は53.31%、フリーキャッシュフローは約15.4億円のプラスで、財務の土台は安定しています。EPSは2024年3月期の15.2円から2026年3月期の105.13円へ回復しました。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 6.41% | 3.17% | 1.55% |
| 3年 | 6.41% | 3.72% | 1.62% |
| 1年 | 5.32% | 3.98% | 2.88% |
| 現在 | 4.61% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 22/03 | 20.00円 | 52.91% | 38円 |
| 23/03 | 10.00円 | 36.23% | 28円 |
| 24/03 | 10.00円 | 65.79% | 15円 |
| 25/03 | 30.00円 | 35.46% | 85円 |
| 26/03 | 34.00円 | 32.34% | 105円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは5.22%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.22%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りを線でたどり、5年間の最大・平均・最小の水準線と見比べるグラフです。線が平均線より上にあるほど、過去の自分と比べて株価が安いサインです。中外鉱業のいまの利回りは4.61%で、5年平均3.17%より上、5年最大の6.41%よりは下の位置にいます。
5年・3年・1年それぞれの期間で、利回りの最大・平均・最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど直近の傾向が出ます。中外鉱業は1年平均が3.98%で5年平均3.17%より高く、ここ1年は利回りの高い時間帯が続いてきたことがわかります。
年度ごとの1株あたり配当を棒で示し、株式分割や併合の影響をならした調整後の金額でそろえています。棒が右肩上がりなら増配、途中でへこめば減配です。中外鉱業は2023年3月期に20円から10円へ減った後、2026年3月期は34円まで戻しています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは4.61%です。5年平均の3.17%も直近1年平均の3.98%も上回り、過去5年のレンジ(1.55%〜6.41%)では高い側にいます。調整後の1株あたり配当は2023年3月期に20円から10円へ落ちた後、2025年3月期30円、2026年3月期34円と戻しました。連続増配は2年、非減配は3年で、直近の減配は2023年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は5.22%で、非鉄金属の中央値3.22%と全国的な目安である2〜4%(中央値3%前後)をともに上回ります。利益が落ち込む年でも純資産を基準に配当を支えやすい構えです。配当性向は32.34%と利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 17.25% |
| ROA | 8.61% |
| DOE | 5.22% |
| 自己資本比率 | 53.31% |
| EPS / BPS | 105 / 652 |
| 収益性スコア | 1.41 |
| 還元スコア | 1.31 |
| 割安スコア | 1.21 |
売上高成長率は73.51%、EPS成長率は24.28%で、直近の業績は伸びています。EPSは2022年3月期37.8円、2023年3月期27.6円、2024年3月期15.2円と落ち込んだ後、2025年3月期84.6円、2026年3月期105.13円へ切り返しました。ROEは17.25%、ROAは8.61%で、いずれも非鉄金属の中央値(ROE9.01%、ROA3.97%)を上回ります。営業利益率は0.87%と業種中央値6.50%を下回り、取扱高に対する本業の利幅は薄い構造です。自己資本比率は53.31%、フリーキャッシュフローは約15.4億円のプラスで、財務の安全性と資金の余裕は保たれています。
4. 割安度
PERは9.32倍、PBRは1.50倍です。PBRは非鉄金属の中央値1.25倍を上回り、純資産に対しては割高側にあります。配当利回りは4.61%で、自社の5年平均3.17%との比は1.45倍。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は安い側にいます。スコアリングの割安スコアは1.206で、収益性スコア1.406や還元スコア1.309より低く、判定根拠も「割安感が乏しい」となっています。指標によって割安と割高の見え方が分かれる状態です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 737円(利回り4.61%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1073円(利回り3.17%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 530円(利回り6.41%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2194円(利回り1.55%) |
いまの株価は1073円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価の折れ線に、利回りが過去の平均や高値に戻る株価の目安ラインを重ねたグラフです。株価がその線より下なら、過去の利回り基準では株価が安い側にあることを示します。中外鉱業の株価は737円で、利回りが5年平均に戻る1072.6円より下にあります。これは売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 68.7)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは68.7点、判定は「中立」です。ROE10%以上の高収益、利回り4%以上、DOE2%以上かつ業種平均以上という3点が加点されました。一方で割安スコアは1.206と伸びず、株価水準の魅力は限られます。連続増配は2年、非減配は3年で、2023年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
異常値の検出はありません。高い収益性と還元姿勢を、割安とは言いにくい株価水準がどこまで打ち消すか、という見方になります。
6. よくある質問
中外鉱業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは4.61%で、過去5年平均の3.17%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また3年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約32%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2023年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

