【高配当】横浜(7186)配当分析|利回り2.09%・6年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

横浜フィナンシャルグループ(7186)は銀行セクターの企業です。配当の全体像を数字で押さえます。

項目
銘柄コード 7186
業種 銀行業
配当利回り(株価ベース) 2.09%
1株配当(最新期・分割調整済) 38.00円
総合判定 中立
総合スコア 60.9
連続増配 6年
非減配 9年
配当性向 40.42%
PER / PBR 14.61 / 1.09
ROE 7.86%
DOE(株主資本配当率) 3.04%(業種中央値 1.76%)

横浜フィナンシャルグループ(7186)は、横浜銀行と東日本銀行を傘下に持つ地方銀行グループです。前身のコンコルディア・フィナンシャルグループから商号を変えました。EPSは2021年度の21.0円から2026年度の94.0円へ回復し、金利環境の変化が収益に効いています。本レポートは配当利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理したものです。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配の記録を追います。

期間 最大 平均 最小
5年 5.41% 3.87% 1.92%
3年 5.41% 3.40% 1.92%
1年 3.81% 2.79% 1.92%
現在 2.09%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2017年3月期 15.00円 15.29% 98円
2018年3月期 15.50円 29.60% 52円
2019年3月期 16.00円 36.82% 43円
2020年3月期 16.00円 41.69% 38円
2021年3月期 17.00円 80.99% 21円
2022年3月期 18.00円 40.30% 45円
2023年3月期 19.00円 40.09% 47円
2024年3月期 23.00円 40.24% 57円
2025年3月期 29.00円 40.49% 72円
2026年3月期 38.00円 40.42% 94円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.04%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は1.76%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは2.09%で、5年平均の3.87%を下回っています。5年間の最高は5.41%。株価が水準を切り上げた分、利回りは薄くなっています。

直近1年の平均利回り(2.79%)は5年平均(3.87%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。

1株配当(分割調整済み)は10年にわたり一度も減らず、16円から38円へ積み上がりました。棒グラフがきれいな右肩上がりを描いています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは 2.09% です。5年平均の3.87%は下回りますが、これは株価が上がって利回りが縮んだ結果です。1株配当は2019年度16円から2026年度38円まで一度も止まらずに増え、増配は6年連続、非減配は9年に達します。配当性向は40%前後で安定的にコントロールされており、DOEは3.04%(業種中央値1.76%)と手厚い部類です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標
ROE 7.86%
ROA 0.41%
DOE 3.04%
自己資本比率 5.53%
EPS / BPS 94 / 1263
収益性スコア 1.38
還元スコア 1.36
割安スコア 1.48

ROE7.9%(業種中央値5.9%)、PERは14.6倍、PBRは1.09倍(業種中央値0.73倍)です。自己資本比率5.5%は銀行として通常の水準で、事業会社の基準では読み替えが要ります。EPSは3期連続で伸び、配当性向40%はその利益成長に沿って配当を引き上げてきたことを示します。

4. 割安度

自社利回り比は0.54で、いまの利回りは自社の過去平均より低い水準です。PBR1.09倍は業種中央値0.73倍より高く、割安スコアは1.48。総合判定は 中立 で、割安感は乏しいものの還元姿勢は評価できる、という位置づけです。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 1821円(利回り2.09%)
5年平均利回りに戻る株価 982円(利回り3.87%)
5年最高利回り時の株価 702円(利回り5.41%)
5年最低利回り時の株価 1979円(利回り1.92%)

いまの株価は982円(5年平均利回り水準)と1979円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約46.1%下がる計算です。

株価は「利回りが5年平均に戻る水準」(約982円)を上回り、「5年最低利回り水準」(約1,979円)に近い位置にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は高い側です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 60.9)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 5年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合判定は 中立(スコア60.9)。6年連続増配とDOEの厚みが加点材料です。利回りが5年平均の3.87%に戻るには、株価が約46%下がる計算になります。これは売買を推奨するものではありません。

6. よくある質問

横浜フィナンシャルグループの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.09%で、過去5年平均の3.87%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

6年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また9年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約40%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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