【配当分析】ローム(6963)配当分析|利回り1.15%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

ローム(6963)は電気機器の企業です。まず配当の全体像を数字で確認します。

項目
銘柄コード 6963
業種 電気機器
配当利回り(株価ベース) 1.15%
1株配当(最新期・分割調整済) 50.00円
総合判定 対象外
総合スコア 0.0
連続増配 0年
非減配 13年
配当性向 90.05%
PER / PBR 17.50 / 0.97
ROE -19.22%
DOE(株主資本配当率) 2.55%(業種中央値 2.74%)

パワー半導体やアナログ半導体を手がける半導体メーカーです。炭化ケイ素(SiC)デバイスへの投資を進めています。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ていきます。下の表とグラフが手がかりです。

期間 最大 平均 最小
5年 4.67% 2.27% 0.84%
3年 4.67% 2.41% 0.84%
1年 2.67% 1.81% 0.84%
現在 1.15%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2017年3月期 32.50円 52.03% 62円
2018年3月期 35.00円 68.15% 51円
2019年3月期 37.50円 34.78% 108円
2020年3月期 37.50円 60.57% 62円
2021年3月期 37.50円 39.87% 94円
2022年3月期 46.25円 27.18% 170円
2023年3月期 50.00円 24.43% 205円
2024年3月期 50.00円 90.05% 56円
2025年3月期 50.00円 —% —円
2026年3月期 50.00円 —% —円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.55%(業種中央値は2.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

いまの利回りは1.15%で、5年平均の2.27%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている局面です。5年間の最高は4.67%でした。

直近1年の平均利回り1.81%は、5年平均2.27%より低めです。株価が上がって利回りが縮んでいます。

派手な増配はありませんが、13年間減配していません。維持力のあるタイプです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは 1.15% です。連続増配 0年、非減配 13年(分割調整済み配当ベース)。1株配当50円は3期連続で横ばい、減配のない期間は13年に達します。ただし直近期はEPSが赤字となり、配当を利益で賄えていない状態です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標
ROE -19.22%
ROA -12.34%
DOE 2.55%
自己資本比率 59.10%
EPS / BPS -410 / 1963
収益性スコア -1.70
還元スコア 0.56
割安スコア 0.93

ROE -19.22%、自己資本比率 59.10%、EPS -410円、配当性向 90.05%。EPSは前期の黒字から赤字へ転落し、ROEはマイナス19.2%です。SiC関連の先行投資と減損が重くのしかかりました。自己資本比率59.1%で財務の余力自体は残っています。

4. 割安度

PBR0.97倍は業種中央値1.04倍をわずかに下回ります。利回りは5年平均2.27%に対していま1.15%です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 4331円(利回り1.15%)
5年平均利回りに戻る株価 2203円(利回り2.27%)
5年最高利回り時の株価 1071円(利回り4.67%)
5年最低利回り時の株価 5952円(利回り0.84%)

いまの株価は2203円(5年平均利回り水準)と5952円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約49.1%下がる計算です。

利回りが5年平均の2.27%まで戻るには、株価が約49%下がる計算です(現値4331円 → 2203円)。いまの株価は過去5年の利回りで見て高い側にあります。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 0.0)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超
+ 10年以上非減配

本システムの総合区分は 対象外 です。EPSが赤字で配当性向の判定基準に抵触し、区分は対象外です。非減配は続いていますが、赤字下での配当維持が続くかは今後の業績回復しだいです。

6. よくある質問

ロームの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.15%で、過去5年平均の2.27%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約90%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2013年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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