【連続増配】レーザーテック(6920)配当分析|利回り0.98%・3年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

レーザーテック(6920)は電気機器の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。

項目
銘柄コード 6920
業種 電気機器
配当利回り(株価ベース) 0.98%
1株配当(最新期・分割調整済) 329.00円
総合判定 中立
総合スコア 93.0
連続増配 3年
非減配 3年
配当性向 35.05%
PER / PBR 20.70 / 8.35
ROE 46.87%
DOE(株主資本配当率) 14.14%(業種中央値 2.74%)

半導体マスク検査装置を主力とし、時価総額は約1.8兆円。決算期は6月。分割調整済みの1株配当は2022年度の97円から2025年度の329円まで、利益の伸びに合わせて大きく増えてきた。

2. 配当の魅力

配当の水準と、増配・非減配の記録をたどります。下の表とグラフが手がかりです。

期間 最大 平均 最小
5年 3.20% 1.07% 0.29%
3年 3.20% 1.32% 0.52%
1年 2.33% 1.17% 0.57%
現在 0.98%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年6月期 97.00円 35.20% 276円
2023年6月期 180.00円 35.16% 512円
2024年6月期 230.00円 35.11% 655円
2025年6月期 329.00円 35.05% 939円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは14.14%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは0.98%で、5年平均1.07%を下回る。過去5年では最高3.2%までつけた時期もあり、現在は低い側にいる。株価が買われて利回りが縮んでいる状態だ。

直近1年の平均利回りは1.16%で、5年平均1.07%をやや上回る。ただ振れ幅は大きく、株価の動きに利回りが強く連動している。

1株配当は97円から329円へ、3年連続の増配。棒グラフの段差が年々大きくなり、利益成長に合わせた増配が続いている。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは0.98%で、自社の5年平均1.07%を下回る。株価が高く評価され、利回りは薄い。1株配当は97円→180円→230円→329円と3年連続で増加。増配率の大きさが特徴だ。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標
ROE 46.87%
ROA 25.68%
DOE 14.14%
自己資本比率 63.68%
EPS / BPS 939 / 2327
収益性スコア 6.53
還元スコア 3.08
割安スコア 8.01

ROEは46.9%と際立って高く、自己資本比率も63.7%と厚い。EPSは938.61円、配当性向は35.1%。DOEは14.1%と高水準で、高収益と手厚い還元が両立している。

4. 割安度

自社利回り比は0.92。業種内の割安スコアは8.0と大きく、PBRの高さが効いている。区分としては中立だが、株価評価はかなり高い部類だ。株価は約33,620円で、利回りが5年平均に戻る水準は約30,748円になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 33620円(利回り0.98%)
5年平均利回りに戻る株価 30748円(利回り1.07%)
5年最高利回り時の株価 10281円(利回り3.20%)
5年最低利回り時の株価 113448円(利回り0.29%)

いまの株価は30748円(5年平均利回り水準)と113448円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約8.5%下がる計算です。

株価(約33,620円)は、利回りが5年平均に戻る水準(約30,748円)の上にある。過去5年の利回りで見れば高い側だ。この線は売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 93.0)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合判定の区分は中立。高いROEと3年連続増配、DOEの高さが加点材料。一方で自社平均より低い利回りと高いPBRが評価の重しになる。稼ぐ力と株価水準のバランスを見る銘柄だ。

6. よくある質問

レーザーテックの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは0.98%で、過去5年平均の1.07%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また3年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約35%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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