【連続増配】ミネベアミツミ(6479)配当分析|利回り1.42%・2年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

ミネベアミツミ(6479)は電気機器の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。

項目
銘柄コード 6479
業種 電気機器
配当利回り(株価ベース) 1.42%
1株配当(最新期・分割調整済) 50.00円
総合判定 中立
総合スコア 53.4
連続増配 2年
非減配 4年
配当性向 20.28%
PER / PBR 10.30 / 1.13
ROE 12.06%
DOE(株主資本配当率) 2.26%(業種中央値 2.74%)

ベアリングや電子部品を幅広く手がける精密部品メーカーで、時価総額は約1.1兆円。分割調整済みの1株配当は2022年度の36円から2026年度の50円まで、段階的に引き上げられてきた。

2. 配当の魅力

配当の水準と、増配・非減配の記録をたどります。下の表とグラフが手がかりです。

期間 最大 平均 最小
5年 2.82% 1.68% 0.95%
3年 2.82% 1.71% 0.95%
1年 2.16% 1.60% 0.95%
現在 1.42%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 36.00円 21.17% 170円
2023年3月期 40.00円 22.44% 178円
2024年3月期 40.00円 30.06% 133円
2025年3月期 45.00円 30.49% 148円
2026年3月期 50.00円 20.28% 247円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.26%(業種中央値は2.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

いまの利回りは1.42%で、5年平均1.68%を下回る。過去5年の最高は2.82%、最低は0.95%。現在はレンジのやや下寄りで、株価が買われていることを映す。

直近1年の平均利回りは1.71%で、5年平均1.68%とほぼ同じ。利回りの水準は大きく崩れず安定している。

1株配当は36円から50円へ。横ばいの年を挟みつつ、2年連続で増配した。棒グラフは階段状に伸び、非減配は4年続く。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは1.42%で、自社の5年平均1.68%を下回る。1株配当は36円→40円→40円→45円→50円と、非減配を4年続けながら2年連続で増配してきた。配当性向は20.3%と低く、増配の余地を残している。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標
ROE 12.06%
ROA 5.46%
DOE 2.26%
自己資本比率 49.53%
EPS / BPS 247 / 2238
収益性スコア 1.28
還元スコア 0.75
割安スコア 1.09

ROEは12.1%、自己資本比率は49.5%。EPSは246.6円、配当性向は20.3%と控えめ。DOEは2.3%。低い配当性向は、利益に対する配当の負担が軽いことを意味する。

4. 割安度

自社利回り比は0.85で、いまの利回りは自社平均を下回る。業種内の割安スコアは1.1で中立圏。区分としては中立だ。株価は約3,512円で、利回りが5年平均に戻る水準は約2,976円になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 3512円(利回り1.42%)
5年平均利回りに戻る株価 2976円(利回り1.68%)
5年最高利回り時の株価 1773円(利回り2.82%)
5年最低利回り時の株価 5263円(利回り0.95%)

いまの株価は2976円(5年平均利回り水準)と5263円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約15.3%下がる計算です。

株価(約3,512円)は、利回りが5年平均に戻る水準(約2,976円)より上にある。過去5年の利回りで見れば、株価は高い側だ。この線は売買の目安ではない。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 53.4)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益

総合判定の区分は中立。高いROEが加点材料。配当性向が2割と低いぶん、利益が伸びれば増配の原資には余裕がある。事業の幅広さが業績の安定にどう効くかを見ておきたい。

6. よくある質問

ミネベアミツミの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.42%で、過去5年平均の1.68%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約20%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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