【高配当】アマダ(6113)配当分析|利回り2.22%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

アマダは板金加工機械の大手で、レーザー加工機やプレスブレーキを世界へ供給する。まず配当を見るうえでの立ち位置を確認する。

項目
銘柄コード 6113
業種 機械
配当利回り(株価ベース) 2.22%
1株配当(最新期・分割調整済) 62.00円
総合判定 割高寄り
総合スコア 46.2
連続増配 0年
非減配 4年
配当性向 64.14%
PER / PBR 22.40 / 1.26
ROE 5.79%
DOE(株主資本配当率) 3.67%(業種中央値 2.83%)

現在利回りは2.22%。5年平均の4.18%を大きく下回る水準で、株価が過去5年の自社基準からすると高い側にある。減配のない配当と潤沢な自己資本を背景に、還元姿勢そのものは安定している。ただ利回りの縮み方は、事業の悪化ではなく株価上昇が主因という点を押さえておきたい。

2. 配当の魅力

利回りの現在地と、1株配当の推移から還元の実態を確認する。

期間 最大 平均 最小
5年 5.76% 4.18% 1.94%
3年 5.33% 3.79% 1.94%
1年 3.75% 2.89% 1.94%
現在 2.22%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 38.00円 47.57% 80円
2023年3月期 48.00円 48.85% 98円
2024年3月期 60.00円 50.44% 119円
2025年3月期 62.00円 62.80% 99円
2026年3月期 62.00円 64.14% 97円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.67%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.83%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

利回りは2022年に5%台後半をつけた後、株価上昇とともに低下し、2026年に入って2%台前半まで縮んだ。直近7月時点は2.22%で、時系列の中でも低い側にある。

5年平均4.18%、3年平均3.79%、1年平均2.89%と、期間を短く取るほど平均が下がる。現在の2.22%はいずれの平均も下回り、5年最小1.94%に近い。

1株配当は38→48→60→62→62円。2024年まで増やしたのち、直近2年は62円で据え置き。棒の高さは伸びたが、直近は横ばいである点が読み取れる。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

1株配当は38円から48円、60円、62円と伸び、直近2年は62円で横ばい。過去5年で減配はなく、非減少の記録は4年に及ぶ。一方で現在利回り2.22%は5年平均4.18%の半分強にとどまり、5年間の最小1.94%に近い低さにある。配当自体は据え置きのまま、株価が2000円台後半へ上がったことで利回りが縮んだ構図で、増配で利回りが回復したわけではない。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の余力を、指標から確かめる。

指標
ROE 5.79%
ROA 3.96%
DOE 3.67%
自己資本比率 69.35%
EPS / BPS 97 / 1724
収益性スコア 0.98
還元スコア 1.01
割安スコア 1.37

自己資本比率は69.4%と厚く、財務の余力は大きい。配当性向は64.1%で、利益の6割超を配当に回している計算になる。純資産に対する配当の比率を示すDOEは3.67%で、業種中央値2.83%を上回る。他方でROEは5.8%と、業種中央値7.82%に届かない控えめな水準。潤沢な自己資本が資本効率をやや薄めている面があり、還元の手厚さと収益力の穏やかさが同居している。

4. 割安度

PERは22.4倍、PBRは1.26倍で、PBRは業種中央値0.92倍を上回る。現在利回り2.22%は5年平均4.18%に対して約0.53倍で、株価は自社の過去水準に照らして高い側にある。この状態を当データベースでは割高寄りと区分する。年間配当62円で利回りが5年平均4.18%に戻る株価は約1483円、5年最小1.94%なら約3196円という計算で、現在の2787円はその範囲の上寄りに位置する。5年平均へ戻るには株価が現在から約47%下がる計算になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 2787円(利回り2.22%)
5年平均利回りに戻る株価 1483円(利回り4.18%)
5年最高利回り時の株価 1076円(利回り5.76%)
5年最低利回り時の株価 3196円(利回り1.94%)

いまの株価は1483円(5年平均利回り水準)と3196円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約46.8%下がる計算です。

水準線は年間配当62円を基準に、利回りが各水準へ戻る株価を示す。5年平均4.18%は約1483円、5年最小1.94%は約3196円。現在値2787円はレンジ上寄りにあり、割高寄りの区分と整合する。これらは事実の目安で、売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 割高寄り(スコア 46.2)

株価が自社の過去水準より高く、バリュエーション面のスコアが低い水準です。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
業種内で割高(割安スコア>1.2)かつ収益性が業種平均未満
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合区分は割高寄り。配当は減配なく62円で安定し、自己資本比率69.4%と財務は健全だが、現在利回り2.22%は5年平均4.18%を大きく下回り、株価が自社基準で高い側にあることを示す。ROE5.8%と資本効率が控えめな点、増配ではなく据え置きが続いている点も合わせて見ておきたい。利回り水準・財務・還元記録に加え、機械セクター特有の受注変動といった個別リスクを確認したうえで、判断は読者に委ねる。

6. よくある質問

アマダの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.22%で、過去5年平均の4.18%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割高寄り」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約64%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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