【高配当】三菱ケミカルグループ(4188)配当分析|利回り2.61%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

三菱ケミカルグループ(4188)は国内最大手の総合化学メーカーです。配当の全体像を数字で確認します。

項目
銘柄コード 4188
業種 化学
配当利回り(株価ベース) 2.61%
1株配当(最新期・分割調整済) 32.00円
総合判定 対象外
総合スコア 21.6
連続増配 0年
非減配 4年
配当性向 101.14%
PER / PBR 104.20 / 0.69
ROE 0.68%
DOE(株主資本配当率) 3.93%(業種中央値 2.47%)

三菱ケミカルグループ(4188)は化学業に属します。本レポートは利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理したものです。

2. 配当の魅力

利回りと配当の推移、そして利益との関係を見ます。

期間 最大 平均 最小
5年 5.41% 4.08% 2.61%
3年 5.41% 3.88% 2.61%
1年 4.34% 3.45% 2.61%
現在 2.61%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 30.00円 24.06% 125円
2023年3月期 30.00円 44.22% 68円
2024年3月期 32.00円 38.06% 84円
2025年3月期 32.00円 101.14% 32円
2026年3月期 32.00円 —% —円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.93%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.47%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは2.61%で、5年平均の4.08%を下回り、5年間の最低水準です。最高は5.41%でした。

直近1年の平均利回り(3.45%)も5年平均(4.08%)を下回ります。利回りは低下方向です。

1株配当は32円前後で横ばいです。減配は避けていますが、増配には至っていません。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回り2.61%、過去5年の平均4.08%を下回ります。1株配当は32円で、減配こそ避けているものの、ここ数年は横ばいです。利回りが平均より低いのは、株価が5年レンジの下限付近の利回りまで戻ったためです。

3. 業績と財務の安定性

収益力と配当の余力を押さえます。

指標
ROE 0.68%
ROA 0.20%
DOE 3.93%
自己資本比率 29.98%
EPS / BPS 9 / 1297
収益性スコア 0.09
還元スコア 0.80
割安スコア

直近期はROEが0.7%と利益が大きく落ち込み、配当性向は101.1%まで上がりました。これは1年の利益を超える額を配当に回したことを意味します。DOEは3.93%と自己資本に対する配当は保たれていますが、利益に対する配当の重さは高い状態です。

4. 割安度

自社平均に対する利回り比(sy)は0.64で、自社基準では低利回りです。配当性向が100%を超えており、この水準は利益の回復がなければ続けにくい点に注意が要ります。総合判定は配当性向80%超を理由に「対象外」区分です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 1225円(利回り2.61%)
5年平均利回りに戻る株価 784円(利回り4.08%)
5年最高利回り時の株価 592円(利回り5.41%)
5年最低利回り時の株価 1226円(利回り2.61%)

いまの株価は784円(5年平均利回り水準)と1226円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約36.0%下がる計算です。

株価は5年平均利回り水準(約784円)を大きく上回る位置にあります。利回りは5年レンジの下限付近です。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 21.6)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

配当は横ばいで維持されている一方、直近期は利益を超える配当を出しています。配当の持続力は今後の利益回復にかかっています。

6. よくある質問

三菱ケミカルグループの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.61%で、過去5年平均の4.08%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約101%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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