【16年連続増配】ショーボンド(1414)利回り3.58%・連続増配株は今買い?配当分析

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。50%前後が一般的。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。自己資本に対する還元の厚さ。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1未満は株価上昇で利回りが相対的に低下。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。

1. 企業概要

老朽インフラを直し続ける専門集団、ショーボンド。高収益・高利回り・16年連続増配——三拍子そろったこの会社を見ていきます。

項目
銘柄コード 1414
業種 建設業
配当利回り(株価ベース) 3.58%
1株配当(最新期・分割調整済) 37.00円
総合判定 中立
総合スコア 92.3
連続増配 16年
非減配 16年
配当性向 60.10%
PER / PBR 16.10 / 2.28
ROE 14.29%

ショーボンドホールディングスは、橋梁をはじめとする社会インフラの補修・補強を専門とする建設会社です。全国で老朽化が進むインフラの維持更新需要を背景に、専業ならではの高い技術力で、抜きん出た収益性を実現しています。新設中心の建設業とは一線を画し、「直す」という絶えることのない需要に立脚する——景気に強い、したたかなビジネスモデルです。

2. 配当の魅力

利回り・増配記録を表とグラフで確認します。本レポート随一の高利回りと、その持続力に注目してください。

期間 最大 平均 最小
5年 3.42% 2.68% 2.06%
3年 3.42% 2.82% 2.06%
1年 3.28% 2.93% 2.47%
現在 3.58%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2016年3月期 10.00円 37.36% 27円
2017年3月期 12.50円 40.00% 31円
2018年3月期 14.25円 46.08% 31円
2019年3月期 15.62円 89.93% 17円
2020年3月期 19.38円 47.52% 41円
2021年3月期 21.12円 50.08% 42円
2022年3月期 28.88円 51.07% 57円
2023年3月期 30.00円 52.15% 58円
2024年3月期 32.50円 50.78% 64円
2025年3月期 37.00円 60.10% 62円

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

連続増配16年、非減配16年——長期にわたり、減配なく増配を続けてきた確かな実績があります。現在の利回りは3.58%と、本レポートで取り上げた銘柄の中で最も高い水準です。配当性向は60.1%とやや高めで、これまでのような大幅増配の余地は徐々に狭まってきますが、それを支えているのが群を抜く収益力です。高利回りと増配継続——この両立は、決して当たり前ではありません。

3. 業績と財務の安定性

その高利回りを裏打ちする、稼ぐ力と財務の強さを見ていきます。

指標
ROE 14.29%
ROA 11.66%
自己資本比率 82.38%
EPS / BPS 292 / 2058
収益性スコア 2.22
還元スコア 2.74
割安スコア 1.55

ROEは14.3%、ROAは11.7%と、本レポート対象の中で最も高い収益性を誇ります。自己資本比率は82.4%と財務も極めて強固で、EPSは292円。高収益と高い財務健全性を両立しているのは見事の一言です。インフラ補修という景気変動に強い需要が、この安定した株主還元を可能にしています。

4. 割安度(買い時か)

PERは16.1倍、PBRは2.28倍と、高い収益性を反映した評価です。自社利回り比は1.01で、現在の利回りは自社の過去水準とほぼ同じ位置にあります。割高でも割安でもない、いわば「適正圏の入り口」。利回り面での過熱感は見られず、むしろ落ち着いた水準まで戻ってきたと捉えることもできます。

過去5年の配当利回りのレンジから、株価の買い時・売り時の目安を機械的に示したものです(配当が今の水準を保つ前提の簡易ガイドで、業績変化は織り込みません)。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 1270円(利回り3.58%)
買い目安(5年平均利回り) 1698円(利回り2.68%)
強い買い目安(5年最高利回り) 1330円(利回り3.42%)
売り目安(5年最低利回り) 2209円(利回り2.06%)

現在株価は買い目安(1698円)を下回っており、利回りは自社の5年平均を上回る割安圏にあります。過去の水準に照らせば、インカム狙いで検討しやすい株価です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 92.3)

明確な買いシグナルも売りシグナルも弱く、現状維持・様子見が妥当な水準です。利回りだけでなく財務・増配記録を総合して判断してください。

判定根拠: 割安感が乏しい

総合スコア92.3、ROE14.3%・16年連続増配・利回り3.58%——配当株としての総合力は、間違いなく高い水準にあります。判定は「中立」ですが、自社利回り比が1.0近辺と割安圏の一歩手前まで来ており、還元の継続力と高い収益性を重視する配当投資家にとっては、目が離せない一社です。強いて留意点を挙げるなら配当性向がやや高い点——今後の増配ペースを見守るうえで、心に留めておきたいポイントです。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。


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