【高配当】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)配当分析|利回り2.44%・5年連続増配

8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ

中立
配当利回り
2.44%
配当性向
40%
DOE
4.38%
総合スコア
74.8pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード8306
業種銀行業
配当利回り(株価ベース)2.44%
1株配当(最新期・分割調整済)86.00円
総合判定中立
総合スコア74.8
連続増配5年
非減配17年
配当性向40.35%
PER / PBR12.19 / 1.32
ROE10.68%
DOE(株主資本配当率)4.38%(業種中央値 1.76%)

三菱UFJフィナンシャル・グループは、メガバンク3行の一角を占める銀行持株会社です。2026年3月期のEPSは213.16円、BPSは1973.3円まで伸び、ROEは10.68%と業種中央値5.94%を大きく上回ります。売上成長率7.27%に対しEPS成長率は33.22%に達し、利益の伸びが際立つ一年でした。PER12.19倍・PBR1.32倍という水準は、市場がこの収益力をどう織り込んでいるかを映しています。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年5.95%4.13%2.26%
3年5.95%3.70%2.26%
1年4.04%3.17%2.26%
現在2.44%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0318.00円26.37%68円
18/0319.00円25.49%75円
19/0322.00円32.88%67円
20/0325.00円61.05%41円
21/0325.00円41.33%60円
22/0328.00円31.66%88円
23/0332.00円35.27%91円
24/0341.00円32.89%125円
25/0364.00円40.00%160円
26/0386.00円40.35%213円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.38%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は1.76%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 5年最大 5.95 5年平均 4.13 5年最小 2.26 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 2.44

月ごとの配当利回りの動きを追った折れ線グラフです。線が水準線を下回るほど、株価が配当に対して割高に買われていることを示します。三菱UFJは2026年に入り利回りが2%台まで低下し、5年平均の4.13%から離れた位置にあります。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 5年 最大: 5.95 5.95 5年 平均: 4.13 4.13 5年 最小: 2.26 2.26 5年 3年 最大: 5.95 5.95 3年 平均: 3.70 3.70 3年 最小: 2.26 2.26 3年 1年 最大: 4.04 4.04 1年 平均: 3.17 3.17 1年 最小: 2.26 2.26 1年 現在 2.44 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒グラフで比較しています。直近1年の平均3.17%は5年平均4.13%より低く、期間が短くなるほど利回りが縮んでいることが分かります。

0.00 20.00 40.00 60.00 80.00 100.00 2017 2017年 18.00円 2018 2018年 19.00円 2019 2019年 22.00円 2020 2020年 25.00円 2021 2021年 25.00円 2022 2022年 28.00円 2023 2023年 32.00円 2024 2024年 41.00円 2025 2025年 64.00円 2026 2026年 86.00円

年度ごとの配当金額(分割調整済み)を棒グラフで示しています。2020年の25円から2026年の86円まで、5年連続で棒が伸び続けている点が確認できます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは現在2.44%で、5年平均4.13%を下回る水準にあります。連続増配は5年、減配のなかった年数は17年に及び、直近の減配は2009年でした。DOE(純資産配当率)は4.38%で業種中央値1.76%を上回り、株価にかかわらず配当を維持する姿勢がうかがえます。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE10.68%
ROA0.56%
DOE4.38%
自己資本比率5.50%
EPS / BPS213 / 1973
収益性スコア1.88
還元スコア1.74
割安スコア1.79

配当性向は40.35%で、無理のない範囲に収まっています。自己資本比率は5.50%と銀行業特有の低さですが、ROA0.56%は業種中央値0.29%のおよそ2倍です。EPSは2020年の40.95円から2026年の213.14円へと、6年で5倍超に積み上がってきました。

4. 割安度

PBR1.32倍は業種中央値0.73倍を上回り、割安感は乏しい水準です。現在の利回り2.44%は自社の過去5年平均4.13%より低く、自社利回り比は0.59にとどまります。株価は直近1年の平均利回り3.17%も下回るところまで買われており、割安さより成長期待が織り込まれた状態と読めます。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3529円(利回り2.44%)
5年平均利回りに戻る株価2082円(利回り4.13%)
5年最高利回り時の株価1445円(利回り5.95%)
5年最低利回り時の株価3805円(利回り2.26%)

いまの株価は2082円(5年平均利回り水準)と3805円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約41.0%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 5年最低利回り水準 3,805 5年平均利回り水準 2,082 5年最高利回り水準 1,445 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 3,529

株価の推移に、過去の利回り水準から算出した目安ラインを重ねたグラフです。現在の株価3529円は、目安となる2082円や1445円を上回る位置にあり、過去の利回りレンジの上限に近い水準まで買われています。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 74.8)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは74.8点、判定は中立です。ROE10%以上の高収益、5年連続増配、DOE2%以上かつ業種平均以上という3点が加点材料になった一方、割安感の乏しさと自社平均を下回る利回りが判定を押し下げました。収益性・還元・割安の3スコアはいずれも1.7台後半でバランスが取れており、突出した弱点はありません。株価は業績の伸びを先取りする形で買われており、この先の増配ペースが評価を左右します。

6. よくある質問

三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.44%で、過去5年平均の4.13%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また17年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約40%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2009年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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