【高配当】リコー(7752)配当分析|利回り2.53%・5年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

リコー(7752)は電気機器の企業です。まず配当の全体像を数字で確認します。

項目値
銘柄コード7752
業種電気機器
配当利回り(株価ベース)2.53%
1株配当(最新期・分割調整済)40.00円
総合判定中立
総合スコア47.3
連続増配5年
非減配5年
配当性向40.90%
PER / PBR13.43 / 0.65
ROE5.09%
DOE(株主資本配当率)2.03%(業種中央値 2.74%)

複合機・オフィスプリンティングを主力に、デジタルサービスへ事業を広げる電機メーカーです。オフィス需要の構造変化への対応を進めています。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ていきます。下の表とグラフが手がかりです。

期間最大平均最小
5年4.14%3.05%2.16%
3年3.67%2.88%2.16%
1年3.20%2.91%2.43%
現在2.53%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2017年3月期35.00円—%—円
2018年3月期15.00円—%—円
2019年3月期23.00円33.67%68円
2020年3月期26.00円47.64%55円
2021年3月期15.00円—%—円
2022年3月期26.00円57.33%45円
2023年3月期34.00円38.58%88円
2024年3月期36.00円49.60%73円
2025年3月期38.00円48.65%78円
2026年3月期40.00円40.90%98円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.03%(業種中央値は2.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

いまの利回りは2.53%で、5年平均の3.05%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている局面です。5年間の最高は4.14%でした。

直近1年の平均利回り2.91%は、5年平均3.05%より低めです。株価が上がって利回りが縮んでいます。

5年連続で増配中です。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。配当株としては素直に評価できる積み上げです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは 2.53% です。連続増配 5年、非減配 5年(分割調整済み配当ベース)。増配は5期続き、1株配当は40円まで伸びました。配当性向40.9%と利益に対する余裕を保っています。利回りは5年平均3.05%に対していま2.53%です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標値
ROE5.09%
ROA2.19%
DOE2.03%
自己資本比率45.51%
EPS / BPS98 / 2031
収益性スコア0.57
還元スコア0.87
割安スコア0.68

ROE 5.09%、自己資本比率 45.51%、EPS 98円、配当性向 40.90%。ROE5.1%・営業利益率3.5%と収益性は控えめですが、EPSは前期から2割強伸びました。自己資本比率45.5%で財務は安定しています。

4. 割安度

PBR0.65倍は業種中央値1.04倍を下回り、株価は資産価値を下回る評価です。PERも13.4倍と業種中央値18.4倍より低めです。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1580円(利回り2.53%)
5年平均利回りに戻る株価1312円(利回り3.05%)
5年最高利回り時の株価966円(利回り4.14%)
5年最低利回り時の株価1852円(利回り2.16%)

いまの株価は1312円(5年平均利回り水準)と1852円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約17.0%下がる計算です。

利回りが5年平均の3.05%まで戻るには、株価が約17%下がる計算です(現値1580円 → 1312円)。いまの株価は過去5年の利回りで見て高い側にあります。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 47.3)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り
+ 5年連続増配

本システムの総合区分は 中立 です。総合スコアは中位で、区分は中立です。5年連続増配が加点、業種平均を下回る収益性が判定を抑えました。

6. よくある質問

リコーの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.53%で、過去5年平均の3.05%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約41%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2021年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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