【高配当】小糸製作所(7276)配当分析|利回り2.06%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

小糸製作所(7276)は自動車用ランプの電気機器メーカーです。配当を数字で見ます。

項目値
銘柄コード7276
業種電気機器
配当利回り(株価ベース)2.06%
1株配当(最新期・分割調整済)56.00円
総合判定対象外
総合スコア33.2
連続増配0年
非減配4年
配当性向92.98%
PER / PBR40.50 / 1.04
ROE2.44%
DOE(株主資本配当率)2.45%(業種中央値 2.74%)

小糸製作所は自動車用ヘッドランプで世界最大手の一角を占める。LEDや配光制御など、車載照明の高付加価値化を進めてきた。本レポートは利回り・還元・財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの位置と配当の推移を追う。

期間最大平均最小
5年3.68%2.15%0.81%
3年3.68%2.65%1.92%
1年2.79%2.30%1.92%
現在2.06%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期27.00円22.64%119円
2023年3月期28.00円60.70%46円
2024年3月期53.00円40.48%131円
2025年3月期56.00円35.79%156円
2026年3月期56.00円92.98%60円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.45%(業種中央値は2.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

いまの利回りは2.06%で、5年平均2.15%とほぼ同じ。線は平均近辺で落ち着いている。5年間の最高は3.68%だった。

1年平均2.30%、3年平均2.65%、5年平均2.15%。直近1年はやや低めで、利回りは平均周辺で動いている。

配当は27円から56円まで増えたあと、直近2年は56円で据え置き。棒グラフの右端は横ばいだが、減配のない4年が続く。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

1株配当は27円から28円・53円・56円・56円(2026年度)へ増え、直近2年は56円で並んだ。連続増配は0年(据え置き)だが、非減配は4年続く。現在の利回りは2.06%で、5年平均2.15%とほぼ同じだ。

3. 業績と財務の安定性

収益と財務を見る。

指標値
ROE2.44%
ROA1.83%
DOE2.45%
自己資本比率74.61%
EPS / BPS60 / 2343
収益性スコア0.52
還元スコア0.52
割安スコア1.00

ROEは2.44%と電気機器中央値7.37%を下回り、利益水準は低い。EPSは60円で前期から減った。配当性向は92.98%まで上がり、利益に対する配当の比率が高い。一方で自己資本比率は74.6%と厚く、フリーキャッシュフローは891億円のプラス。手元の資金は潤沢だが、足元の利益は細っている。

4. 割安度

PERは40.5倍と高く、これは利益が落ちたことの裏返しでもある。PBRは1.04倍で業種中央値と同水準。利回りが5年平均の2.15%に戻るには、株価が約4%下がって2,605円になる計算だ。区分は対象外。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2714円(利回り2.06%)
5年平均利回りに戻る株価2605円(利回り2.15%)
5年最高利回り時の株価1522円(利回り3.68%)
5年最低利回り時の株価6914円(利回り0.81%)

いまの株価は2605円(5年平均利回り水準)と6914円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約4.0%下がる計算です。

株価2,714円は、5年平均利回り水準の2,605円のすぐ上にある。過去5年の利回りで見れば、平均に近い位置だ。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 33.2)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超

総合スコアは33.2。配当性向が80%を超えたため、本システムの足切りで区分は対象外とした。厚い自己資本とプラスのフリーキャッシュフローが配当を支える一方、利益の回復が配当性向の高止まりを解くカギになる。財務指標表で確認してほしい。

6. よくある質問

小糸製作所の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.06%で、過去5年平均の2.15%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約93%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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