【高配当】スタンレー電気(6923)配当分析|利回り2.91%・3年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

スタンレー電気(6923)は車載ランプなどを手がける電気機器メーカー。配当の姿を数字で見る。

項目値
銘柄コード6923
業種電気機器
配当利回り(株価ベース)2.91%
1株配当(最新期・分割調整済)104.00円
総合判定中立
総合スコア57.4
連続増配3年
非減配4年
配当性向43.24%
PER / PBR11.90 / 0.77
ROE5.61%
DOE(株主資本配当率)2.90%(業種中央値 2.74%)

時価総額は約3606億円。自己資本比率70.7%は電気機器のなかでも厚く、財務の余力は大きい。営業利益率8.2%は業種中央値6.7%を上回る。売上は前期比+1.7%、EPSは前期比+17%で伸びた。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・非減配の記録を追う。

期間最大平均最小
5年4.42%2.65%1.66%
3年4.42%3.01%2.07%
1年3.78%3.34%2.75%
現在2.91%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期50.00円37.38%134円
2023年3月期50.00円30.80%162円
2024年3月期55.00円33.86%162円
2025年3月期72.00円35.00%206円
2026年3月期104.00円43.24%241円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.90%(業種中央値は2.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

いまの利回りは2.91%で、5年平均2.65%より上にいる。線が上側にあるのは、過去の自分と比べて株価が安い局面だ。5年間の最高は4.42%、最低は1.66%だった。

直近1年の平均利回り3.34%は、3年平均3.01%・5年平均2.65%より高い。ここ1年は利回りの高い時間帯が続いた。

分割調整後の配当は50円(2022年)から104円(2026年予想)へ。棒グラフは直近2年の伸びが目立ち、2026年予想は前期からの引き上げ幅が大きい。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

年間配当は1株104円(2026年3月期予想)、利回りは2.91%。分割調整後の配当は2022年の50円から104円へ増え、2026年予想は前期72円から大きく引き上げられた。連続増配は3年、減配は5年間なし。配当性向は43.2%。DOEは2.9%と業種中央値2.74%を上回る。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を見る。

指標値
ROE5.61%
ROA4.05%
DOE2.90%
自己資本比率70.67%
EPS / BPS241 / 3695
収益性スコア0.98
還元スコア1.03
割安スコア0.74

ROEは5.61%で業種中央値7.37%を下回る。一方でROA4.05%、営業利益率8.23%は中央値を上回り、本業の利幅は平均以上。EPSは240.5円、フリーキャッシュフローは294億円。自己資本比率70.7%が配当の支払い余力を支える。

4. 割安度

PERは11.9倍、PBRは0.77倍(業種中央値1.04倍)と、利益・純資産の倍率は業種平均を下回る。株価は純資産を割り込む水準にある。配当利回り2.91%は5年平均2.65%より高く、自社の過去水準に照らせば株価は低い側にある。利回りが5年平均に戻るには株価が約9.7%上がる計算。総合の割安度区分は中立。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3578円(利回り2.91%)
5年平均利回りに戻る株価3924円(利回り2.65%)
5年最高利回り時の株価2353円(利回り4.42%)
5年最低利回り時の株価6265円(利回り1.66%)

いまの株価は3924円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

現在の株価3578円は、利回りが5年平均に戻る3925円より下にある。過去5年の利回りで見れば株価は低い側。これは売買を推奨するものではなく、過去水準との位置関係を示す事実だ。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 57.4)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合判定は中立(スコア57.4)。3年連続増配とDOEの厚さが加点、収益性が業種平均未満(ROE)という点が注意材料。利益倍率と純資産倍率は業種平均を下回り、配当利回りは自社の過去平均を上回る。ROEの低さを、厚い自己資本と平均以上の営業利益率が補う形だ。

6. よくある質問

スタンレー電気の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.91%で、過去5年平均の2.65%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約43%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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