【連続増配】ジーエス・ユアサコーポレーション(6674)配当分析|利回り1.71%・3年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674)は自動車用・産業用の電池メーカーです。配当と利回りを数字で押さえます。

項目値
銘柄コード6674
業種電気機器
配当利回り(株価ベース)1.71%
1株配当(最新期・分割調整済)90.00円
総合判定中立
総合スコア54.4
連続増配3年
非減配5年
配当性向21.57%
PER / PBR12.64 / 1.34
ROE10.03%
DOE(株主資本配当率)2.29%(業種中央値 2.74%)

鉛蓄電池で国内首位級、車載用リチウムイオン電池も手がける。2026年3月期のROEは10.0%、EPS417円、配当性向21.6%。PBRは1.34倍。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・非減配の記録を追います。下の表とグラフが手がかりです。

期間最大平均最小
5年4.58%2.61%1.20%
3年4.58%2.70%1.20%
1年2.88%1.97%1.20%
現在1.71%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2017年3月期50.00円33.75%148円
2018年3月期50.00円36.00%139円
2019年3月期50.00円23.07%217円
2020年3月期50.00円29.72%168円
2021年3月期35.00円35.23%99円
2022年3月期50.00円47.51%105円
2023年3月期50.00円28.88%173円
2024年3月期70.00円18.93%370円
2025年3月期75.00円24.73%303円
2026年3月期90.00円21.57%417円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.29%(業種中央値は2.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

いまの利回りは1.71%で、5年平均2.61%を下回る。株価が買われて利回りが薄まった局面。5年間の最高は4.58%。

直近1年平均1.97%は5年平均2.61%より低い。利回りは縮んできている。

分割調整後の配当は2021年35円から2026年90円へ。3年連続増配で棒グラフは右肩上がりを描く。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

分割調整後の1株配当は3年連続で増配。2021年35円から2026年90円まで伸びた。現在利回りは 1.71% で、5年平均2.61%を下回る。配当性向21.6%は低く、利益に対する配当の重さは軽い。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標値
ROE10.03%
ROA5.65%
DOE2.29%
自己資本比率59.93%
EPS / BPS417 / 3934
収益性スコア1.38
還元スコア0.78
割安スコア1.29

ROE10.0%は業種中央値7.4%を上回る。DOE2.29%、自己資本比率59.9%。PER12.6倍・PBR1.34倍。配当性向21.6%と低めで、利益に対する配当の余地は残る。

4. 割安度

総合区分は中立。ROEと増配記録は評価できる一方、利回りは自社の5年平均を下回る。利回りが5年平均2.61%に戻るには、配当が一定なら株価が約35%下がる計算。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価5273円(利回り1.71%)
5年平均利回りに戻る株価3448円(利回り2.61%)
5年最高利回り時の株価1965円(利回り4.58%)
5年最低利回り時の株価7500円(利回り1.20%)

いまの株価は3448円(5年平均利回り水準)と7500円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約34.6%下がる計算です。

株価5,273円は、利回りが5年平均に戻る3,448円を上回り、7,500円(5年最低利回り水準)の内側。過去5年の利回りでは上寄り。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 54.4)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配

総合スコアは54.4、区分は中立。高ROEと3年連続増配が加点材料。株価上昇で利回り妙味は薄れている。

6. よくある質問

ジーエス・ユアサコーポレーションの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.71%で、過去5年平均の2.61%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約22%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2021年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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