【高配当】安川電機(6506)配当分析|利回り2.10%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

安川電機(6506)は電気機器セクターの企業です。サーボモーターと産業用ロボットの大手の配当を見ます。

項目値
銘柄コード6506
業種電気機器
配当利回り(株価ベース)2.10%
1株配当(最新期・分割調整済)68.00円
総合判定中立
総合スコア29.4
連続増配0年
非減配5年
配当性向50.04%
PER / PBR40.59 / 2.96
ROE7.71%
DOE(株主資本配当率)3.73%(業種中央値 2.74%)

安川電機はサーボモーターやインバーターといったモーション制御機器と、産業用ロボットの二本柱を持つ。自動化・省人化の流れが追い風になる一方、設備投資の波を受けやすい。ROEは7.7%で電気機器業種の中央値7.4%並み、営業利益率は8.7%。

2. 配当の魅力

利回りの水準と配当の推移を確認します。

期間最大平均最小
5年2.66%1.41%0.89%
3年2.66%1.50%0.89%
1年2.39%1.51%0.89%
現在2.10%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2017年3月期20.00円26.11%77円
2018年3月期40.00円26.78%149円
2019年3月期52.00円32.30%161円
2020年3月期52.00円94.31%55円
2021年3月期24.00円33.14%72円
2022年3月期52.00円35.44%147円
2023年3月期64.00円32.31%198円
2024年3月期64.00円33.01%194円
2025年3月期68.00円31.10%219円
2026年3月期68.00円50.04%136円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.73%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

足元の利回りは2.1%で、5年平均1.41%を上回る。線が平均より上にあり、過去の自分と比べれば株価は安い側にある。

直近1年の平均利回り1.51%は5年平均1.41%とほぼ同水準。長期のレンジの中では中庸な位置にある。

分割調整後の1株配当は2021年24円から2023年64円へ増えた後、直近は68円前後で横ばい。増配のペースは落ち着いている。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは2.1%。1株配当(分割調整後)は2021年24円から2023年64円へ増えた後、2024〜2026年は68円前後で横ばいが続く。配当性向は50.0%で、利益の半分を配当に充てる方針を掲げる。非減配は5年。

3. 業績と財務の安定性

モーション制御・ロボット事業の収益力を見ます。

指標値
ROE7.71%
ROA4.34%
DOE3.73%
自己資本比率59.52%
EPS / BPS136 / 1864
収益性スコア1.12
還元スコア1.18
割安スコア2.84

ROE7.7%、自己資本比率59.5%、フリーキャッシュフローは80億円のプラス。DOEは3.73%と業種平均2.74%を上回る。EPSは135円で、配当68円をまかなう。PERは40.6倍と高く、成長期待が株価に厚く織り込まれている。

4. 割安度

PBRは2.96倍で業種中央値1.04倍を大きく上回る。自社利回り比は1.49。総合判定は中立で、還元姿勢の高さと、株価水準からくる割安感の乏しさが釣り合う区分だ。PER・PBRの高さは注意点になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価4867円(利回り2.10%)
5年平均利回りに戻る株価7234円(利回り1.41%)
5年最高利回り時の株価3835円(利回り2.66%)
5年最低利回り時の株価11461円(利回り0.89%)

いまの株価は7234円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

年間配当102円、株価4867円。利回りが5年平均の1.41%まで下がるには、株価が約49%上がる計算になる。売買の推奨ではなく、過去の利回りレンジとの位置を測る目安だ。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 29.4)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合判定は中立。業種平均を上回るDOEが評価点だ。一方でPBRは業種内で際立って高く、PERも40倍台と、株価には強い成長期待が乗る。自動化需要の回復が業績で確認できるかが、水準を正当化する鍵になる。

6. よくある質問

安川電機の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.10%で、過去5年平均の1.41%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約50%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2021年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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