5821 平河ヒューテック
割高寄り- 配当利回り
- 1.74%
- 配当性向
- 44%
- DOE
- 1.64%
- 総合スコア
- 35.9pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
平河ヒューテック(5821)は非鉄金属の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5821 |
| 業種 | 非鉄金属 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.74% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 47.00円 |
| 総合判定 | 割高寄り |
| 総合スコア | 35.9 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 16年 |
| 配当性向 | 44.39% |
| PER / PBR | 35.20 / 1.37 |
| ROE | 3.99% |
| DOE(株主資本配当率) | 1.64%(業種中央値 3.22%) |
平河ヒューテックは非鉄金属の中型株です。時価総額は約657億円。直近本決算のROEは3.99%で、非鉄金属の中央値9.01%を下回ります。営業利益率は11.49%で、非鉄金属の中央値6.50%を上回ります。自己資本比率は77.06%、フリーキャッシュフローは約17.2億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の58円から2026年3月期の106円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.70% | 2.77% | 1.04% |
| 3年 | 4.70% | 2.59% | 1.04% |
| 1年 | 2.17% | 1.51% | 1.04% |
| 現在 | 1.74% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 18.50円 | 12.29% | 151円 |
| 18/03 | 18.50円 | 14.42% | 128円 |
| 19/03 | 23.50円 | 16.48% | 143円 |
| 20/03 | 25.00円 | 21.15% | 118円 |
| 21/03 | 25.00円 | 34.07% | 73円 |
| 22/03 | 27.00円 | 27.82% | 97円 |
| 23/03 | 36.00円 | 18.86% | 191円 |
| 24/03 | 36.00円 | 38.61% | 93円 |
| 25/03 | 45.00円 | 34.40% | 131円 |
| 26/03 | 47.00円 | 44.39% | 106円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは1.64%と控えめです(業種中央値は3.22%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。
いまの利回りは1.74%で、5年平均の2.77%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は4.70%でした。
直近1年の平均利回り(1.51%)は5年平均(2.77%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
派手な増配はないものの、16年間減配なし。維持力があるタイプで、これはこれで安心材料です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.74%です。5年平均の2.77%/直近1年平均の1.51%と近い水準です。過去5年のレンジは1.04%〜4.70%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2007年3月期6円、2008年3月期5円、2010年3月期4円、2011年3月期9円、2012年3月期11円、2013年3月期11円、2014年3月期11円、2015年3月期11円、2016年3月期14円、2017年3月期18円、2018年3月期18円、2019年3月期24円、2020年3月期25円、2021年3月期25円、2022年3月期27円、2023年3月期36円、2024年3月期36円、2025年3月期45円、2026年3月期47円と推移しました。連続増配は2年、非減配は16年です。直近の減配は2010年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は1.64%です。非鉄金属の中央値3.22%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)は下回ります。配当性向は44.39%で、利益に見合った水準です。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 3.99% |
| ROA | 2.90% |
| DOE | 1.64% |
| 自己資本比率 | 77.06% |
| EPS / BPS | 106 / 2728 |
| 収益性スコア | 0.98 |
| 還元スコア | 0.75 |
| 割安スコア | 1.77 |
売上高成長率は24.74%、EPS成長率は-19.07%です。EPSは2012年3月期58円、2013年3月期43円、2014年3月期48円、2015年3月期34円、2016年3月期80円、2017年3月期151円、2018年3月期128円、2019年3月期143円、2020年3月期118円、2021年3月期73円、2022年3月期97円、2023年3月期191円、2024年3月期93円、2025年3月期131円、2026年3月期106円と推移しました。ROEは3.99%で、非鉄金属の中央値9.01%を下回ります。ROAは2.90%で、非鉄金属の中央値3.97%を下回ります。営業利益率は11.49%で、非鉄金属の中央値6.50%を上回ります。自己資本比率は77.06%、フリーキャッシュフローは約17.2億円のプラスです。
4. 割安度
PERは35.20倍、PBRは1.37倍です。PBRは非鉄金属の中央値1.25倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.63倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは1.77です(収益性スコア0.98・還元スコア0.75との対比)。スコアリングの判定根拠は「業種内で割高(割安スコア>1.2)かつ収益性が業種平均未満」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2995円(利回り1.74%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1877円(利回り2.77%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1106円(利回り4.70%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 5000円(利回り1.04%) |
いまの株価は1877円(5年平均利回り水準)と5000円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約37.3%下がる計算です。
株価は1877円(5年平均利回り水準)と5000円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 割高寄り(スコア 35.9)
株価が自社の過去水準より高く、バリュエーション面のスコアが低い水準です。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
業種内で割高(割安スコア>1.2)かつ収益性が業種平均未満
+ 10年以上非減配
総合スコアは35.9点、判定は「売り妙味あり」です。加点はつぎの点です。10年以上非減配。
連続増配は2年、非減配は16年です。2010年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
平河ヒューテックの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.74%で、過去5年平均の2.77%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割高寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また16年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約44%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

