【非鉄金属】住友金属鉱山(5713)配当分析|利回り3.04%・2年連続増配

5713 住友金属鉱山

対象外
配当利回り
3.04%
配当性向
35%
DOE
3.32%
総合スコア
59.5pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード5713
業種非鉄金属
配当利回り(株価ベース)3.04%
1株配当(最新期・分割調整済)228.00円
総合判定対象外
総合スコア59.5
連続増配2年
非減配2年
配当性向35.10%
PER / PBR13.63 / 1.15
ROE8.99%
DOE(株主資本配当率)3.32%(業種中央値 3.22%)

住友金属鉱山は、非鉄金属セクターに属する資源・素材の会社です。決算は3月期で、時価総額は約2兆5,747億円あります。

収益力を見ると、営業利益率は11.85%で、業種中央値の6.50%を大きく上回ります。ROEは8.99%と業種中央値9.01%にほぼ並び、ROAは4.95%で中央値3.97%より高い水準です。

財務の土台は厚めです。自己資本比率は58.3%。PERは13.63倍、PBRは1.15倍で、PBRは業種中央値1.25倍を少し下回っています。

ただしフリーキャッシュフロー(本業と投資を差し引いた手元の資金の増減)は834億円のマイナスです。投資が先行している局面と読めますが、配当を考えるあなたには気になる数字でしょう。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年9.90%4.03%1.80%
3年9.90%3.57%1.80%
1年4.97%3.17%1.80%
現在3.04%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0322.00円—%—円
18/03100.00円25.36%394円
19/0373.00円30.03%243円
20/0378.00円35.37%221円
21/03100.00円35.14%285円
22/03301.00円29.43%1023円
23/03205.00円35.08%584円
24/0398.00円45.95%213円
25/03104.00円173.36%60円
26/03228.00円35.10%650円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.32%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.22%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 12.00 5年最大 9.90 5年平均 4.03 5年最小 1.80 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 3.04

月次の配当利回りを折れ線で描き、5年の最大・平均・最小を水準線で添えたグラフです。現在は3.04%で、5年平均4.03%を下回ります。2025年4月に7.48%まで上がった後、2026年2月に1.86%まで下がり、振れ幅の大きさが目立ちます。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 5.00 10.00 15.00 5年 最大: 9.90 9.90 5年 平均: 4.03 4.03 5年 最小: 1.80 1.80 5年 3年 最大: 9.90 9.90 3年 平均: 3.57 3.57 3年 最小: 1.80 1.80 3年 1年 最大: 4.97 4.97 1年 平均: 3.17 3.17 1年 最小: 1.80 1.80 1年 現在 3.04 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大、平均、最小を棒で並べたグラフです。平均は5年が4.03%、3年が3.57%、1年が3.17%と、期間が短いほど低くなっています。最小は全期間で1.8%です。

0.00 100.00 200.00 300.00 400.00 2017 2017年 22.00円 2018 2018年 100.00円 2019 2019年 73.00円 2020 2020年 78.00円 2021 2021年 100.00円 2022 2022年 301.00円 2023 2023年 205.00円 2024 2024年 98.00円 2025 2025年 104.00円 2026 2026年 228.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した値で描いた棒グラフです。2022年の301円が最高で、2023年205円、2024年98円と下がりました。その後は2025年が104円、2026年は228円です。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは3.04%です。5年平均の4.03%より低く、直近1年の平均3.17%もわずかに下回ります。5年間の最高は9.9%、最低は1.8%と、振れ幅はかなり大きい銘柄です。

連続増配は2年、非減配も2年。最後の減配は2024年で、2023年の205円から2024年の98円へ下がりました。その後は2025年が104円、2026年が228円です。2022年の301円という高水準から見ると、2026年はまだ届いていません。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

異常値の検知も出ています。配当性向が前年比で138.3ポイント急変しました。2025年は173.36%まで跳ね上がり、2026年は35.1%へ戻っています。2025年はEPSが59.99円まで落ちた年で、利益の落ち込みが分母に響いたためです。

DOE(株主資本に対する配当の割合。減配しにくさの目安)は3.32%で、業種中央値3.22%と同水準です。全国目安の2〜4%の範囲にも収まっています。ただし利益に連動して配当額が動いてきた履歴があるため、DOEの水準だけで安定とは読めません。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE8.99%
ROA4.95%
DOE3.32%
自己資本比率58.30%
EPS / BPS650 / 7669
収益性スコア1.36
還元スコア1.01
割安スコア0.93

利益の水準は年ごとに大きく動いてきました。EPS(1株あたり利益)は2022年の1022.77円から2023年に584.38円、2024年に213.28円、2025年に59.99円と下がり、2026年は649.57円まで戻っています。直近の増益率は9.83倍という数字です。

収益性は業種の平均を上回ります。営業利益率11.85%は中央値6.50%の約2倍、ROAも4.95%で中央値3.97%を超えました。ROEは8.99%で、中央値9.01%とほぼ同じです。

財務の安全性は自己資本比率58.3%が支えています。売上高は前期比で0.09増えました。

気になるのはフリーキャッシュフローの834億円のマイナスです。2026年の配当性向は35.1%と余裕がありますが、手元資金の流れがマイナスのままだと、将来の配当原資をどう確保するかが焦点になります。

4. 割安度

PERは13.63倍、PBRは1.15倍です。PBRは業種中央値1.25倍より低く、帳簿上の純資産に対する株価の水準は業種内でやや控えめな位置にあります。

利回りで見ると、現在の3.04%は5年平均4.03%の約75%にとどまります。スコア上の「自社利回り比」0.75と一致する数字です。3年平均3.57%、1年平均3.17%と比べても、現在の利回りは下側にあります。

割安スコアは0.926で、基準の1を下回りました。5年平均利回りの水準に株価が戻る場合は6,600円で、現在の株価8,759円との差は大きく開いています。株価の方向を示すものではなく、過去の利回りレンジとの位置関係を示す事実です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価8759円(利回り3.04%)
5年平均利回りに戻る株価6600円(利回り4.03%)
5年最高利回り時の株価2687円(利回り9.90%)
5年最低利回り時の株価14778円(利回り1.80%)

いまの株価は6600円(5年平均利回り水準)と14778円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約24.6%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 5,000 10,000 15,000 20,000 5年最低利回り水準 14,778 5年平均利回り水準 6,600 5年最高利回り水準 2,687 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 8,759

現在の株価8,759円に、年間配当266円から逆算した利回り水準の線を重ねたグラフです。5年平均利回りに当たる株価は6,600円、5年最低利回りに当たる株価は14,778円で、現在値はその間にあります。売買を推奨するものではなく、過去の利回りレンジとの位置関係を見るための線です。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 59.5)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 直近3年内に減配

総合スコアは59.5、判定は「対象外」です。内訳は収益性スコア1.356、還元スコア1.015、割安スコア0.926で、基礎スコアは1.169でした。収益性は強く、還元は標準的、割安度は基準に届いていません。

プラス材料は2つあります。利回りが3%を超えていること、そしてDOEが2%以上で業種平均以上にあることです。配当に前向きな姿勢が数字に出ています。

マイナス材料は2つです。フリーキャッシュフローが834億円のマイナスであること、そして直近3年内の2024年に減配があったことです。判定が「対象外」となったのは、この2点が効いています。

配当は利益に連動して大きく動く会社です。2022年の301円、2024年の98円、2026年の228円という履歴がそれを示しています。配当の安定を重視するあなたは、DOEの水準よりも、この変動幅とフリーキャッシュフローの推移を確認してください。連続増配は2年にとどまります。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

住友金属鉱山の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.04%で、過去5年平均の4.03%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また2年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約35%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2024年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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