5451 ヨドコウ
中立- 配当利回り
- 6.50%
- 配当性向
- 76%
- DOE
- 6.46%
- 総合スコア
- 66.1pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5451 |
| 業種 | 鉄鋼 |
| 配当利回り(株価ベース) | 6.50% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 91.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 66.1 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 7年 |
| 配当性向 | 75.52% |
| PER / PBR | 11.60 / 0.99 |
| ROE | 7.93% |
| DOE(株主資本配当率) | 6.46%(業種中央値 2.31%) |
ヨドコウは鉄鋼セクターに属し、決算期は3月です。時価総額は約2,184億円、PERは11.6倍、PBRは0.99倍。
自己資本比率は83.94%と高く、負債に頼らない財務体質です。ROEは7.93%で、鉄鋼業の中央値4.80%を上回ります。営業利益率も6.07%と、業種中央値の4.66%より厚めです。
直近の売上高は前期比6.28%減でしたが、EPSは同29.00%増の120.49円でした。減収でも1株利益が伸びている点が、この銘柄の特徴です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 9.64% | 6.70% | 4.65% |
| 3年 | 9.64% | 7.16% | 4.90% |
| 1年 | 7.76% | 6.92% | 5.87% |
| 現在 | 6.50% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 14.00円 | 31.21% | 45円 |
| 18/03 | 15.00円 | 30.24% | 50円 |
| 19/03 | 14.00円 | 33.16% | 42円 |
| 20/03 | 14.00円 | 53.38% | 26円 |
| 21/03 | 14.00円 | 34.79% | 40円 |
| 22/03 | 20.40円 | 30.02% | 68円 |
| 23/03 | 22.20円 | 30.23% | 73円 |
| 24/03 | 40.00円 | 129.63% | 31円 |
| 25/03 | 70.20円 | 75.16% | 93円 |
| 26/03 | 91.00円 | 75.52% | 120円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは6.46%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.31%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の配当利回りを折れ線で追ったグラフで、水平線は5年の最高・平均・最低を示します。直近は6.50%で、5年平均6.70%をわずかに下回る位置です。2023年4月と2025年5月に8%台へ上がっており、配当が増えた局面で利回りが跳ねる傾向が見えます。
5年・3年・1年それぞれの利回りの最大・平均・最小を並べた棒グラフです。平均は5年6.70%、3年7.16%、1年6.92%で、現在の6.50%はどの平均よりも低い位置にあります。1年の最小は5.87%、最大は7.76%でした。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。2022年の20.4円から2026年の91.0円まで、5年連続で棒が伸びています。2019年に14円へ小さく下がった以外、2017年以降に目立つ減配はありません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは6.50%です。5年平均の6.70%には届かないものの、5年の範囲では最低4.65%から最高9.64%のあいだに収まっています。直近1年に絞ると平均6.92%で、5年平均より高い水準が続いてきました。
分割調整後の1株配当は、2022年の20.4円から2026年の91.0円まで伸びています。5年連続で増配しており、非減配は7年です。最後に減配したのは2019年で、15円から14円へのわずかな後退でした。
配当性向は75.52%です。2024年には129.63%まで跳ねた時期があり、利益を超える配当を出した年が一度ありました。足元は利益の伸びが追いつき、水準は落ち着いています。
DOE(株主資本配当率。純資産に対して配当をどれだけ出すかの指標)は6.46%で、業種中央値2.31%、全国目安の2〜4%を大きく上回ります。減配しにくさの面では厚い数字ですが、還元の水準が高い分、利益が落ちれば負担も重くなります。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 7.93% |
| ROA | 6.53% |
| DOE | 6.46% |
| 自己資本比率 | 83.94% |
| EPS / BPS | 120 / 1414 |
| 収益性スコア | 1.75 |
| 還元スコア | 1.64 |
| 割安スコア | 1.76 |
ROEは7.93%、ROAは6.53%、営業利益率は6.07%です。業種中央値はそれぞれ4.80%、2.86%、4.66%で、3指標とも上回っています。
自己資本比率は83.94%。借入に頼らず事業を回せる余力があり、景気が悪化した局面でも配当原資を守りやすい構造です。フリーキャッシュフローは約147.6億円のプラスでした。
売上高は前期比6.28%減とやや縮みました。一方でEPSは29.00%増で、利益率の改善が1株利益を押し上げています。EPSは2024年の30.86円から2025年に93.4円、2026年に120.5円と戻してきました。
配当性向75.52%は、利益の4分の3を配当に回している計算です。余裕が大きいとは言えない水準なので、EPSの動きは今後も追いかける価値があります。
4. 割安度
PERは11.6倍、PBRは0.99倍です。PBRは業種中央値0.56倍を上回っており、鉄鋼業の中では純資産に対する評価が高めに付いています。
利回りで見ると、現在の6.50%は5年平均6.70%よりやや低く、自社利回り比は0.97です。スコア上の割安スコアは1.764、総合スコアは66.1で、判定は「中立」でした。判定根拠にも「割安感が乏しい」「自社平均より低利回り」とあります。
株価は1,399円。5年平均利回りに戻る株価は1,358円で、現在値はそこから2.9%ほど上に位置します。5年最低利回りに対応する株価は1,957円です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1399円(利回り6.50%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1358円(利回り6.70%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 944円(利回り9.64%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 1957円(利回り4.65%) |
いまの株価は1358円(5年平均利回り水準)と1957円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約2.9%下がる計算です。
現在の株価1,399円と、利回りから逆算した株価の目安線を重ねた折れ線です。5年平均利回りに戻る株価は1,358円、5年最低利回りに対応する株価は1,957円で、現在値は前者より2.9%上にあります。売買を推奨するものではなく、過去の利回りレンジとの位置関係を示す図です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 66.1)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 5年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 配当性向70%超
総合スコアは66.1、判定は「中立」です。加点材料は5年連続増配と、DOEが2%以上かつ業種平均以上という還元姿勢。注意点は配当性向が70%を超えていることです。
配当の伸びは数字が裏づけています。1株配当は2022年の20.4円から91.0円へ約4.5倍になり、利回りも6.50%と高めです。ただし利回りは5年平均を下回り、割安スコアも強くありません。今の株価に、配当の魅力はすでに織り込まれています。
見ておきたいのは、配当性向75.52%の持続性です。2024年には129.63%まで上がった年があり、利益の変動が配当に響く場面は過去にありました。EPSが120円台を維持できるかが、今後の増配余地を左右します。自己資本比率84%という厚い財務が、その変動を受け止める土台になっています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
ヨドコウの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは6.50%で、過去5年平均の6.70%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また7年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約76%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2019年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

